皆さんは“処女捨て島”の存在をご存知でしょうか。現在、奥手な性格の女性の中には、性経験のないまま年齢を重ねる高齢処女の方も多くいると聞きます。そんな女性は手っ取り早く処女を捨て、第2の人生のスタートを切るために処女捨て島を目指す人も珍しくないのだとか。
出会い系サイトで会うより味がある
「今、もしも処女を捨てたいと思ったら出会い系サイトで会った男とやるのが手っ取り早いかもしれません。でもネットで会って捨てるのはなんか味気ないじゃないですか。そう思っている人はみんな処女捨て島に流れるんですよね」
そう語るのは、今年、友人と共に処女捨て島に上陸したというA子さん(33歳)。
「友人のB子と出会ったのは10年以上前の“処女捨て免許合宿”だったんです。なぜそう呼ばれているかと言うと、私の地元には免許合宿用の寮が男女共同の所があるんですね。階ごとに男女の部屋は別れていますが、1階には共用スペースがあるので、一つ屋根の下にいたら男がそのうち女を部屋に誘い、処女が失われるというのが地元では常識でした。
それで私も行ったんですけど、大人しい性格というものあり、まったく声がかからず、ロビーで1人ポツンとしていたんです。そこで同じように1人でいたのがB子でした。結局彼女も処女を捨てられず合宿所を出ることに……。それからしばらくは疎遠になっていたんですけど、ひょんなことからフェイスブックで再会し、お茶するような関係になったんです。そしてその時にお互いまだ処女だということを知りました」
33歳にして処女ということに意気投合した2人は、処女捨て島上陸作戦を決行する。しかし処女捨て島と呼ばれた伊豆諸島の新島は以前ほど活気がないとも聞くが……。
現代の処女捨て島は九州にある
「現代の処女捨て島といったら新島でなく、九州にある島なんですよ。休日は多くの処女を奪いたい者と捨てたがっている者が集まると聞きます。それで私達は港から約10分、フェリーに乗って処女捨て島へ向かいました。
島に着いた途端、B子は本当に積極的でしたね。『フェリーにいましたよね』とか言ってどんどん男に話かけてましたから。そのうち1人のボーッと歩いていた冴えない感じの男の子に話しかけたと思ったら、そのまま茂みに消えていったんです。
しばらくして出てきた彼女は満面の笑みで『食べられちゃった……私ついに食べられちゃったよ』と目を潤ませながら言っていました。ちなみに彼女は極太バイブレーションで10年以上慣れさせているためか、痛みはほとんど感じなかったそうです」
一方、A子さんはどうなったのだろうか。
「私は結局、自分から話しかけることも、ナンパされることもなく、海を楽しんだだけで終わりました。でもこのままじゃ諦め切れません。ちょっと夏はオシャレしすぎちゃったんで、処女アピールができなかったんですよね。やっぱり処女捨て島なのだから、あの場所は処女を好むバージンハンターの殿方が多いと思うんですよ。実際、島には性体験を早くに済ませてそうなギャル系の子もけっこういる。だからちゃんと生粋の処女を求めている人のために、わかりやすい格好をしてあげなきゃって思うんです。だから次はもっと地味な格好で行こうと思います。再び上陸して、今度こそ処女を捨てたいですね」
果たしてA子さんは処女を捨てられるのだろうか……。
(篠田エレナ)