女性誌での占い特集や、人気バラエティ番組出演など、占い好きなら知らない人はいない程の人気を誇る占い師・水晶玉子先生。書き込み式ダイアリー『開運・和暦ダイアリー2023』の発売を記念して、11月6日(日)に世界文化社が主催・運営するカルチャー教室セブンアカデミーにて「和暦活用術」の講座が開催されました。
開運日のほか、要注意日もひと目でわかるこのダイアリー。本記事では、水晶先生の講座の一部を抜粋して紹介。「天中殺」や「水星逆行」など要注意日の過ごし方と、気になる2023年の運気について見ていきましょう!

『水晶玉子 開運・和暦ダイアリー 2023』(世界文化社)、好評発売中。
天中殺は「運気の変わり目」。怖がる必要なし!
天中殺とは、干支において天が味方をしてくれない時期のこと。12年に2年間、12ヵ月に2ヵ月間、12日に2日間といったペースで巡ってきます。
占いが好きな人の中には、天中殺を「悪いことが起こる時期」と認識している人も多いかもしれません。実際に、天中殺のあいだは普段と違うことが起こりやすく、背中に羽根が生えてふわふわ飛んでいるような、地に足の着かない状態が続きます。
外見をガラリと変えたくなったり、普段の自分ならしないような行動をとったりするなど、意外なことが次々起こる時期。その最中はあまり意識していなくても、天中殺が終わってから「あのときの衝動は何だったのだろう」と思うことも。
つまり、天中殺とは「運気の変わり目」です。基本的には悪いことが起こるときというよりは、次に着地する場所を探して普段の生活の枠を越えて飛び回っている期間と考えましょう。
2023年は、寅卯天中殺の人にとって要注意な年。2、3月には天中殺の年、天中殺の月、天中殺の日が重なる「トリプル天中殺」もやってきます。衝動的に何かをしたくなったり、自分ではコントロールできない出来事に巻き込まれたりする可能性も……。ダイアリーの巻末で自分の誕生日をチェックして、「寅卯天中殺」と書かれている日は、普段以上に注意して過ごしてくださいね。
天中殺のあいだにするといいのは、学ぶこと。先入観が取り払われる時期なので、興味がある分野の勉強をするとダイレクトに身につきますよ。たとえ期間限定の体験になっても有意義なはずです。
「水星逆行」を把握してトラブルを回避しよう
「和暦」がベースとなっていますが、ダイアリーには「水星逆行」の期間も載せました。
水星は、西洋占星術で、知性やコミュニケーションを司る星。これが通常の公転軌道と逆方向に動いているように見える「水星逆行」の時期は、スケジュールやコミュニケーションにトラブルが発生しやすいといわれています。
天中殺と似ているようですが、水星逆行の時期も、カン違い、ミスなど「なんでこんなことをしたんだろう?」と思うような行動をとりがちです。待っていた物が届かなかったり、交通の遅延に巻き込まれたりして、物事がスムーズに進まないこともよくあります。
ダイアリーで「水星逆行」を確認したら、その日は家を早く出たり、メールを早めに返信したりするなど、確認を丁寧にしたり、普段より慎重に過ごしましょう。
もしもトラブルがあっても、落ち込みすぎずに「水星逆行だから仕方ない」と考えることも大切。誰かがミスをしても「水星逆行だから仕方ないね」と、やさしい気持ちで受け止められると、ちょっと救われると思います。
2023年の運気は?
さて、2023年はどんな1年になるでしょうか?
干支(えと)とは、もともと十干(じっかん)というものと、十二支の組み合わせです。
2022年の干支は壬寅(みずのえとら)でした。十干の壬のイメージは海。2020年に、粉々になったものが混じり合った混沌とした海のようなものの中で、皆が何かをつかもうとしているような状態が2022年でした。そこから寅のようなものが飛び出したかのごとく、大きな出来事が次々起こり、時代の空気が大きく変わってきました。
これに続く2023年の干支は、癸卯(みずのとう)。癸のイメージは、雨や雫などの小さな水滴です。壬が清濁併せ呑むような混じりけのある水なのに対して、癸はきれいな水。色々なものが混ざった水を濾過(ろか)して、飲める水にしていく1年になるでしょう。
十干は、甲で始まり、癸で終わります。つまり、2023年でひとつのサイクルが終わるのです。世の中を注意深く観察してみると、終息に向かっていく事柄がたくさんあることに気づくでしょう。
特別大きな出来事は起こらないかもしれませんが、現在の混沌とした状況をどう整理するかということに、心を砕かく1年になると思います。正しくない情報やフェイクニュースに流されず、自分が納得できる情報を丁寧に選り分けて、2024年から始まる新しいサイクルに備えたいですね。
水のほかに癸が象徴するのは、古くて伝統のあるもの。和服や伝統芸能、由緒ある寺社仏閣などは、2023年のラッキーアイテム・スポットといえるでしょう。
また、癸は、学びを深めるのにも最適な年といえます。時間をかけて知識を身につけ、丁寧に醸成していくことが、開運への近道になるはずです。
自分が大事にしたいもの、未来につなげたいものをいろいろ探っていくのもいい。時間をかけて学びたいことがあれば、この機会にじっくり取り組んでみてください。
「開運日」が、何かを始めるきっかけに
運気を良くするために一番大切なのは、気分転換をすることです。ひとつの出来事や、ひとつの考えにとらわれると、かえって澱んできてしまいます。何かひとつのことを貫くためにも小さなリニューアル、気分転換を積み重ねて、つないでいくことが必要でしょう。
心をコントロールしたり、新しいことを始めたりするきっかけとして、一粒万倍日や天赦日、大安など「開運日」を利用してみてください。
立ち上がるのが面倒くさくても、ダイアリーを見れば「吉日だから、今日のうちにやってしまおう!」と、気持ちが奮い立つかもしれません。
撮影/伏見早織(世界文化ホールディングス)
ヘア&メイク、着付け/瑳峨直美
衣装協力/創作きもの にしお(帯)
(構成:東谷好依、編集:安次富陽子)
■アーカイブ配信情報
十二支占いや天中殺の賢い過ごし方などのダイアリーの活用法を、水晶先生が詳しく解説する本イベントのオンライン講座がアーカイブ配信中。
講座タイトル: 『水晶玉子 開運・和暦ダイアリー2023』出版記念イベント いい日をみつけて運を開いていく!水晶玉子流゛和の暦”の活用術
配信期間:2022/12/6~2023/1/31
視聴料金:3300円(税込) ※繰り返し視聴可能
申込:Peatix内セブンアカデミーページ