ヘアケアの基本はブラッシング! 髪タイプ別・ブラシの選び方【くせ毛×ボリューム不足】

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年を重ねるにつれて髪の毛が細くなってきた気がする」「頭頂部がぺたんこになってきた」「梅雨の季節はうねりがひどくなる」--。

髪についてのお悩みは尽きないもの……。 

そこで、「直毛×ボリューミー」「直毛×ボリューム不足」「くせ毛(うねり毛)×ボリューミー」「くせ毛(うねり毛)×ボリューム不足」の4タイプに分け、それぞれのタイプに合ったヘアケアについて毛髪診断士の齊藤あき(さいとう・あき)さんに伺いました。

今回のテーマは正しいブラッシングの方法とブラシの選び方です。

ブラッシングはヘアケアの基本

——正しいブラッシングの仕方を教えてください。

齊藤あきさん(以下、齊藤):ブラッシングはヘアケアの基本です。頭皮の脂分が髪の毛をコーティングし、ツヤが出ます。また、頭皮に刺激を与えることで血行促進にもつながります。もちろん、頭皮や髪の毛の汚れを落とす役割もあります。

具体的な方法としては、ミディアムからロングの方は、髪が絡まりやすいので、まず毛先をきちんとほぐします。そのあと、生え際から頭頂部に向かって、頭皮をブラッシングしましょう。頭の中央に向かってブラッシングをすると、血行が良くなって顔のリフトアップにもつながります。「顔が疲れてるな……」と感じたら、ブラッシングするだけでも、顔が生き生きします。逆に向かってブラッシングしてしまうと、顔のたるみの原因になってしまうので注意してください。また、ショートの方も、基本は同じようにブラッシングしてください。

——ブラッシングの頻度は、どのくらいがおすすめでしょうか?

齊藤:朝晩は、ブラッシングをしたほうがいいですね。朝はスタイリング前に、夜はシャンプー前にブラッシングしましょう。本当は、日中もしたほうがいいんですけど、髪をセットしていたり、結んでいる場合もあるので……。もし、自宅にいるときは、日中もされたほうがいいと思います。

安いブラシをこまめに買い替える

——ブラシの取り扱いで注意点はありますか?

齊藤:ブラッシングのときに、劣化したブラシを使うと、頭皮や髪を傷めてしまう場合があるので、安いものをこまめに買い替えていただいたほうがいいですね。毎日、同じブラシを使っていると、ブラシの先が欠けてしまったり、ホコリが詰まってしまったりしますよね? お手入れが面倒な方は高いブラシを買ってしまうと、もったいなくて捨てられなかったりということもあるので、安いブラシを買って、劣化したり汚れたりしたら、新しいものに買い替えたほうがいいと思います。もちろん、きちんと手入れできるのであれば、高いブラシを使っていただいても構いません。

とにかく、ブラシを清潔に保つことが大切です。ブラシをきれいにするときは、洗面器にシャンプーを垂らして泡立てて、その中に少し漬けておきましょう。また、「デンマンブラシ」や「スケルトンブラシ」、「クッションブラシ」などは、ブラシのサイズに切ったガーゼをはめて、その都度取り替えれば、ずっと清潔に使えます。

ブラシはメインで使うものとスタイリング用の2本あると理想的です。

「くせ毛×ボリューム不足」の人におすすめのブラシは?

——では、具体的に髪質によるブラシの選び方を教えてください。

齊藤:「くせ毛×ボリューム不足」の方は、髪の毛が細いので、やわらかい豚毛を使った「獣毛ブラシ」や「クッションブラシ」がいいと思います。また、頭皮マッサージができる「パドルブラシ」もおすすめです。ボリューム不足の方は、とにかく血行を意識しましょう。

カヌーのパドルに由来するパドルブラシ

スタイリングで、髪の根本にボリュームを出したい場合は、「スケルトンブラシ」を使いましょう。ただし、ロングの方で、くせ毛を伸ばしたいのであれば、「ロールブラシ」の方がきれいに伸びます。自分のヘアスタイルや好みに合わせて、ブラシを使い分けてみてください。

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髪タイプ「直毛×ボリューミー」「直毛×ボリューム不足」「くせ毛(うねり毛)×ボリューミー」「くせ毛(うねり毛)×ボリューム不足」の4タイプに分け、それぞれのタイプに合ったヘアケアについて、毛髪診断士の齊藤あきさんに伺います。

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