4割が「9月病」の経験あり。予防のためにできることは?

4割が「9月病」の経験あり。予防のためにできることは?

漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社は、「2022年、日本が向き合う12の暮らしの不調」と題し、1年間を通して季節や流行に応じた漢方情報を発信しています。8月のテーマは「9月病」。このたび行われた、実態調査*の結果と「9月病」予防のポイントを紹介します。

*調査概要
調査対象:全国の20代~70代の男女200名(有効回答数) 
調査期間:2022年8月2日 ~ 2022年8月4日
調査方法:インターネットアンケート/クラシエ調べ(株式会社ドゥ・ハウスmyアンケートlight利用)

「9月病」の認知度は低いけれど…

秋に向けて、朝晩の冷え込みを感じるようになる8月末。こうした季節の変わり目に、「気分の落ち込み」や「疲れやすい」など、心身に不調を生じる方は多いようです。この不調について、クラシエ薬品は「実はそうした夏の終わりの不調は、『5月病』ならぬ『9月病』と呼ばれています」と言います。

クラシエ薬品が発表したリリースによると、「『9月病』とは、夏休みが明けて仕事や学校が始まる9月の時期に、急激な温度変化も影響して心や体の調子を崩してしまい、仕事や学業にうまく復帰できないことを指します」とのこと。

調査を行った、全国の20代~70代の男女200名の間では、「9月病」について「知っている」は16.5%にとどまりましたが、実際に不調を感じたことがある人は約4割いることがわかりました。特に若い世代の経験率が高い傾向があるようです。

「やる気が出ない」

不調を感じたことがあると答えた人に、具体的な不調について聞くと、「やる気が出ない」が63.3%で最も多くなりました。続いて「気分の落ち込み」も48.1%となっており、メンタル面で「9月病」の症状を実感する人が多い傾向が見えました。

身体面では、「疲れやすい」(48.1%)に加え、「眠れない」(38.0%)、「朝起きられない」(30.4%)といった睡眠に関連した不調も多くの人が経験していることが分かります。

『9月病』の原因や症状は?

原因と症状について、クラシエ薬品からの説明を紹介します。

『9月病』は年代や性別に限らず、誰にでも症状が現れる可能性があるため注意が必要です。特に大きな原因として考えられるのは「不安・ストレス」と「気候の変化」の2つです。

「不安・ストレス」

夏休みが明けて仕事や学校が始まる9月ですが、気持ちの切り替えが中々できなかったり、学生は新学期への不安、社会人は部署換え・転勤など、環境の変化があったりと、ストレスを感じやすい時期です。さらに夏の暑さによる疲れも相まって、自律神経のバランスが乱れ、心身の不調を引き起こしやすくなります。

「気候の変化」

9月は気候の変化も大きい時期のため、気温の低下や寒暖差に体がついていけず、不調に陥ることがあります。また、日照時間が短くなることも影響しています。日を浴びる時間が短くなると、体内でセロトニンという物質の分泌が抑制され、「気分の落ち込み」や「集中力の低下」といった、抑うつ症状が生じます。

●具体的な症状やチェックポイントを紹介
 『9月病』には「不眠」や「気分の落ち込み」など様々な症状がありますが、体と心それぞれの不調があります。下記の症状やポイントが、複数当てはまったり、長期間に続く場合には注意が必要です。

漢方視点で見る『9月病』

 漢方では、精神のバランスは気持ちの“気”である「気(き)」がコントロールしていると考えています。気の巡りが良く整った状態では、精神バランスも良くなり、気持ちも安定しますが、気の巡りが悪くなり滞ると、精神バランスが乱れ、気持ちも不安定になり身体の不調にも繋がると考えられています。

こうした状態を、漢方では「気滞(きたい)」と呼んでいます。「気滞」に陥ると、イライラや憂鬱などの精神不安症状や、それに伴う不眠やのどのつかえ感などの身体症状が現れやすくなります。

 「気滞」に陥る原因の一つはストレスであるため、前述のとおり不安・ストレスの多い9月の時期は「気滞」の症状も現れやすいと考えられます。また、漢方では秋の季節は五臓の「肺」に影響が出やすいとされており、「肺」と関わりの深い“悲しみ” や“憂い”といった感情のコントロールが難しくなると考えられています。

『9月病』予防のためにできること

『9月病』の予防には、「睡眠習慣を整えること」と「適度な運動をすること」が重要です。下記のポイント意識して、生活習慣を整えるように意識しましょう。また、『9月病』の兆候を感じたら、早い段階で漢方薬を使用するのも良いかもしれません。

適度な運動を心掛ける

コロナ禍では特に運動不足になりがちですが、日常的に意識して体を動かすことが大事です。激しい運動でなくても、積極的に歩く、なるべく階段を使う、軽い筋トレ、ストレッチなど、負担の少ない運動がおすすめです。

規則正しい睡眠をとる

正しい睡眠は、体の疲れだけでなく心の疲れを回復するためにも重要です。寝る時間と起きる時間のリズムを一定に保ち、夜更かしせず6~7時間の睡眠時間を確保することを心掛けましょう。また、寝る前にスマートフォンやパソコンなどの画面を見てしまうと、脳が覚醒して寝つきが悪くなってしまうため、就寝前は控えましょう。

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