第一三共ヘルスケアが働く世代の「睡眠」を調査。専門医のコメントも紹介

第一三共ヘルスケアが働く世代の「睡眠」を調査。専門医のコメントも紹介

寝付きが悪い、途中で目覚める、寝起きがスッキリしない……。私たちの活動に重要な「睡眠」。みんなはどのくらい充実しているのでしょうか。

このたび、第一三共ヘルスケアは、20代〜60代の働く男女を対象に「睡眠に関する調査」を実施。調査の結果、働く世代の8割以上の人が、睡眠に関して何らかの悩みを抱えていることなどがわかりました。

調査結果の一部を、日本睡眠学会専門医の中村真樹先生の解説とともに紹介します。

中村真樹先生 プロフィール。日本睡眠学会専門医。東北大学医学部卒業・東北大学大学院医学系研究科修了後、東北大学病院精神科で助教、外来医長を務める。その後、睡眠総合ケアクリニック代々木院長を経て、2017年「青山・表参道睡眠ストレスクリニック」を開院。ビジネスパーソン向けの書籍『仕事が冴える眠活法』(三笠書房)を執筆。

平日の平均睡眠時間は「6時間台」が最多

平日(仕事のある日)の平均睡眠時間をあげてもらったところ、最も回答が集まったのは「6時間台」(35.8%)でした。また、「7時間未満」の人の合計は約7割(66.8%)となり、推奨される7~9時間の睡眠を取れていない人が多い結果となりました。

■中村先生のコメント
「6時間台」の人が多いようですが、医学的にみると、働く世代の睡眠時間は7~9時間が推奨されています。「7時間未満」と回答した約7割の方は睡眠が足りていません。睡眠不足が3~4日続くと、睡眠不足の状態に身体が慣れてしまい習慣化してしまう、いわゆる「かくれ寝不足」の状態に陥ることがあります。人により必要な睡眠時間に個人差はありますが、休日に目覚ましをかけずに眠り、平日よりも2時間以上長く眠ることがあれば、睡眠時間が足りていない可能性があります。

「子ども・大人・高齢者それぞれで推奨される睡眠時間」
出典:くすりと健康の情報局(第一三共ヘルスケア) 

睡眠に対する満足度は?

睡眠に対する満足度については、「満足していない(全く満足していない+あまり満足していない)」と回答した人が4割を超え(42.5%)、「大変満足している」「満足している」と回答した人の合計(30.2%)よりも10ポイント以上多い結果となりました。

性年代別では、50代男性の6割以上(64.3%)が「満足していない」と回答。続いて40代男性も半数以上(53.9%)、50代女性も約半数(50.7%)が「満足していない」と回答しています。ミドル世代は他の世代よりも睡眠満足度が低い傾向が見られました。

■中村先生のコメント
良い睡眠のポイントは、量(睡眠時間)・質(安定した眠り)・タイミング(規則正しい睡眠)の3点です。40~50代のミドル世代は、日常生活・仕事の自己管理は比較的できているので、ストレスや生活習慣など何かしらの影響があるのかもしれません。ミドル世代に限らず、寝不足は生活習慣病や認知症のリスクが高まるため注意が必要です。

1週間あたりの中途覚醒の頻度は?

入眠してから朝起きるまでに途中で目覚める「中途覚醒」の頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」という回答が約3割(27.9%)でした。週1回以上の割合を合計すると7割以上(75.3%)に上り、中途覚醒を経験している人が多いことがわかりました

■中村先生のコメント
入眠してから起床するまでに目が覚める「中途覚醒」ですが、原因は一概には言えず、人それぞれです。また、中途覚醒があるから良くないと単純に捉えるのではなく、“中途覚醒が原因で日中に問題が起こっているか”、ということがポイントです。たとえば夜中に目が覚めてお手洗いに行った後、またすぐに眠れる場合はさほど問題ではありません。データとしては、年齢が上がるにつれ中途覚醒は増える傾向にあります。

約8割が「睡眠に関して悩みがある」

睡眠に関して抱えている悩みについて聞くと、8割以上の人(81.3%)が何かしらの悩みを抱えていることがわかりました。特に「睡眠中に途中で起きてしまう」(41.6%)人が最も多く、次に「寝ても疲れが取れない」(35.2%)、「起床後も眠気を感じる」(30.1%)が続きました。

■中村先生のコメント
ここ数年はコロナ禍で不眠の悩みが増えた、という声をよく聞きます。一方で、日中に眠くなる、という悩みは減ったように思います。コロナ禍での社会情勢の変化、特に働き方の変化により、在宅勤務で通勤時間がなくなったことによって、その分、睡眠時間が増えたことが影響しているようです。しかし、最近は在宅勤務から出社勤務に戻り始めたことで睡眠が不規則になり、いわゆる「社会的時差ボケ(ソーシャル・ジェットラグ)」を起こしている人が一時的に増えた印象があります。

■調査概要
実施時期: 2022年6月17日(金)~24日(金)
調査方法: インターネット調査
調査対象: 全国の20~60代の有職者男女 745人
 男性 20代:75人、30代:73人、40代:76人、50代:73人、60代:77人
 女性 20代:76人、30代:74人、40代:75人、50代:71人、60代:75人
※グラフの構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合があります。

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