昨年の国際女性デー3月8日を皮切りに、女性の健康をサポートするプロジェクト「GU BODY LAB」を始動したジーユー。今年の3月8日にもメディア発表会を開き、その活動をさらに推し進め、「若年層が女性の体を知るための啓発活動を強化する」と発表しました。国民的キャラクターであるサンリオのハローキティとコラボレーションした吸水ショーツも発売し、10代、20代の女性達へアプローチしていく計画です。
GU BODY LABは、女性特有の健康課題に着目して日々客から寄せられる悩みに寄り添い、女性がより自分らしく、快適な毎日を楽しめるような商品を届けるプロジェクト。
昨年の3月18日には吸水ショーツを発売し、1,490円という買いやすい価格も追い風となり、その認知や浸透に大きく貢献しました。また、オムロン ヘルスケアや「ルナルナ(LUNALUNA)」を運営するエムティーアイと共同で、女性の健康に関する情報発信活動も行っています。
ファッションを入り口に、健康につながる情報を発信
GU BODY LABは、今後の活動指針として「若年層の女性への健康サポートにフォーカスする」と発表。
メディア発表会では、ジーユーのインナーチームマーケティングリーダーの小野寺智子さんが登壇し、「5000人にアンケートを実施し、『ホルモンバランスの変化によって、からだや心に変化が起こることを知っていますか?』という質問に対し、20代の30%の人が『知らない』と回答しました。体の変化が起こる前、そしてこれから長く生理と付き合う10代、20代の若者層にも、知識として提供すること、知ってもらうことが大事だという結論に至りました」と経緯を説明しました。
また、トレンドのファッションを提供するジーユーができることとして、小野寺さんは「若い方に興味を持っていただく入り口として、身近なファッションがあると思っています。ファッションを入り口に、健康につながる情報を発信することで、より多くの女性に興味を持ってもらい、ご自身の体調を考えるきっかけを提供し、ひいては継続的に情報発信することで、世の中の健康リテラシーの向上につながれば」と力を込めました。
教育機関と連携も視野に、「知る』機会を提供
GU BODY LABは今後の新たな取り組みとして、教育機関とも連携し、若年層の啓発活動に着手していく予定。「未来からだプロジェクト」と題して、これから先、未来に起こる体やホルモンの変化について、「知る」機会を提供していく計画です。
また、オムロン ヘルスケアの調査によると、親子で月経に関する教育や会話をしている2人に1人が、月経の教育に不安を感じていることも判明。その理由として「月経教育の仕方がわからない、知識不足を感じる」といった悩みを母親自身が抱えていることがわかりました。
オムロン ヘルスケアでは2017年より、思春期の中学生、高校生を対象に体の成長やお互いを尊重し合う大切さを学ぶ教材を教育機関や学校へ無償提供しており、延べ1000校の学生が活用しています。
小野寺さんは「こちらをベースに、GU BODY LABの活動として、ご自身の未来のからだについて身近に感じていただけるよう、『知る』機会を提供することで、若年層へアプローチしていきたいと思います」と今後の展開を明かしました。
ジーユー銀座店4階にはGU BODY LABのポップアップブースも登場
ジーユーは、ハローキティとのコラボアイテム発売日である3月8日から3月31日まで、ジーユー銀座店4階にGU BODY LABの商品を並べたポップアップブースを設置。3月13日はハローキティも来店し、にぎわいを見せました。
ポップアップブースでは、女性の体に関する基本的な情報を、ハローキティと一緒にわかりやすく紹介したリーフレット「FEMALE LIFESTYLE FACT BOOK vol.2」が配布されており、壁面にはその内容をパネルにして展示。ハローキティが案内役となって、ホルモンバランスや月経のサイクルについて解説する内容となっています。
下記でもその内容を見ることができます。
https://www.gu-global.com/jp/ja/corp/company/pressrelease/pdf/femalelifestylefactbook2/

既存の「トリプルガードショーツ(レギュラー)<1,490円>」と「トリプルガードショーツ(ハイウエストボクサー)<1,990円>」は、吸水シートを薄くしたり、クロッチ(股部分)の切り替えをフラットにして肌あたりを良くしたりなどアップデート
「フェムテック」という言葉は2021年の新語・流行語大賞にノミネートされ、フェムテック・フェムケア市場は、2021年に635億円市場となり、前年比106.4%で成長しています(出典:矢野経済研究所)。
吸水ショーツをはじめ、さまざまなフェムテック・フェムケア商品が広がり、女性誌やメディアでは関連情報が盛んに取り上げられる一方で、親は子供への月経教育に不安を感じていたり、実は自分の体について知らなかったりすることも……。ジーユーの売り場が若いうちから正しい情報に触れる機会になると同時に、男性も含めた社会全体が正しい情報に触れる機会が増えることを願います。