リファレンスチェックのメリット・デメリットは? 『ミドルの転職』が調査 

リファレンスチェックのメリット・デメリットは? 『ミドルの転職』が調査 

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社は、運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「リファレンスチェック」についてアンケートを行ない、1,257名から回答を得ました。

調査の結果、リファレンスチェックのメリットの第1位は「面接内容や職務経歴書の裏付け」、デメリットは「転職がわかってしまうこと」だと感じていることなどがわかりました。

リファレンスチェックとは?

調査を行った、エン・ジャパンは「リファレンスチェック」について以下のように説明します。「企業が採用候補者の許可を得て、候補者と一緒に働いたことのある現職や前職の上司・同僚・部下に、過去の業務内容や仕事ぶり、人柄、経歴などをヒアリングして採用選考の参考にすることを指す」。

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まず、「“リファレンスチェック”という言葉をご存知ですか?」という質問に、44%が「知っている」(内容も含めて知っている:21%、概要を知っている:23%)と回答しました。年収別に見ると、年収1000万円未満の認知度が39%(同17%、22%)なのに対し、年収1000万円以上は68%(同43%、25%)と認知度に差がありました。

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リファレンスチェックについて説明した上で、「志望企業の選考プロセスにリファレンスチェックがある場合、実施に関してどんな印象を持たれますか?」と伺うと52%が「問題はない」(対応に問題はない:27%、どちらかといえば問題はない:25%)と回答しました。

■「対応に問題はない」「どちらかといえば問題はない」と回答した方

・仕事ぶりや人柄に関しては、一緒に働いた事のある方々からヒアリングしてもらったほうが伝わりやすいように思う。(37歳男性/年収1000万円未満)

・職場では能力を認められているから。年齢、性別から若年層より不利なため、かえってリファレンスチェックをしてもらったほうが、転職に有利になると思うため。(48歳女性/年収1000万円未満)

■「どちらかといえば問題がある」「対応をしたくない」と回答した方

・関係性によって好き嫌いがあり、回答が良くも悪くもなる可能性があるので、公平性に問題が生じる印象がある。(47歳男性/年収1000万円以上)

・現職の関係者となると、転職活動が露見してしまい、今後の職場関係に影響が出ると考えられるため。現職でなければ良いと思います。(53歳男性/年収1000万円未満)

リファレンスチェックのメリット・デメリットは?

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リファレンスチェックのメリット/デメリットと感じることについての質問では、メリットの第1位は「面接や職務経歴書が事実であることの裏付けができる」(40%)。次いで、「客観的に過去の実績や人となりを伝えることができる」(39%)でした。

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一方、デメリットとしては「同僚や上司に転職を考えていることがわかってしまう」(43%)が最多となりました。次いで、「ネガティブなコメントにより不採用になる可能性がある」(35%)でした。


【調査概要】
調査方法 :インターネットによるアンケート
調査対象 :『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
有効回答数:1,257名
調査期間 :2021年11月15日~2022年1月4日

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