寒い冬、理想的な睡眠環境のポイントは? パナソニック 睡眠改善インストラクターが伝授

寒さが厳しい1月。よく眠れていますか?
このたび、パナソニックは20代~60代の男女550名に冬の睡眠について調査を行いました。その結果、約65%の人が「寒さなどが原因で睡眠の質が下がると感じる」と回答したことなどがわかりました。
睡眠の質の低下を感じる
「冬の時期(12月~2月)、寒さなどが原因で睡眠の質が下がると感じることがありますか?」という質問に、64.5%が「感じる」(とても感じる:20.4%、やや感じる:44.5%の合計)と回答しました。
また、「正月休みに遅寝遅起きの生活になってしまい、休み明けに通常の起床時間に起きるのがつらいなどの体内時計の乱れ(セルフ時差ボケ)を感じたことがありますか?」という質問では、「はい」が47.8%、「いいえ」が43.1%と、僅差でしたがセルフ時差ボケを感じたことのある人が多いことがわかりました。
眠る時にエアコンを使用している?
「冬の睡眠時のエアコン使用で最も多い使用法を教えてください」という質問では、「使用していない」が68.2%と最多となり、「朝まで使用している」が9.8%、「オフタイマーを設定して睡眠時から一定の時間使用している」が20.9%でした。
「冬の睡眠時のエアコン使用の悩みはありますか?」と聞いたところ、「乾燥」(66.9%)、「音がする」(20.7%)、「風が当たる」(18.9%)、「暖まりすぎる」(17.2%)という結果となり、これらの悩みが、エアコン使用を避ける要因であると考えられます。
理想的な睡眠環境のために温湿度のコントロールを
これらの調査結果を受け、パナソニックの睡眠改善インストラクター・菊地真由美さんは以下のようにアドバイスしました。
理想的な睡眠環境を実現するためには、繊細な温湿度コントロールが必要不可欠です。個人差がありますが、温度は20℃、湿度は50%前後くらいがちょうどよいと言われています。就寝時にエアコンを使うなら、室温は20℃前後、暖かい空気は上に向かうため風向きは下にして稼働し続ける方が快適です。
ですが、エアコンの空気が苦手・乾燥してしまうという人におすすめなのは、就寝の20〜30分前に寝具をめくってエアコンをつけておく方法です。これなら寝具が温まって、入った時にヒヤッとすることもなく、温めすぎて深部体温を下げる妨げになることもなりません。エアコン以外にも、布団乾燥機で寝具を温めても良いでしょう。布団乾燥機なら、湿気対策やダニ対策にもなるのでおすすめです。
また、加湿機能つきの空気清浄機を併用するのもおすすめです。加湿機能で湿度コントロールを行いながら、空気の流れをつくることができるので、部屋の空気を循環してくれます。お部屋全体の湿度を保つのが難しいという方は、顔周りだけのスポット的な加湿でも構いませんし、のどの保湿には寝る直前にお水を飲んだり、枕元にペットボトルなどを置いて適宜水分補給したりすることでも効果はあります。
「冬の睡眠実態調査」概要
調査地域:全国
調査期間:2021年11月30日
調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
調査対象:20~60代の男女
有効回答:550名(男性:275名、女性:275名)
※本記事の調査結果はすべて「パナソニック調べ」によるものです。