あっという間に、年の瀬です。今年の話題を振り返ってみると、バカッターに嫌韓、ユニセフ募金ピンハネ疑惑、シマムラパクリ炎上…。これまではネット空間に限定されていたネットユーザーの声が、急激なスマホ・ソーシャルの普及を背景に大きな影響力を持つようになり、新聞やTVでも大きく取り上げられるようになりました。
芸能人に対しても、ネットの声は影響力を増す一方です。ここでは今年の女性芸能人のネットでの叩かれ度合いをランキングでご紹介しましょう。
【3位】紗栄子
ダルビッシュとの離婚後は「定期的に炎上ネタを投下→結果的に自分の露出が増える」という、なかなか得難いポストを欲しいままにしている紗栄子。“今年ならでは”感がまったくないのですが、実際ネットでは他を圧倒する叩かれぶりを披露しているため、ランクインさせないわけにはいきませんでした。以下、今年の主な叩かれネタです。
・雑誌「女性自身」の「嫌いなママタレランキング」1位
・子どものための手作り弁当が「まるで三角コーナーの中身」と話題に
・着物姿の合わせ目が「左前」の写真をブログに掲載、後に写真が反転しただけと釈明
・クリスマスイブにセミヌード掲載の写真集を発売、批判殺到
着物を左前に着たっぽい写真や、簡単なお弁当をブログにアップしただけでこんなに注目されるなんて、本当にスゴイことです。同ポストには辻希美という強力なライバルもいますが、今年の辻ネタは数はあれどもひとつひとつのパンチがイマイチ。単純に、子どもネタも3人目ともなると食傷気味になってきたということもありますが…。
【2位】美奈子
“ビッグダディ”こと林下清志氏の前妻で、7月からタレント活動を開始した美奈子。自伝『はだかの美奈子』は23万部を売り上げ、夏・秋はバラエティ番組にひっぱりだこ。しかし、露出が増えるほどにアンチの勢いも増していきました。
・ビッグダディとお互いの性生活をバラし合い、「見たくない」と嫌悪感を表す人が急増
・「もう結婚はしない」と書いたそばからTV番組で「再婚したくてしょうがない」と発言し反感を買いまくる
・「ヒール役もいいかも」発言。女優気取りだと指摘される
・「NPO法人でシングルマザー支援がしたい」発言。実質が伴っていないと指摘される
みなさんもよくご存じかと思いますが、美奈子はただの素人。美しさや芸があるわけでもないのに、ここまでタレントとしてそれなりに需要があったのは、ネット住民たちの“美奈子を叩いてスッキリしたい”願望が大きく貢献しているのです。11月22日放送の『ノンストップ!』ではデヴィ夫人に正論で叱られ涙目になったことがネットで話題になりましたが、非常に自分のセールスポイントを活かした立ち回りを見せているといえるでしょう。
【1位】矢口真里
栄えあるトップは文句なしにこの方でしょう。5月に間男自宅連れ込み不倫が発覚し、すべてのレギュラー番組を降板。離婚後、10月に無期限休業を発表してからも、いまだに矢口関連ニュースには大変な需要があります。露出がまったく途絶えたにも関わらず、たとえ夫や浮気相手の名前は忘れられても、矢口の名前は残ります。
不倫はいけないこと。しかし、矢口の場合はネットで画像のコラージュや大喜利などで散々ネタ化されており、本人にその気があれば笑いとして昇華する余地もあったのではないでしょうか。彼女に「奔放な女」として開き直るだけの度胸と頭の良さがあれば、もう少し擁護派も増えたのかもしれません。
今年は、スキャンダルを逆手に再ブレイクを果たしたAKB指原莉乃、峯岸みなみの活躍も印象的でした。たとえ一億人に叩かれても、それを利用してのし上がるような強いメンタルこそが、ネット時代における(いばらの)サクセスロードを切り拓くのです。さて、叩かれた彼女たちの来年に期待です。
(文=編集部)