不妊治療経験者と、未経験で開始時期にギャップ【不妊治療専門クリニックが調査】

不妊治療経験者と、未経験で開始時期にギャップ【不妊治療専門クリニックが調査】

2022年の春に、不妊治療の保険適用が開始される予定ですが、不妊治療に関する意識はどれほどでしょうか?

このたび、不妊治療専門のクリニック、医療法人浅田レディースクリニックは全国の20代~40代女性300人を対象に「不妊治療の保険適用に関する意識調査」を実施。調査の結果、妊娠を希望している人で「不妊治療」について詳しく知っている人は18%程度であることなどがわかりました。

不妊治療に対する知識はどの程度ありますか?

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「現在または近い将来、妊娠を希望していますか」という質問に、「希望する」と回答した人は、20代~40代で30.3%でした。

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そのうち、「不妊治療に対してあなたはどの程度知識がありますか」と聞くと「詳しく知っている」と回答した人は、18.0%でした。

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また、「不妊治療の保険適用範囲が2022年春から拡大されることを知っていますか」という問いに「はい」と回答したのは、38.3%、「いいえ」は61.7%で、全世代共通で2人に1人が知らないことが明らかになりました。

体外受精のイメージは「費用がかかる」

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「体外受精に対してどのようなイメージをお持ちですか」と6つの選択肢を用意して聞いたところ、「費用がかかる」が最も多く、「特にイメージはない」、「優れた不妊治療の1種だと思う」と続きました。全世代共通して費用がかかるという回答が最も多くなった一方で、5人に1人が「特にイメージはない」と回答したこともわかりました。

生理に関する悩みはあるけれど…

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「現在または近い将来、妊娠を希望していますか」という問いに対して、希望すると回答した人に「生理痛、生理不順など生理に関する悩みがありますか」と聞いたところ、全体の47.7%が「はい(悩みがある)」と回答しました。

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また「はい」と回答した人に、「症状改善のため産婦人科を受診したことがありますか」と聞くと、ない人が約7割に。

不妊治療経験者の声は

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「現在または過去に不妊治療を行った経験がある人」で、20代から治療を始めた人のうち、33.0%が「もっと早く始めれば良かった」と回答しました。

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一方、「現在または過去に不妊治療を行った経験がない人」に対して、「不妊治療を検討もしくは開始 する場合、何歳からの開始が適切だと思いますか」と聞いたところ、「30代」と回答した人は約55.0%。

20代で開始した人の3人に1人が早く始めれば良かったと回答しているなかで、30代が適切だと考える人が半数を超えることがわかり、治療経験者と未経験者の間でギャップがある様子がうかがえました。

不妊治療専門家からコメント

これらの調査結果を受けて、調査を行った浅田レディースクリニックの浅田義正先生は以下のように解説を述べました。

解説者:浅田レディースクリニック 理事長 浅田義正(あさだよしまさ)
日本でも有数の体外受精成功率を誇り、愛知・東京でクリニック展開する「医療法人浅田レディースクリニック」の理事長を務める。海外での体外受精研究実績を持ち、顕微授精の第一人者。妊娠という“結果”を重視した「浅田式」不妊治療を行っている。

■不妊と生理の関係性について。生理の悩みがあるときは、産婦人科へ行くべき?
生理が不順であるというのは、何かホルモン的な異常があると考えるべきで、できれば産婦人科を受診したほうが良いと思います。また不妊治療専門の私としてはそこでその方の生理不順になっている原因をちゃんと特定してほしいと考えています。というのは、卵子というのは生まれる前に1回だけ作られて2度とつくられない特殊な細胞です。産まれた時にいちばん数が多く、その後は数が減っていきます。

生理が不順であるということは、卵子がほとんどないその前触れかもしれません。一般的には51、2歳で閉経すると言われており、その10年前くらい42,3歳くらいが自然妊娠の限界といわれていますが、100人に1人くらいは30歳前後で閉経するといわれています。

ですから、もし卵が少なくなって月経不順になっているのなら、早く卵がなくなってしまうことを想定してその後の人生設計を考えなければなりません。また逆に卵巣予備能が高いAMHという検査の値が高い「多嚢胞性卵巣症候群」の人では、なかなか排卵がうまくいかないということで生理不順になっていることがあります。生理痛が特別ひどいということがあれば、子宮内膜症があるかもしれないですし、その治療が必要になるかもしれません。ということで、産婦人科には行くべきですし、いざ赤ちゃんがほしいと思った時に不利になるような、子宮内膜症や早発閉経や早発卵巣不全などの自身の疾患を前もって知っておくことが大事なことになります。

【調査概要】
インターネット調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施機関:株式会社ネオマーケティング
調査実施期間:2021年9月9日(木)~2021年9月10日(金)
対象地域:全国
対象者:300名(20~40代 各年代 100名)
記事内のデータは全て「医療法人浅田レディースクリニック調べ」によるものです。

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