もうすぐボジョレー・ヌーヴォーの解禁日(11月20日)。ワイン好きは待ちきれないかもしれませんが、全生産量の約1%しか輸出されない希少なスイスワインが期間限定で楽しめる場所があるとのことで行ってきました。
チューリヒ美術館展の展示作品をイメージした期間限定の特別メニュー
その場所とは、東京・六本木の国立新美術館。「美術館でワイン?」と思うかもしれませんが、いま同館では、「チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで」を開催中。今年はスイスと日本の国交樹立150周年だそうで、チューリヒ美術館からモネやシャガール、マティス、ピカソ、ミロなど、有名アーティストの名作が集結する必見の展覧会となっています。
その展覧会に関連して、美術館内の「カフェ コキーユ」と「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」にて、展示されている作品をイメージした期間限定の特別メニューとともに、珍しいスイスワインが提供されるというのです。
飲みやすく、ワイン好きならずとも試してみてほしい味
試飲したワインは2種類。受賞歴を持つ赤ワインの「エンブレム、メルロー ギャマレー(Emblem Merlot Gamaret)AOC」と、白ワインの「ドラル ウヴァヴァン(Doral Uvavins)」です。
赤のほうはライトな口当たりながらも力強くまろやかな味わいで、白はフルーティーで爽やかな酸味に深い甘みの広がる印象的な味わい。どちらも飲みやすく、ワイン好きならずとも試してみてほしい味です。
これらのワインは3階のブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼで提供されます(11月20日まで)。あわせて、ゴッホの作品をイメージした魚料理も12月15日まで提供。
また、1階のカフェ コキーユでは、レマン湖沿岸のモルジュで作られた稀少なスイスワイン赤・白のほか、モネやピカソの作品をイメージした、スイススタイルのサンドウィッチ、アンリ・ルソーの作品をイメージしたラテ・アートを施したカフェラテ、1日20食限定のフォンダン・オ・ショコラも11月20日までの期間限定で楽しめます。
食欲の秋、芸術の秋。希少なスイスワインを、巨匠たちの美術作品とともに味わってみてはいかがでしょうか。
(編集部)