リンパケアで在宅勤務コリを改善/第12回

顔のむくみをケア…こめかみからあごのリンパの流れを促す【専門家に聞く】

顔のむくみをケア…こめかみからあごのリンパの流れを促す【専門家に聞く】

リモートワークやデスクワークの疲れで全身のこりやむくみの悩みはつきません。なんとか緩和したく、「さとう式リンパケア」(歯科医の佐藤青児氏考案のメソッド)のインストラクターで江上歯科(大阪市北区)・口腔ケア研究室室長の江上浩子さんにケア法を連載で聞いています。

これまでご紹介した、肩やあごのこり、腰、姿勢、二重あご、脚のむくみなどのリンパケア法は文末の記事一覧のリンク先を参照してください。

今回・第12回目は、顔のむくみをケアする方法を紹介します。

そしゃく筋をゆるめて顔のむくみをケア

はじめに江上さんは、「顔のむくみの原因は主に、こめかみからあご周囲のリンパ液の流れが滞っているからと考えられます」と話し、こう説明をします。

「前回(第11回)で、そしゃく筋をゆるめるケア法を紹介しました。その際にも伝えましたが、そしゃく筋とは食べ物を噛(か)みくだくときに使う筋肉のことで、『側頭筋(そくとうきん)』、や『咬(こう)筋』などがあります。今回はさらにそしゃく筋をゆるめて、顔のむくみを改善するリンパケアを次に紹介します。顔をなでるときはいずれもそっと、うぶ毛に触れるぐらいの感覚で行いましょう。決して強い力で押さないようにしてください」

(1)基本のリンパケア「耳たぶまわし」を行う。
基本のリンパケアである第2回で紹介した「耳たぶまわし」と、前回・第11回「あごこり肩こりケア」を行います。内容はリンク先を参照してください。ただし、時間がない場合はこれは飛ばしてOKです。次の(2)以下に進んでください。

(2)こめかみからえらまでなでる。
右の手を右側の側頭筋(こめかみから側頭部の筋肉)付近にそっと置きます。なか指はこめかみに、おや指はえらにあてて、両方の指で上下に少し皮膚(ひふ)を引っ張りながら、そのまま右斜め上を見ます。左の手で右側のこめかみからえらに向かって、4回なでます。側頭筋をゆるめ、リンパ液の流れを促しています。

画像提供:江上歯科 転載禁止

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(3)ほお骨からえらをなでる。
右の手は(2)と同様に、こめかみとえらを押さえたまま、左の手で右側のほお骨からえらに向かってそっと4回なでます。咬筋(ほお骨から耳、あごのあたりの筋肉)をゆるめ、リンパ液の流れを促しています。

画像提供:江上歯科 転載禁止

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(4)口角からえらをなでる。
右の手は(2)と同様に、こめかみとえらを押さえたまま、左の手で右側の口角からえらに向かってそっと4回なでます。笑筋(しょうきん。ほうれい線のあたりの筋肉)、口角下制筋(こうかくかせいきん。左右の唇のきわからあごのあたりの筋肉)をゆるめ、リンパ液の流れを促しています。

画像提供:江上歯科 転載禁止

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(5)あごの裏をなでる。 
右の手は(2)と同様に、こめかみとえらを押さえたまま、左の手で右側のあごの先からえらに向かって(フェイスラインに沿って)そっと4回なでます。顎舌骨筋(がくぜつこつきん。あごの裏の筋肉)をゆるめ、リンパ液の流れを促しています。

画像提供:江上歯科 転載禁止

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(6)首筋をなで降ろす。
右の手は(2)と同様に、こめかみとえらを押さえたまま、左の手で右側の首筋を、上から下へとそっと4回なで降ろします。広頸筋(こうけいきん。首筋)をゆるめ、リンパ液の流れを促しています。

画像提供:江上歯科 転載禁止

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(7)左側も(2)~(6)を同様に行いましょう。
江上さんは「(2)~(6)の動作を流れるように行うようにしましょう。慣れると左右で1分ぐらいでできます。リンパ液の流れを促すために、あごや肩、腕の力を抜いて行ってください。ケアした側の頬(ほお)がスッキリして、肌に張りが出ているのを感じると思います」

聞き手によるまとめ

さっそく実践してみたところ、1回で顔のむくみが改善して、頭もすっきりとしたように思います。簡単な動作なので、朝のメイク前や夕方のデスクワーク疲れのピーク時、また夜寝る前にもサッと行てみてください。毎日のルーティンとして続けたいものです。

次回・第13回は、「目の周囲のむくみケア」をご紹介します。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

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