「絶対に年収700万以上!」アラフォー女性が無謀な高望みにハマる本当の理由が明らかに

近年、「女性が結婚相手に求める年収は高すぎる!」という批判がしばしば聞かれます。しかも、女性の年齢が上がるにつれてその傾向はどんどん強くなっていくようです。一般的な「女としての価値」と「結婚相手に求める年収」が反比例していくこの現象、男性視点でみると「バカバカしい」のひとことで片づけられてしまうのかもしれませんが、その背景には女性同士の根深い競争意識があるのです。各年代別に読み解いていきましょう。
学生時代:「イケメンは正義!」だったのが、就活で一変
「早慶・MARCH以下は却下!」とかたくなに学歴重視の女子もいる反面、大学1~3年の頃は、少なからぬ女子がお金も学歴もない「イケメン」に夢中になっていました。友達に彼氏を紹介するときも、お金持ち男子よりもシンプルに「イケメン」であるほうが胸を張れます。しかし、就活が始まると様子が一変。イケメンかどうかよりも、「彼が内定した企業(の大小)」によって、女子大生間のシビアな“結婚する男のステイタス”競争が始まるのです。
20代前半:年収400万円のフツメンとイチ早く結婚することで勝ち組に
社会人になると、1人暮らしの女性は大変です。せいぜい250万円程度の収入から、家賃に光熱費、食費、交際費もバカになりません。「これでは、とてもやっていけない!」家庭を持つなら、彼と合わせて600万円は確保しなきゃ…。イケメンじゃなくてもいいから、自分の1.5倍、400万円は稼いでくれる彼が理想。そんな彼といち早く結婚して安定をつかんだ女性が、同窓会では勝ち組になります。
20代後半~30代前半:年収500万円のイクメンと充実した家庭生活アピール
アラサーになると、多くの女性は先輩たちの様子を見て、「出産するなら、退職せざるを得ない」と考え始めます。そうなると、必然的に結婚相手に求める年収も上昇。「弁護士限定」「商社マン限定」など、あからさまにスペック重視の合コンにも参加してみますが、たいていは上手く行きません。一方で、出産リミットも頭をかすめ始めるお年ごろ。ある程度は妥協せざるを得ず、年収500万円程度の正社員(大企業勤務でなくとも可)と結婚していきます。旦那がそれほどハイスペックでなくとも、結婚して子どもを産んだというだけで、周囲の独身女子に対して圧倒的な優位を築くことができるのです。
30代後半~40代=年収700万円のパーフェクト男性をつかまえて、一発逆転!
アラフォーになると、男性の年収にも格差が出てきます。独身のアラフォー女性たちは、若くして結婚した女友達の旦那よりも稼ぎがいい男をつかまえることによって、「それまでの自分の生き方を肯定したい」という強い欲求に駆られます。「今までキャリアを積んできた私が、低収入男と結婚して、女友達より“格下”になるなんて…」と思うと、なかなか妥協することができません。また、この頃から容姿の衰えを感じ、「私はいつまで『女』でいられるの?」と悩み始める女性もいます。夫には、きちんと「女」として扱ってほしい。マジメなだけでなく、女性の扱い方がわかる高収入紳士。ここにきて、”理想の男性像”は一気にハイスペック化し、現実世界の需給バランスなどいっさいお構いなしの”夢想”となるのです。
女性同士の競争意識に振り回されていると、しまいには勝ち目のない“無理ゲー”をプレイするハメになりかねません。早くからこうした無用の争いを遠ざけ、真に愛する人を見つける努力をすることが、幸せな人生をつかみ取るために必要なのではないでしょうか。