8割超の企業が、テレワークの推進で「会社と社員のつながりに課題を感じる」

8割超の企業が、テレワークの推進で「会社と社員のつながりに課題を感じる」

2020年もあとわずか。今年は働き方が大きく変わった人も少なくないのではないでしょうか。同僚と会う機会が減ったり、社内イベントがオンラインで実施になったりと、慣れない日々を過ごした人は多かったはず。

このたび、総務専門誌『月刊総務』を発行する株式会社月刊総務は、全国の総務担当者を対象にモチベーションに関する調査を実施し、253人から回答を得ました。

調査の結果より、9割超の人が新型コロナウイルスの感染拡大以降、「社員同士が対面で会う機会が減った」と回答し、機会が減ることで、8割超の人が「モチベーションに影響がある」と回答したことがわかりました。

対面で会う機会が減少

tel1

「新型コロナウイルスの感染拡大以降、社員同士が対面で会う機会に変化はありますか?」と聞いたところ、「とても減った」が60.5%、「やや減った」が34.0%で、合計すると94.5%が対面で会う機会が減っていることがわかりました。

tel2

「社員同士が顔を合わせる機会が減ることで、モチベーションに影響はあると思うか」という質問では、「ある」が82.6%、「ない」が17.4%となりました。

社内イベントも全体的に減少

tel3

対面で実施した社内イベントについて、2019年の実施と2020年の実施(これから実施予定のものを含む)について聞きました。

2020年は全体的に減少傾向で、特に「新年会・忘年会」「歓送迎会」は2019年と2020年で実施状況に大きな差が見られました。

オンラインイベントは増加

tel4

オンラインで実施した社内イベントについて、2019年に実施したものと2020年に実施した・これから実施予定しているものを聞きました。

「何も実施していない」は2019年が70.8%だったのに対し2020年は22.5%と、8割近くの企業が何かしらの社内イベントを実施・あるいは実施予定であることがわかりました。また、実施内容は「社員研修」が52.2%でもっとも多く、社員研修は対面からオンラインへの移行が進んでいることがわかりました。

コミュニケーションの取りやすさへの影響は?

tel5

テレワークを実施している企業に、「テレワークの推進により気軽なコミュニケーションの取りやすさに変化があるか」と尋ねたところ「取りにくくなった」が72.3%、「変わらない」が19.2%、「取りやすくなった」が8.5%という結果になりました。(n=177)

tel6

同じく、テレワークを実施している企業に、「テレワークの推進により、会社と社員とのつながりに課題を感じているか」聞くと、「感じている」が84.2%、「感じていない」が15.8%という結果になりました。

具体的な課題については下記のような意見があがりました。

<具体的な課題 / 一部抜粋>
・対面での集まりの再開時期の判断が難しい
・雑談がなくなりコミュニケーションが不足
・既存社員のような関係性を持てないままテレワークが発生し、とくに新卒の定着が難しい
・ロイヤリティのあり方の変化 組織への帰属意識の弱体化
・会社の方針やビジョンに対する熱が伝わりにくい(受け取る側の解釈レベルに左右される)

コミュニケーション施策のアップデートを

調査を行なった『月刊総務』は、以下のように総評を述べました。

今回の調査では、テレワークにより社員同士が対面で会う機会が減ったことなどの要因により、モチベーションやエンゲージメントの低下という課題が生じていることがわかりました。

この約半年間で急激に進んだテレワークが、これからのニューノーマルな働き方として定着しつつあることで、社員のモチベーションやエンゲージメントの低下などの問題が顕在化し始めています。総務は、社員の声を吸い上げて経営にフィードバックするとともに、コミュニケーション施策を状況に合わせてアップデートしていくことが求められます。

【調査概要】
調査名称:モチベーションに関する調査
調査対象:『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者ほか
調査方法: Webアンケート
調査期間: 2020年10月20日〜10月26日
有効回答数:253件
記事中の調査結果は全て、『月刊総務』調べによるものです。

SHARE Facebook Twitter はてなブックマーク lineで送る

この記事を読んだ人におすすめ

この記事を気に入ったらいいね!しよう

8割超の企業が、テレワークの推進で「会社と社員のつながりに課題を感じる」

関連する記事

記事ランキング