「デート飯が下手なオトコ」に読ませたい! アンジャッシュ渡部健が初の “グルメ本”で語る店選びの極意

「デート飯が下手なオトコ」に読ませたい! アンジャッシュ渡部健が初の “グルメ本”で語る店選びの極意

アンジャッシュ渡部の使えるデート飯本

〈デート飯が下手なオトコ〉って、いますよね。婚活中の女性が遭遇する生き物で、得意技は女性の心を折ること。一度のデートで、見事にポキンッと折ってくれます。

デート飯が下手なオトコより女同士の食事ほうが楽しい!

男性が「お店は自分が考えておきます」というから任せたのに、地下街のたいしておいしくもないお店だったというのは、もはや“あるある”の域。お店選びが悪くなかったとしても、油断できません。休日の夕暮れどきに待ち合わせて、下町の古民家を改装したすてきな蕎麦店へ。明るいうちに飲めるって悪くないじゃん、と思ったら、蕎麦1杯だけ食べて、お会計。えっ、サラリーマンの昼食ですか? お酒飲みながら板ワサとか出し巻き卵とかつついて、最後に蕎麦でシメるという流れを想定していた女性は、肩すかしを喰らわされます。

あまり遊び人も困るけど、ここまでデート慣れしていない男性も困りモノ。食事をしながら会話をし、お互いを知っていくという作業をこれまで経験してこなかったとなれば、気の毒でもありますが……。これは「デートでおごらないオトコ問題」ともまた違います。おいしいものと楽しい時間のためには、自分の財布を開くのもやぶさかではないという女性は多いです。

なんだったら、こっちがお店を選んでもいいぐらい。なのに、恋愛経験の少ない男性ほどえてして〈男性がリードする〉という思い込みが強いので、言い出しにくいという面倒くささ。だったら女同士で食事にいくほうがぜんぜん楽しい! だからでしょうか、評判のお店にいくと店内は女性客ばかりという光景に出くわすことも少なくありません。

年間500軒を食べ歩くグルメ王がすすめる77店舗

そんな〈デート飯が下手なオトコ〉に爪の垢を煎じて飲ませたいオトコが、〈年間500軒を食べ歩くグルメ王〉こと、アンジャッシュの渡部健さんです。『芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒』を上梓し、去る9月24日に記者会見&出版記念パーティが開かれました。

お笑い仲間はもとより、アイドル、スポーツ選手、ミュージシャン……とにかくあらゆる人から「どこかいいお店ない?」と訊かれ、その都度、的確にアテンドする渡部さん。「個室があって、出入り口がふたつあって、店員さんの口が堅い店」と、どう考えても浮気相手と行くつもりだよね! とツッコミたくなるようなオーダーにも完璧に応じられるアテンド力は、誰もが認めるところなのだそう。

その集大成ともいえる本書では、「二人で行きたい店」「男女でワイワイ店」「サプライズ店」などカテゴリーに分けて、77店舗が紹介されています。

食通のオトコとつき合うと、女性にもメリットは多い

そういえば、本人もゴシップ記事の常連ではありますが……。〈デート飯が下手なオトコ〉は一度限りのデートで終わってしまうけど、〈上手〉なオトコはそれだけ恋愛のチャンスも多いってことですね!

「食通のオトコとつき合うと、女性にもメリットはたくさんありますよ! まずデートの選択肢が増えます。それから、お店の人と親しくなっていることも多いので、メニューにない料理が出てきたり、営業時間外に入れてもらったり、スペシャル感を感じてもらえると思います」

なるほど、それはたしかにイイ気分になれそう。でも、渡部流デートの店選びはそれだけではないはず。「二人で行きたい店」カテゴリーでは、「口のなかで溶ける握りは噛まなくてもいいので、お腹が苦しくなることがありません。女子向きです」「ほとんどの席が窓に面しているので、周りを気にすることなく、食事ができる」などの描写があり、女性が心地よく食事できるよう配慮している様子が伝わってきます。そうそう、それなの! ただ高いお店とか素敵なレストランとかに行きたいんじゃなくて、女性はお店選びをとおして“気遣い”を感じたいんですよ!

おいしいだけでなくホスピタリティにあふれている旬の店

「でもデメリットもあるんですよね~。つい、寺門ジモン化してしまうんです」

ダチョウ倶楽部の寺門さん?

「そうそう、好きなお店や料理であるほど、語ってしまうんですよね。熱が入りすぎて煙たがられることも、しばしばあります」

どんだけ熱く語ってんでしょう、と思わされるエピソードですが、一緒に食を楽しめず、結局は会話も弾まないまま……という男性と比べると、天と地ほどの差があるのは明白!

「でも、ほんとうに本命の女性といくお店は、ここには載せていませんよ! いつか僕が結婚したら、『渡部が独身時代にデートで使っていたお店』を本にするのが、いまの夢です」

いつになるかはわかりませんが、さらに本気度が増した1冊になることはありませんね。最後に、

「今回は、伝統や格式があるお店よりも、いま旬で、勢いのあるお店を集めました。僕が思ういいお店って、おいしいだけでなくホスピタリティにあふれているんです。デートで高級なお店にいっても、そこの雰囲気に飲まれて緊張してしまうようでは楽しくありません。お店の人たちの人柄も大事ですよ」

と締めくくった渡部さん。店選びでそこまで考えてくれるオトコによるグルメガイドブック、ひとりでも多くの男性にこの本が届くことを祈るばかりです。蕎麦1杯でデート終了という男性にも、教科書として手渡したいですね。無理やりにでも!

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