もし“デング熱”にかかってしまったら? 事前に知っておきたい症状と対策

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もし“デング熱”にかかってしまったら? 事前に知っておきたい症状と対策

もし“デング熱”にかかってしまったら?

屋外が気持ちいい秋なのに、デング熱ってなんだ? 対策は? 予防は?

厚生労働省と自治体の9月4日の発表によると、国内で感染したデング熱患者は12都道府県で56人となりました。患者はいずれも都立代々木公園およびその周辺を8月後半に訪れています。代々木公園といえば、都心における憩いのオアシス。とくにアラサー女子にとってはデートスポットであり、休日パークヨガの聖地です。これは他人事ではないはず。

症状は発熱、発疹、頭痛、関節痛、嘔吐など

デング熱とは、ネッタイシマカやヒトスジシマカを媒介として感染する伝染病です。日本ではネッタイシカマは定着しておらず、今回の感染はヒトスジシマカが媒介していると考えられています。感染から潜伏期間3~7日の後、発熱、発疹、頭痛、関節痛、嘔吐などの症状がおこります。軽症の「デング熱」と、血小板減少と出血を伴う「デング出血熱」とがありますが、国内の感染例はいずれも軽症で回復に向かっているそうです。

デング熱は、世界ではブラジルなど中南米の症例が圧倒的に多く、台湾、ベトナムなど東南アジア、オーストラリアでも発生。日本では、海外旅行で感染して帰国後発症するケースは報告されているものの、これまで国内感染は60年以上報告されていませんでした。

デング熱経験者は「40度の熱で立っていられない状態になり、意識が朦朧」

6年ほど前に、タイ北部で感染したという男性によると、「吐き気、悪寒がして、最初は食あたりと思った」という。

「高熱で立っていられない状態になり、意識が朦朧として少し横になったが、症状がひどいので病院に行き、即入院した。熱は40度あり、検査の結果、デング熱と診断された。入院中は、薬を飲んで、点滴を打つくらいで暇だった。血小板が減少していたので出血すると止まりにくいからと、ケガをしないよう基本安静にしていた。数日後、血小板の数値が正常に戻って退院した」

予防は、とにかく蚊にさされないようにすること

感染を媒体していると思われるヒトスジシマカの生息時期は5月中旬から10月中旬。今後、代々木公園のみならず、局地的に発生する可能性も考えられるので、ぜひご注意を。

医師の中島侑子さんによると、「デング熱の予防は、とにかく蚊にさされないようにすること。長袖、長ズボンを着用して肌の露出を少なくし、虫刺され防止薬を使用することが大切」だそうです。

「発症が疑われたら自己判断せずに医療機関を受診しましょう。解熱鎮痛剤のアスピリンは血液を固まりにくくして逆効果なので、飲まないでください」

東京都では、デング熱に関する専用相談電話を設置。受付時間は午前9時から午後7時まで、9月5日まで対応を予定しています。また、厚生労働省のウェブサイトにも「デング熱に関するQ&A」というページがあります。

なお、都は4日、代々木公園を一部を除いて閉鎖したと発表しました。期間は当分の間で、再開時期は未定だそうです。

(編集部)

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