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2014/08/27
救命救急医が警告! 知らずにやってる危険な悪習慣
普段何気なくやっているその習慣、本当に大丈夫? 救命救急医が、意外と知らずにやってる危険な悪習慣をご紹介。
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飲酒と○○の組み合わせは危険!

今年も夏が終わろうとしていますが、まだまだビアガーデンが気持ちのいい季節です。祭り、花火、納涼会等アルコールを飲む機会が増えているのではないでしょうか。しかし、飲酒後は気分が高揚したり楽しくなる反面、危険なこともあります。

    お酒は適量を自分のペースで飲むことが重要

WHOでは、10gの純アルコールを含む飲料を1ドリンクと定義しており、例えばビール中びん1/2本、日本酒1/2合、ウイスキー・シングル1杯等が1ドリンクに相当します。体内で主にアルコールを処理しているのが肝臓ですが、肝臓の処理能力には個人差があり、一般に体重60~70kgの人のアルコール処理能力は1時間に純アルコール約5gとされています。

急激に大量のアルコールを摂取すると、解毒、排泄が間に合わずアルコールの麻酔作用により酩酊状態となる可能性があります。

血中アルコール濃度が

0.16%以上で酩酊状態(千鳥足、呼吸が速くなる、嘔気、嘔吐)
0.31%以上で泥酔状態(歩行困難、意識混濁、会話内容が支離滅裂になる)
0.41%以上で昏睡状態(意識消失、尿失禁、呼吸抑制)

になると言われています。

また、酩酊には個人差があり、体質や体調、飲酒速度や胃内食物等により変わってきます。お酒は御自分の適量を御自分のペースで飲むことが重要です。

    アルコール摂取時に薬を飲んではいけないの?

アルコール摂取によって薬の作用が増強したり減弱したり、予期せぬ副作用が現れることがあります。薬物を服用する際はアルコール類は出来る限り避けて下さい。セフェム系抗生物質、血糖降下剤、催眠鎮静剤、抗不安剤、抗精神病剤、抗ヒスタミン剤、降圧剤等は特にその可能性が示唆されています。

    アルコール摂取前後のサウナや長風呂は危険?

温泉でお酒を飲み、いい気分でサウナに入る。皆さんも経験したことがあるかもしれません、これは大変危険な行為です。アルコールの利尿作用による脱水状態でサウナに入ると、汗をかいて更なる脱水状態が引き起こされます。その結果、脳梗塞になる可能性もありますし、サウナで意識を失って数時間発見されず重症熱傷で命を落とす可能性もあります。

アルコール摂取時はこまめに水分を補給し、炎天下を避け、アルコール摂取前後のサウナや長風呂、激しい運動はやめましょう。

中島侑子