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2014/08/18

子ども入場禁止の店が増えている理由

アメリカのウェブメディア『QUARTZ』によると、コンサートやレストランなど、かつては大人専用と思われていた場所に、子連れでやってくる客が増えているとか。また、一方で、レストランやカフェで子どもを入場禁止にする動きは、もはやニューヨークやサンフランシスコなど、アメリカの大都市に限定されず、世界的に広がっているそうです。

世界各地のカフェやレストランで“お子様お断り”

韓国のあるレストランは最近、安全性や法的な懸念から、子どもへの門戸を閉じました。ベルリンのカフェはベビーカーを禁止し、お子様お断りゾーンを設置。マレーシア航空は2歳未満の子をファーストクラスに座らせず、テキサス州やペンシルヴァニア州では、レストランで子どもの入店を禁止したそうです。

子どもを連れて出かけたい親にとっては、隣の席で大声で話したり、酔っぱらったりしている客のほうがやっかいですが、反対派にとっては、逆に子どもこそが迷惑または危険であり、中産階級の寛容な子育てに対して非難することも少なくないといいます。

世界中で晩産化が進んでいることが背景に

こうした動きの背景には、世界中で晩産化が進んでおり、キャリアの充実した時期に子どもと過ごす時期が重なっていることがあるようです。

日本でも以前、飛行機や新幹線に子どもを乗せるべきか、ということが話題になりましたが、子育て中の親と、子どもは邪魔だと感じる人たちが、それぞれ一方的な主張を繰り広げるだけでは、その対立は一向に平行線のままです。

最近は、子連れでもOKのレストランやカフェも増えていますし、美術館や音楽フェスなどでキッズエリアを設けたり、託児サービスを始めたりするところも出てきました。子育て中の親は、こうした施設やサービスをうまく利用するのもひとつの手段ですし、企業や社会でそうしたサービスがさらに広がることや、さらに、世間も思いやりを忘れないでいることが、お互いに生きやすい社会につながっていくのではないでしょうか。

(編集部)