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2014/08/08

性差別的口コミにレストランが好対応

米国オレゴン州ポートランドのレストラン「イーストバーン」が、口コミサイト「イェルプ」に書き込まれた性差別的なレビューに対して、素晴らしい対応で返したと話題になっている。

「カナダ人女子をナンパして妊娠させた」というレビューが発端

イェルプのイーストバーンのページに書かれたレビューは次のような内容だった。

「友人と俺は、ここでホットな女の子を何人も引っかけたが、友人は女の子を妊娠させた。でも、彼女はカナダ人だったので、国に帰ったから中絶費用はタダで済んだし、今はすべてがクール。そしてここで、5ドルでグリルドチーズ・サンドイッチを食べられる」

これに対して店のオーナーは、次のような返信を書き込んだ。

「女性に向かってこのような無礼がどれだけ恥ずかしいか、そして全く面白いことではないという実例を作ってくれたことに対して、5つ星をあげよう。当店のグリルドチーズ・サンドイッチはたった5ドルですが、雑誌『フード&ワイン』によってグリルドチーズ全米トップ25に選ばれています。このような行為にスポットライトを当ててくれたお礼として、8月中いっぱい、グリルドチーズの売り上げから出た利益をポートランド・ウィメンズ・クライシスライン(DVや性暴力被害者の支援団体)に寄付します」

性差別的なジョークはあくまでも性差別

この一件は複数のメディアで取り上げられ、ネット上では賛否両論が飛び交う話題となっている。

オーナーの行為を「素晴らしい」と称賛する声もあれば、一方で、「このコメントのどこが性差別なんだ?」という疑問や、「レストランはいい宣伝になったな」という皮肉など、否定的な声も少なくない。

ある女性向けブログサイトのライターは、「これ以上のことを言うことはできない」と、ネット掲示板のコメントを引用している。

「このコメントは明らかに冗談ですが、“冗談”であることは、有害ではないという意味ではない。人種差別的なジョークは、あくまでも人種差別であり、性差別的なジョークはあくまでも性差別である」

(リプトン和子)