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2014/08/04

産後の急な職場復帰は危険 専門家が警告

オーストラリアの研究者たちは、出産後の母親の職場への早すぎる復帰は危険だと警告しています。産後18週間は、母親は過剰な疲労感に苦しむそうです。

育児休暇は4か月で十分か?

オーストラリアのクイーンズランド工科大学のアシュリー・フィルトネス博士が、出産後の女性の睡眠パターンや疲労について調査したところ、母親たちは、18週目間、安定した睡眠時間を記録していたにも関わらず、過度の疲労を感じていることがわかりました。

この研究は、科学雑誌PLOS ONE誌に発表されたもので、オーストラリアの健康な33人の母親について、出産後6週目、12週目、および18週目に、15分単位で睡眠パターンを記録しました。

フィルトネス博士は次のように述べています。

「睡眠の中断は昼間の職務に強く影響を与えます。眠気は危険なタスクを実行する人にとってリスクとなります」

さらに、「仕事に復帰する前に、日中の眠気が管理可能なレベルにまで低下しているかどうか。それを確信するためには、育児休暇が4か月で十分なのでしょうか」と疑問を投げかけています。

睡眠の量より質が重要

フィルトネス博士によると、新米ママは自分の赤ちゃんの相手をするために、一晩に平均2回、目を覚ますといいます。オーストラリアのママたちの睡眠時間は約7時間20分で、平均的な働くアメリカ人の睡眠時間6時間53分よりも長いそうです。

「これらの研究結果から言えることは、特に出産してから最初の12週間は、睡眠の量より質が重要だということです。これからママになる女性は自分の睡眠の重要性を認識し、赤ちゃんの世話をする最初の数か月の間に、自分の睡眠を維持する方法を考えなくてはなりません」(フィルトネス博士)

日本でも育休後の職場復帰は、3か月? 6か月? 1年? と話題になりますが、この研究結果によると、少なくとも4か月後以降にしたほうがよさそうです。“睡眠の量より質が重要”という点は、子育て中でなくとも働く女性は改めて考えたいところですね。

(リプトン和子)