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2013/11/21

日本だといくら仲のよい女友達同士でも「今日、買い物行かない?」みたいなノリで「今日、セックスショップ行ってみる?」となることはめったにないですよね。最近、女性雑誌などでセックスグッズの写真は見ることが多くなっても、まだまだ日本女性の間では性がタブーなトピックだなと感じるのですが、パリには性別、年齢に関わらず気軽に入れるセックスショップがあり、友達同士でショッピングに行く感覚で行ける人気の店があります。

今回取材したお店の名前は「Passage du Desir」、直訳すると「欲望横町」、なぜか日本語にするとエロいですが…。フランス全土に5店舗展開しているというこの人気店を訪ねてみました。

まるでインテリアショップ? 老若男女が和気あいあいと…

パリの「ラブストア」を取材!

▲お店はこんな外観

この店があるのは、マレ地区というパリの中心地で、パリ市庁と近代美術館も近く、ゲイやユダヤ教徒たちが多く生息する場所です。パリで一番お洒落なスポットと言っていいほど、流行のファッションブティックやインテリア雑貨の店が並びます。

店を外から見ると、一見ほかと同じくインテリアショップかな? と思われる明るいデザイン。ショーウィンドウから覗いてみても、じっくり見てみないとセックストイの店だとは分かりません。すっとお店に入りやすい感じです。

パリの「ラブストア」を取材!

▲ショーウィンドウ

店内入ってすぐは、セックスベル(セックスをしたいときに相手を呼ぶもの?)や、ラムネでできた下着(食べながら脱がせる?)など、ちょっとしたプレゼントによさそうな面白いグッズが置かれています。

パリの「ラブストア」を取材!

▲プレゼントによさそうな面白グッズ

この店を訪れた時は週末だったので、ものすごい人でごった返す中、奥に進んで行くと、あるわあるわ、男性器の形をしたカラフルなおもちゃが圧倒されるほどの数陳列されていました。

パリの「ラブストア」を取材!

▲男性器の形をしたカラフルなおもちゃ

それらを見ながら親密に話す、30代くらいの地味目なカップルや、真剣に商品を見ている男性同士(同性愛カップル)。かと思えば、店内入り口のグッズをどんな風に使うか想像してはしゃぐ50代の女性グループと、お客さんのジャンルもさまざまです。

「セックスショップ」ではなく「ラブストア」

実はパリの北部に東京でいう歌舞伎町のようなスポットがあり、そこにネオンギラギラのセックストイショップが並んでいるのですが、そこでは女性だけのお客さんは見たことがありません。どちらかというと、お酒に酔った年配のカップル観光客が行く脂ぎったイメージです。

一方、この店はだれでも隔てなく気軽に入れる店という印象で、特に女性の店員と洋服を選ぶように女性客たちがいろいろと話をしながら商品を選んでいるのが印象的でした。

お店の方によると「ここは『セックスショップ』ではなく、『ラブストア』なんです。単なるセックスグッズを扱っているのではなくて、カップルの愛を長続きさせる手助けをするという哲学からこの店は始まっています」とのこと。あからさまなポルノDVDなどの取り扱いが一切なく、グッズにしてもソフトなエロさを醸し出すデザインが多くて、手に取りやすい工夫がされています。

日本ブランドが注目されている!

意外だったのが、店内の目立つところに置かれている人気商品に日本の春画をテーマにしたものがあったり、このお店が日本の映画「愛のコリーダ」に感銘を受けてコラボレーションした商品(膣に入れる卵型のトイとジェルなどが入ったBOX)が置いてあったこと。そして、今や日本が誇る(?)TENGAのグッズコーナーが設置されていたりと、日本ブランドが注目されているようです。

パリの「ラブストア」を取材!

▲「愛のコリーダ」コラボ商品を説明してくれる店員さん

パリの「ラブストア」を取材!

▲首には芸者の入れ墨が!

また店内で一番目立っていた店員さんの首には芸者の顔の入れ墨があり(彼曰く、「GEISYAはエキゾチックでエロくてクールだ!」とのこと)、日本のエロ文化がパリでかなり受けているというのが誇らしく感じられたパリの新しいラブストアでした。

中村綾花