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2014/07/02

日本一の梅酒男子おいしく漬けるコツ

甘くて飲みやすいことから女性人気が高く、出荷量が10年前の約2倍と伸びている梅酒ですが、近年、自家製も見直されています。「自分好みの甘さに漬けられる」と自宅で漬ける男性も増えているという噂。そこで6月28日、和食店「花ごよみ」六本木店で開催された梅酒作りのイベントに参加してきました。

最高級の南高梅を使って作る梅酒

梅酒漬け込みセミナーの講師は本場和歌山の酒造大手、中野BC社の梅酒造りを統括する梅酒杜氏の山本佳昭さん。山本さんの仕込む梅酒は、梅酒グランプリで日本一に輝くなど、国内外の品評会で多くの賞を受賞しているそう。

使用する梅は、生産量日本一の和歌山県の最高級品種・南高梅。黄色い実に紅さしの入った希少価値の高い梅は、桃のようなほんのり甘い香りです。梅(500g)のヘタを取ってから、瓶に氷砂糖(500g)と交互に入れ、アルコール35度のホワイトリカー(900ml)を注ぎます。

まめに撹拌するのがおいしく作るコツ

梅酒杜氏の山本佳昭さん

山本さんによると、保管は冷暗所ではなく、テレビの横やキッチンなど目につく生活空間に置いておくのが、おいしく作るコツだそう。

「砂糖の甘さと梅の酸っぱさのバランスが良いのがおいしい梅酒。3か月間は週1回撹拌してください。そうすることで梅の味が抽出して、濃厚な梅酒になります。1年くらい熟成してほしいですが、3か月後から飲めるようになります」

梅の実を生かすにはホワイトリカーがおすすめですが、ウィスキーやブランデーを35度に薄めて漬けるのも可能。35度が梅の抽出にちょうど良いアルコール度数だそうです。さらに、少々甘いかな、と思っても、上記の比率(梅・氷砂糖各500g)がおいしく作る黄金比なんだとか。漬けた梅は1年後に取り出して料理に使うこともできます。イベントでは、梅酒の実を使った白和えやお吸い物、炊き込みご飯などの料理も披露されました。

カップルで参加していた34歳の男性は、「実家で10年以上つけていた梅酒を発見して、麦茶みたいな色をしていたんですが、飲んでみたらおいしくてハマりました。今日漬けた梅酒は1年我慢できるかな……」と話していました。

自宅で熟成させる楽しみもあり、できた梅酒を飲むのはもちろん、漬けた梅の実を料理に使うこともできる、ひと瓶で何度もおいしい自家製梅酒の人気はますます高まりそうです。

(リプトン和子)