【都議会ヤジ問題】署名が5万人に迫る

6月18日の東京都議会本会議で質問したみんなの党の塩村文夏議員に対して、男性都議からセクハラヤジが飛んだ問題で、塩村都議と同党女性局長の薬師寺道代参院議員は6月20日、発言者の特定と処分を求める要求書を吉野利明議長に提出した。

地方自治法133条は、「普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる(侮辱に対する処置)」と定めている。なお、東京都議会会議規則第112条に、懲罰の動議は「懲罰事犯があった日から起算して3日以内に提出」しなければならないとある。

自民党内の女性議員からも批判の声

ヤジは、自民党の複数の男性議員からだったと報じられているが、同党の吉原修幹事長は「自民の議員が述べた確証はない。会派で不規則発言は慎むように話す」と述べ、発言者を特定しない意向を明らかにした。その一方で、同党内の女性議員からも批判の声が上がっている。

「どこの政党の方であっても、、、、許せない野次。(怒)」(三原じゅん子参院議員・同党女性局局長

「事実だとしたら、絶対あってはならない、許されないことだと思う。都議会で検討し、再度起こらないようにしていただきたい」(森雅子少子化相)

要求書は不受理 声紋分析で法的手段を検討

同日夕方、みんなの党のおときた駿都議は、ブログで、「『侮辱に対する処置』要求は、不受理(差し戻し)となりました」と報告。対象が特定されていないという理由で「本日中に補正」を求める通告書が届いたという。

また、みんなの党の代表の浅尾慶一郎氏は定例の記者会見を行い、ヤジの発言者を特定すべく声紋分析を実施することを明らかにしている。声紋分析には3週間から4週間の時間がかかり、事実上、要求書の再提出は不可能となった。

おときた都議は「議員個人に対して法的な手段などを検討していくこと」を示唆しながらも、「発言者個人を特定してつるし上げ、社会的な制裁を加えることが目的ではありません」と、ネット世論やマスコミの犯人捜しに対して冷静な対応を求めている。

処分を求めるネット署名が目標の5万人に迫る

しかし、議会外での動きは止まらない。インターネットの署名サイトChange.orgでは、自民党東京都連宛に、女性差別発言をした都議会議員の特定と厳正な処分を求める署名運動が立ち上がった。6月20日午後8時半現在、賛同者が4万8,000人を超え、目標の5万人に迫る勢いだ。

●署名サイトChange.orgはコチラ

(編集部)