30歳になるのが怖い貴女へ 「むしろ“不安”を認めて飼いならして」

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30歳になるのが怖い貴女へ 「むしろ“不安”を認めて飼いならして」

女性は、29歳から30歳になるタイミングで一番「不安」を感じる?

このほど、スキンケアブランド「SK2」が10〜50代の⼥性1400⼈に対し「⼥性の⽣き⽅に関する意識調査」を実施し、年齢の節目(「20歳」「30歳」「40歳」「50歳」)の中で、どのタイミングにも最も「不安・⼼配」といった気持ちを感じるかという質問をしたところ、「30歳」と回答した⼈が最も多く41.6%で、他の節目の年齢に⽐べて約1.5倍〜3倍多い結果となりました。

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また、20代に限ってみると、その63.5%が「30歳を迎えることが不安」と回答しています。

20代の7割「家庭と仕事の両立」に自信がない

20代女性に、「何歳までに結婚について目処をたてたいと思っているか」を聞いたところ、20代⼥性の最も多くが「30歳」までと回答(34.5%)。また、結婚とキャリアに関しては、7割の⼥性が「両⽴したいけれどできないと思う」と回答しました。

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30歳を迎える前に「不安・プレッシャー」を感じる、感じた要因やきっかけになったことを聞いたところ、「友⼈・同僚からの⾔葉」が62.3%、メディアからの情報が60.7%、SNSの投稿による情報が58.3%、両親からの期待が52.5%という順になりました。

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過ぎてしまえば「とらわれる必要はなかった」

一方で、30歳以上の女性、「これから30歳を迎える方に伝えたいメッセージとして当てはまるものを選んでください」という質問をしたところ「30歳という年齢にとらわれる必要はなかった」と回答した人が75.1%に上りました。30歳を過ぎてみれば「意外と大丈夫だった」という人のほうが多い結果となりました。

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「不安へようこそ!」

今回の調査結果について、著述家の湯⼭玲⼦さんがコメントを寄せました。

——女性は30歳になるタイミングで一番不安や心配を感じるという結果が出ました。

湯山:30歳になることを不安に思うのは当たり前。⼦どもは不安を怖れ、ないことにしたがるが、⼤⼈は不安を認め、飼いならすことができるんですよ。自分の⽣き⽅をいちいち自分で決めていくことが自⽴であり、そこには必ず不安がつきものなので、まずはそこをキモに銘じましょう。

「私という⼈間はこの世に⽣まれて何が⼼躍るのか、何が嫌いなのか、何を愛おしいと思うのか」ということを現実とぶつかりながら、ひとつひとつ自覚して納得していくのが30歳を迎える前の時期なのだと思います。だからむしろ“不安へようこそ”と言ってあげたいし、やっと30歳に近づいて⼤⼈になってきたっていうことですよ。

「他人の目を感じている私」を自覚しよう

——不安・プレッシャーを感じる要因として、友人・同僚からの言葉が大きいようです。

湯山:日本⼈は皆「⼈並み」という強迫観念にとらわれている。要するに「他⼈の目」が⽣きることの基準になっています。自分を偽ってでも、世間の評価が確定している⽣き⽅の規範、優しい、⼥らしいだとか、セレブ的な地位や⽴場、親の期待を得ようとする。これはたとえ努⼒してそうなっても、自分自⾝が満⾜を得られないし、そうなることができないと、コンプレックスにがんじがらめになってしまうんですね。「⼈並み」という空気は非常に強くて、私もそこから逃げられないんだけど、自覚することで⽣きやすくなります。

なぜ結婚したいの?

——30歳までに結婚をしたいと考えている女性が多いようです。

湯山:今の20代は、自由という状態の素晴らしさ、快感を知らず、どちらかといえば、⾯倒くさいものとして認識しているのでは? 「自由」は自分で責任を持たなければならないからね。

結婚したいというのは、要は枠を欲しがってるということ。それ自体はいいのだけれど、結婚という「枠」は、それを守り、安住できれば幸せを確約できるというものではありません。「私」という個が確⽴した上での結婚でないと、「枠」の押し付け合いになりかねない。⾔うまでもなく、⼈は自由の状態での葛藤から、個を確⽴するのだから。

「女の幸せ」という“呪い”

——まわりや世間の目や言葉にがんじがらめになって、自分自身も「そうあらねば」と思ってしまっているのが日本の女性の現状なのかもしれません。

湯山:日本の女性にとかく小さい頃から、積極的に、自分の判断で生きていく、つまりいい意味の「わがまま」について、「そんなことでは不幸になる」的な“呪いの言葉”を本当に日常的にかけられ続けている。その最たるものは、「人に迷惑をかけてはいけない」なのだけれど、それを厳守していたら、たぶん自分のオリジナルな生き方は不可能だと思ったほうがいいです。

「女の幸せは結局これだ!」的な“呪いの言葉”っていろいろ実はあるけれど、経験を重ねるとその正体がわかって一個一個が消えていく。良かれと思って自分に発せられるアドバイスの中にも”呪い”はあるので、気をつけたいところです。

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