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安倍政権は成長戦略の一環として、2020年までに企業の女性管理職比率を30%にするという目標を掲げている。女性管理職のニーズが増えている中、今月、ハイキャリア女性向けの転職支援サービスが2つ、相次いで事業を開始した。

キャリア女性専門の転職サービスが開始

5月13日には、4月創業の株式会社LiBによる、ハイキャリア女性限定の会員制転職支援サービス「LiB(リブ)」がスタート。29日には、管理職・グローバル人材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」を運営する株式会社ビズリーチが、キャリア女性のための転職サイト「ビズリーチ・ウーマン」をオープンした。

「ビズリーチ・ウーマン」の記者発表会に合わせて、ビズリーチの女性会員約100名が集まり、キャリア女性・先輩女性管理職・女性人事の討論会が開かれた。そこで、「女性活用」を掲げる安倍政権に対して、キャリア志向を持つ働く女性たちのリアルな声が集まった。

討論会会場の様子

討論会会場の様子

仕事とプライベートの両立の困難

・長時間労働が問題
・土日は身体を休めるために使ってしまい、趣味などやりたいことに使えない

出産による女性への負担

・仕事をバリバリやっていても不安なく出産したい
・生んだ後の受け皿をもっと整備してほしい
・出産前後で働き方が違ってしまう。キャリアロスが心配

パートナーとの育児の分担

・子育てに性別は関係ない
・子育ては保育園で終わらない。もっと先まで考えるべき。
・男性の育休取得率を30%超にする
・男性が決めた制度が女性にとって使いやすいとは限らない

女性たち自身が責任を感じている

結婚、出産、育児を経ても綺麗でいたい女性たちは、「制度・施策の充実もしてほしい」と願う一方で、「ロールモデルはいない。自分たちがならなきゃ」と、自らへプレッシャーもかけている。

「会社に必要とされる人間になるために、戻ってきてほしいと思われるスキルを身に付けないといけない。辞めてほしくなければ、制度も充実していくのでは」という意見も上がっていた。

結局、「女性たちが努力しなければ社会は変わらない」という、責任感とも諦めとも受け取れる彼女たちの声は、本当に安倍政権に届くのだろうか。

(文=編集部)