妊活に協力したいけど医療機関には抵抗 【男性の不妊に関する意識調査】

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妊活に協力したいけど医療機関には抵抗 【男性の不妊に関する意識調査】

不妊治療というと「女性がするもの」という意識を持たれがちですが、原因は女性だけにあるわけではありません。

リクルートグループの「リクルートライフスタイル」はこのほど「男性の不妊に関する意識調査」をインターネット調査で実施しました。そこから見えてきたのは、妊活には協力したいけれど、医療機関に行くのは恥ずかしいという男性の本音でした。

「自分に不妊の原因」と思う男性は4割超

まず、「本人あるいは配偶者(パートナー)の健康状態」*について聞いたところ、自分の健康状態を「良好」(「大変良好」31.6%「まあ良好」58.1%の合計)だと思う男性は89.7%という結果でした。

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*男性は「自分」のことについて、女性は「配偶者(あるいはパートナー)」のことについて回答

その一方で、「本人あるいは配偶者(パートナー)の精子の状態」については、自分の精子の状態を「良好」(「とても良好だと思う」14.9%、「まあ良好だと思う」47.2%の合計)だと思っている男性は62.1%にとどまりました。

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また、精子の状態(精子の濃度や運動率)が気になったことがあるかという質問には、男性の54.8%(「よくある」10.8%、「たまにある」24.2%、「ごくまれにある」19.8%の合計)が「気にしたことがある」とわかりました。

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また、同質問の女性の回答を見ると、49.3%(「よくある」11.6%、「たまにある」19.1%、「ごくまれにある」18.6%の合計)が夫(パートナー)の精子の状態を気にしたことがあるそうです。男性も女性も約2人に1人が「精子の状態が気になった」経験があることがわかりました。

「妊活」がきっかけ

続いて、精子の状態が気になったことがある(「よくある」「たまにある」と回答した男女1041人)理由を見ると、「子どもが欲しいと思っているから」が62.4%、「子どもがなかなかできないから」が33.7%、「若くないと思うから」が28.8%となりました。妊活をきっかけに精子の状態を気にする男女が多いことがうかがえました。

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精子の状態が気になるとはいえ、「一定の期間が経過しても子どもができなかった場合、原因についてどう思うか」という質問では、「まず最初に『自分に原因があるのでは』と思う/思った」という男性が44.7%に対し、女性は65.7%という結果になりました。

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積極的に妊活に取り組みたいという男性は多いが…

「一定の期間を経過しても子どもができなかった場合、『妊活』に取り組みたいと思いますか」という質問には、男女ともに妊活に対する意向は8割超と高いことがわかりましたが、医療機関での検査意向を調べると、31.4%の女性が「是非受けたい」と回答したのに対し、男性は22.5%と、やや消極的な姿勢がうかがえました。

その理由を前問で「あまり受けたいとは思わない」「受けたいとは思わない」「どちらとも言えない」と回答した299人の男性に聞くと、「子どもは欲しいが自然にまかせたいから」が39.8%、「医療機関で検査を受けるのが恥ずかしいから/抵抗があるから」が31.8%、「不妊治療をすることになるとお金がかかるから」が21.1%となりました。

男性にも協力してほしい

男女ともに妊活への意向は高く、精子の状態を確認することへの意向も7割超となっていますが、「精子の状態を確認してほしい」と思っている女性の約7割は「確認してほしい」という気持ちを伝えていないことも調査では明らかになりました。

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同アンケートの結果を受けて、獨協医科大学越谷病院、泌尿器科主任教授の岡田弘先生は「晩婚化や晩産化時代が進み、不妊治療を受ける人は増えてきました。しかし、女性の治療が先行して男性の参加は遅れているのが現状」と話したうえで、「不妊治療は男女が共に取り組むもの。男性の主体性が行動につながり、新しい妊活文化が実現されることに期待」とコメント。

近年では、男性不妊の専門医や、精子の状態をチェックする専用のキットも増えているそうなので、今後ますます男性の意識や行動変化が促されるのではないでしょうか。

【調査概要】
実施期間: 2017年3月24日~28日
調査方法: インターネット調査
調査対象: 現在子どもはいないが、今後、子どもが欲しいと思っており、既婚または恋人(またはパートナー)がいる全国の20代~40代の男女2000人(男性1000人、女性1000人)
※各数値は、小数点第二位以下を四捨五入

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