外反母趾になりやすい3タイプ 足専門の理学療法士に聞く「正しいケア法」

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外反母趾になりやすい3タイプ 足専門の理学療法士に聞く「正しいケア法」

足のおや指の付け根の骨が出っ張ってきた……、これが外反母趾(がいはんぼし)!? そういえば最近、パンプスやハイヒールを履くとその出っ張りが痛くてうずくことがあります。同じ症状で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。そこで、外反母趾に詳しい理学療法士の三浦賢一さんに、その症状とケア法について聞きました。

足に合わないを履き続けて外反母趾に

まず、外反母趾の状態について、三浦さんはこう説明をします。

「外反母趾とは、足のおや指の付け根が『く』の字のように外側に突き出た状態になり、悪化すると靴を履いただけで痛む症状を言います。医師の診断が必要で、重度になれば専門的な治療や、手術が必要になることもあります」

次に、外反母趾になる原因は、
「自分の足に合わない靴を履き続けることにあります。女性に多いのも、パンプスやハイヒールを無理して履いてきた結果だと言えるでしょう」と三浦さん。

さらに、外反母趾を放置することについて、三浦さんは、
「年齢とともに症状は確実に悪化していきます。いまは少々腫れているだけに見えて痛みがなくても、恐いのは、気づいたら深刻な状態で元に戻りにくいことです」と警鐘を鳴らします。

「外反母趾になりやすいか」を自分でチェック

そこで、三浦さんに外反母趾になりやすい人の特徴を挙げてもらいました。「これら3つの足のタイプのいずれかに該当する人は、外反母趾予備群だと自覚しておきましょう」と三浦さんは強調します。

自分の足で、これらのタイプに該当しているかどうかをチェックしてください。

(1)おや指の付け根が高い

手のおや指とひとさし指で挟んでいる部分が「おや指の付け根」になります。この部分が30ミリ以上ある人は、靴に圧迫されて外反母趾になりやすいタイプです。市販の靴の多くは、「おや指の付け根部分」の厚さが約25~28ミリで作られていることが多いため、靴の中でおや指や付け根のあたりを締め付けていることになるからです。

ウートピ_1703_19_01_足の付け根

(2)足の指の中でおや指が一番長い「エジプト足」

このタイプは、市販の靴の多くの形状と合わないため、靴の中でおや指が小指側に向かって曲がるようになります。日本人の約70%がエジプト足と言われています。

(3)足の指の付け根が柔らかく、地面にベタッと足がつく「開帳足」

足が柔らかいので、窮屈な靴の中で足の形を無理に合わせることになります。

いかがでしょうか。もしどれかのタイプであれば、「足の付け根が痛む靴、特に足の指をぎゅっと圧迫するような先の細いハイヒールやパンプスは避けてください。そのうえで、次のケアをすぐに始めましょう」と三浦さん。

自分ですぐにできる、外反母趾を防ぐ簡単ケア法

ではここで、外反母趾を予防するために自分でできるケア法を2つ、三浦さんに教えてもらいましょう。

(1)足の指開きケア

足の指の付け根よりやや下を手でキュッと約30秒締めてください。すると、足の指が外側に向かって少し開くのが分かります。両方の足とも行いましょう。

ウートピ_1703_19_02_足の甲の引き締め

(2)足のこりほぐし・かっさケア

外反母趾は、おや指の付け根の筋肉が硬くなりがちです。そこで、かっさ(ドラッグストアなどで安価で販売しています)を使って、おや指の付け根を指圧しましょう。

おや指とひとさし指の間を、足の甲側と裏側からかっさを押し当ててほぐすイメージで、左右の足とも行ってください。手の指で行ってもいいのですが、かっさがあるとほぐしやすいでしょう。

かっさを使って足のおや指のつけ根を指圧する。

かっさを使って足のおや指のつけ根を指圧する。

足の裏からも、おや指とひとさし指の付け根の間を指圧する。

足の裏からも、おや指とひとさし指の付け根の間を指圧する。

最後に三浦さんは、「どちらも簡単にできるので、毎日、入浴後の体の緊張がとれているときに行ってください」とアドバイスを加えます。

筆者は右側のおや指が少し出っぱってきていて、靴との摩擦で時折痛みが走ります。さっそくチェックすると、おや指の付け根が32ミリあり、さらに「エジプト足」で外反母趾になりやすいことがわかりました。かっさケアをすぐに試し、足が痛い靴を買い直すようにしたいものです。気になる人は、ぜひ参考になさってください。

(取材・文 小山田遥/ユンブル)

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