その結婚、「逃げ婚」じゃない? “最低の結婚”を招かないために考えておきたいこと

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その結婚、「逃げ婚」じゃない? “最低の結婚”を招かないために考えておきたいこと

普段、仕事で一生懸命がんばっている人も「仕事に疲れた。結婚してちょっと休もうかな」とふと頭をよぎったことはあるのでは。

しかし、『みんな「夫婦」で病んでいる』(主婦の友社)の著者で武蔵野大学非常勤講師・臨床心理士の本田りえ先生は、「(逃げ婚は)逃げ道として結婚を選んでいるにすぎず、破局する人が多い」と言い切ります。本田先生に、“最低の結婚”を招かないためのポイントを聞きました。

逃げ婚の落とし穴

会社に勤めて5年、朝から満員電車にゆられるのにも疲れてきた。結婚でもして、のんびり暮らそうか…などと考えるA子さん。だが、具体的な相手はおらず、相手選びからスタートするという状況です。

しかし、「こういう考え方の人は、逃げ道として結婚を選んでいるにすぎず、破局する人が多いです」と本田先生は指摘します。A子さんが結婚したい根本の理由は「満員電車が嫌だから」。つまり、自分の嫌なことから逃れるために、結婚という選択をしようとしている「逃げ婚」です。

自分が「嫌だ」と思うことや、「壁だ」と思うものが出てきた時にこそ、その人の癖のようなものが現れる。A子さんの場合は「嫌なこと」から「逃れる」ことでその壁をスルーする傾向があると言います。

「このタイプの人は、問題が起きた時に、乗り越える道を探るのではなく、いつもどうしたら逃げられるかを考える傾向があります。もちろん、DVなど身の危険を感じる場合、逃れることは必要ですが、結婚生活には嫌な思いをすることも出てきます。こうした時にどうそれを乗り越えるかが試されるわけですが、問題から逃れることで解決しようとするタイプの人は、結婚生活の中で生じた“嫌なこと”からも“逃れてしまおう”としやすくなり、結果的に離婚を選んでしまうということが出てきます」。

人のせいにする「逃げメン」に注意!

嫌なことから逃げるために結婚する「逃げ婚」。この癖は女性だけに見える特徴ではないそう。男性にも逃げ癖のある人はいると言います。

「2人で過ごす時に何気なく『今までに何か失敗したことってあった?』と聞いてみるといいです。どんな失敗だったのかを彼の口から説明してもらいます。その説明がどんなものかで、相手の癖が見えてきます」。

エピソードは、運動部で試合に負けた話でも、仕事で失敗した話でもいいそう。その失敗について、自分にどんな責任があったのかをきちんと言語化し、しかも、どう乗り越えたかまで話せる相手なら問題はないようですが「俺はここまでしっかりやっていたのに、同じ部署の○○が途中で間違えて」や「上司が」「チームメイトが」と誰かのせいにばかりする男性は注意が必要とのこと。「他責的」と言い、この手の男性は何かの時に責任を一緒に背負ってくれるのを期待するのは難しそうです。

「家庭内で何か起こっても“君がちゃんとやってないからだろ”と言われてしまう可能性が高いです」(本田先生)。

「話し合いができる」かどうかも見極めて

人のせいにする「逃げメン」も厄介ですが、そもそも話し合いもできないような男性も要注意と本田先生は指摘します。寡黙な男性が好きという女性もいると思いますが「寡黙でも、いざという時、話が噛み合わないのでは困ります。相互的な話し合いが持てるかどうかが大事です。これには、言語表現力を測るのが最適です。YES・NOで答えられないオープンクエスチョンを投げかけてみてください。例えば、好きだった本の話などを自由に語ってもらうと、その人の考え方やコミュニケーション力が見えてきます」。

ここで見るのはどんな本が好きかというジャンルのことではありません。感銘を受けた本の話題なら、こんな話で、主人公のこんなところに感動して、自分もあんなふうにありたいと憧れたなど、具体的にかつあなたにわかるように解説できるかどうかチェックしてみてください。納得できれば普段は寡黙でも、もしもの時はちゃんと話し合いができるはずだと言います。

離婚申し立ての理由1位は「性格の不一致」

日本の場合、離婚の申し立て✳は圧倒的に女性からの場合が多く、その数は全体の7割とも言われています。申し立ての動機1位は「性格が合わない」で2万件を超えているそう。本田先生は「就職ならば、みなさん受ける会社についていろいろと調べると思います。社風はどうか、社員の雰囲気はどうか、業績は安定しているかなど、見るポイントはいくつもあるはずです。結婚も同じです」と警鐘を鳴らします。

「逃げ」で結婚することが必ずしも悪いわけではありません。離婚も自分が決断した結果であるのなら、決して不幸とは限りません。ただ、せっかく時間もお金もかけて結婚をするのであれば、「結婚してよかった」と心から思える選択をしたいものです。結婚を考えているのであれば上記のポイントを考えてみて悪いことはなさそうです。

✳司法統計家事第18表 平成21年度作成を参照

(Smart Sense 宮本)

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