カラーキュレーター®・七江亜紀さんインタビュー(第1回)

色気の正体とは?「また会いたくなる人」は色を味方につけている

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色気の正体とは?「また会いたくなる人」は色を味方につけている

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「同性でもそばにいると、なんか気になる」「何かと言えば、みんなの話題にのぼる」そんな女性って、いますよね。彼女は、特別美人なわけでも、オシャレなわけでもないのに……なぜ? 自分との違いはいったい何?

“色”というツールを駆使してこれまで3万人をプロデュースしてきた、カラーキュレーター®、七江亜紀(ななえ・あき)さんによると、「“なんか、いい感じの人”は色を味方につけて色気を作り出しているんです」とのこと。

えっ、色気って、自分で作れるの?

詳しい話を七江さんに聞いてみました。

第2回はこちら:進むべき道がわからなくなったら。リセットカラーは白!
最終回はこちら:面倒な女同士の人間関係に巻き込まれない色…

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色気とは後天的なもの

——「色気は自分で作れる」と聞いて、すごく驚いたんですが、本当なんですか?

七江亜紀さん(以下、七江):本当ですよ。色気といえば、生まれつきのもので、「ある人」と「ない人」にパッキリ分かれていると思われがちですが、実はそうじゃないんです。色気は、後天的なもの、工夫次第で自由自在に作り出せるものだと思うんですよね。

——その話を聞いて、すごく希望が湧いてきました。実は私、昔から「色気がない」「華がない」って言われることがあって密かに悩んでたんです……。

七江:私もそうですよ。 男友達から「おまえ、どこかで色気を買ってこいよ」って言われてた(笑)。

——信じられない。実はここに来る前にロビーで七江さんのうしろ姿をお見かけして。赤のスカートが歩くたびにひらひらと揺れて、「素敵な人だなあ」って二度見しちゃったんです。で、後から七江さんだとわかってビックリ。

七江:それは嬉しいですね♡ みんなも絶対自分らしい色気を手に入れられますよ!

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「なんか、いい」が最高のほめ言葉

——がぜんやる気が湧いてきました。では、改めて、色気の作りかたを教えてください!

七江:では、最初に質問。街中で「色気のある人」を見かけたとします。あなたは彼女をどんな言葉で表現しますか?

——なんだろう……「セクシー」でもないし、「美人」でもないし……。

七江:そう、なんか、言葉で表現しにくいですよね。「色気がある」って。でも、ね、それが正しいんです。「色気」って言葉にしがたい「よさ」なんです。

「なんか、いいな」「なんか、素敵だな」これこそが色気であり、女性にとって最高のほめ言葉。「紫のトップスを着ていてセクシーだな」「髪がサラサラストレートで美人だな」っていうのは、色気じゃない。単に服や髪をほめているだけであって、その人そのものの魅力じゃないんです。

色気は「色」の「気配」と書くでしょ、つまり気配のことなんです。だから言葉にできないんです。別れた後も何となく気になっちゃう、ふと考えちゃう、また会いたくなっちゃう。目の前にいない時でも相手に存在を感じさせる「気配」こそ、色気の正体なんですよ。

——おお、なんかすごく深い話。でも、確かにそうですよね。

七江:そうそう、これが色気の大前提。では、次は色気を作り出す方法について具体的にお話ししていきますね。

——お願いします!

色気は着ている服の「色」で決まる

七江:では、ここからいよいよ私の専門分野である「色」の話に入りますね。色気を作り出す時に、その人の「色」はとても重要な要素になってきます。つまり、どんな色の服を身につけるか、ということ。

——色気は着ている服の色で決まるということ?

七江:そうです。

——え、そんなに単純なんですか?

七江:はい、とてもシンプルです。色気は身にまとう「色」で決まります。

——今、私の中ですごい衝撃が走りました。目からウロコです。

七江:ただ、「ピンク」や「パープル」の服を着れば色気が出てくるとか、そんな話ではないんですよ。この色を着れば誰でも色気が出るというルールはありません。「今のあなたに釣り合う色」をまとう時、色気は自然とかもし出されるんです。

——「今のあなたに釣り合う色」ですか……?

七江:はい。たとえば、今日のあなたは黒のニットを着ていますが、「黒」は今のあなたに釣り合わない色。なぜかというと、黒い服があなたより前に出て主張している状態だからです。つまり、「黒」という色があなたの魅力を引き出すどころか、押し隠してしまっているんです。だから、今日あなたと会った人は「黒い人」という印象を受けてしまうのです。

——「黒い人」ですか……。

七江:“体と顔が1対1”の印象を与えられるバランスになっているのが理想です。要は、服の色(体)とその人の存在(顔)が、同じくらいの強さで相手の脳裏に残るようにするということ。

たとえば、さっき一緒にミーティングをした女性は、ラベンダー色のカーディガンを着ていました。ラベンダー色はまさに彼女にとって「今の自分と釣り合う色」。ミーティングを終えたあとも、彼女の人柄とラベンダー色が渾然一体となって思い出されて、「なんだかとても素敵な方だったな」と意識してしまいます。これが“体と顔が1対1”の印象を与えられている状態です。

なんとなく理解できましたか?

——はい。

明日から3週間、黒い服は禁止!

——私にとっての「今の自分に釣り合う色」はどうやったら、見つけられるんですか?

七江:明日から3週間は黒い服を完全に封印してください。絶対に着ちゃダメ。黒タイツ、黒ブーツも全部NG。

——えーっ……クローゼットの7割が黒なんですけど。

七江:ほとんどの女性のクローゼットは半分以上が「黒」「グレー」「ネイビー」といったモノトーン系で占められています。「無難だから」「色を組み合わせるのが苦手だから」とついつい買ってしまうモノトーン系ですが、色気の敵です。着ていると、だんだん気持ちも頑なになってきてしまうし(笑)。

代わりに、普段着ない色を着てみてください。理想はクローゼットを「七色」にすることですが、自分が着てみたい色から試してみればいいですよ。あなたなら黄色系やオレンジ系がいいかもしれませんね。普段まったく着ない色でしょう?

——はい、何年も着たことないし、そもそも一枚も持ってません。

七江:では、この週末に一枚でいいから黄色系かオレンジ系の服を買ってみて。ずっと黒ばかり着ていた人だと、最初は戸惑うかもしれない。けれど、その違和感と向き合うことが、色気を手に入れる第一歩。

色は本来、人がもともと持っている魅力をサポートしてくれるものです。クローゼットにいろんな色を揃えて、毎朝「今日はどんな色を着たい?」と自分に問いかける時間を持つようにしてください。それを積み重ねていけば、「今の自分に釣り合う色」を自然と選び取れるようになり、自分らしい色気を自由にまとえるようになりますよ。

<TODOリスト>
【1】黒い服を3週間完全に封印してみる
【2】クローゼットを「七色」に近づける
【3】毎朝「今日はどの色を着たい?」と自分に問いかける時間を持つ

(安次富陽子)

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