女性にとって40代は「美しさ」と「経験値」のバランスが“最高”に達する時期。でも、それは30代できちんと基礎を築いてきた人に限っての話。連載「30代のTO DOリスト」では、ありとあらゆる分野のプロフェッショナルに、40歳から自分史上最高の10年を送るために「30代でやっておくべきこと」を聞いていきます。
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自分史上最高の40代を迎えるための、「30代のTODOリスト」。前回に引き続き顔ヨガ講師の間々田佳子(ままだ・よしこ)さんにお話を伺います。後編は「顔ヨガの実践編」をお届け。簡単に見えて、意外と難しい。でも、やると心地よい疲労感があって、続けたくなる。顔ヨガの魅力をたっぷり体感しました。

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将来、ブルドッグ顔になる人の共通点とは

ーー顔ヨガで私も表情のバリエーションを増やしたいです!

間々田佳子さん(以下、間々田):お話ししている時の顔を見ていると、頬のあたりが動いていないのが気になります。これは、顔の下半分しか使えていないということ。このままだと何が起こるかというと、40歳を過ぎた時に、あごはシャープなんだけど、頬が垂れ下がる。要するにブルドッグ顔になる可能性が高いですね。

ーーますます自分の顔に自信を持てなくなりそうです。

間々田:それから、一見、弾力のあるお肌にも見えるけど、むくんでパンパンになっている状態です。むくみを取るためにはまず、“くちゃくちゃぱっ”で顔全体を動かすこと。滞っている血液やリンパを流す効果があるので、むくみやたるみを解消してくれます。恋をしている時のような肌つやも出てきますよ。

くちゃくちゃぱっ

1.鼻から大きく息を吸う。
2.眉、目、口をギューッと、顔の中心に集める。
3.「シューッ」と口から10カウントで息を吐き出す。

kaoyoga02_02_photo2(くちゃくちゃぱっ_くちゃくちゃ)

4.ぱあっと顔全体を開くイメージで、縮めた顔の筋肉を解放する。

kaoyoga02_03_photo3(くちゃくちゃぱっ_ぱっ)

5.目を閉じてリラックス。

kaoyoga02_04_photo4くちゃくちゃぱっ_ふ〜っ

前歯を8本見せると“オーラのある笑顔”が手に入る

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間々田:では次に、にーっと笑ってみてください。下あごを横に引くようにして口を持ち上げているので、口角も上がらず、不自然なしわができていますね。美しい笑顔のためには、口角挙筋(こうかくきょきん)を使うのがポイントです。あごに力を入れないようにして、上の歯を8本見せて笑う。はい、やってみてください。そうすると人を惹きつける“オーラのある笑顔”が手に入りますよ。

ーーあれ……、できない! 口角、上がりません! なぜですか?

間々田:これまでのクセが邪魔をしているんです。実際に顔ヨガをしてみて、「口角が上がらない」と言う人はとても多いんですよ。

ーー動け、体! 間々田さんは初めからできましたか?

間々田:いいえ。私もまったくできませんでした。だから、使えていなかった筋肉があるんだって気づいた時は感動しましたね。まずは手を使ってもいいので、正しい位置を筋肉に覚えさせて下さい。

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疲れて笑顔がしんどい時にやりたいポーズ

間々田:では続けて“おいしい顔”をしてみましょう。これは、口角挙筋と滑舌のトレーニングができます。口角を上げたまま、喉の奥から出すようなイメージで舌を出して。そのまま舌先を上に向けます。上唇に添うように下を右に、左に、右に……。

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おいしい顔

1.目線を上にして口角を上げ、上の歯を8本出す。にっこりと笑う顔のイメージで。

kaoyoga02_08_photo8おいしい顔_目線上

2.舌先を上に向けて右(左)に出す。

kaoyoga02_09_photo9(おいしい顔_左)

3.上唇に沿って、舌を左右に3往復。舌が唇につかないように気を付けること。

kaoyoga02_10_photo10(おいしい顔_右)

ーーきつい……。特に激しい動きをしているわけでもないのに、すでに顔が痛いです。

間々田:顔の筋肉は小さいから、すぐに変化を感じられるんですよ。ほら、もう頬が上がってきた。

誰からも好かれる“訴えるまなざし”も覚えよう

間々田:好かれる人になるには、目線と笑顔がポイントです。頬の位置を高くして魅力的な笑顔を作る“おだんごロック”をやってみましょう。あごの力を抜いて、上の歯を8本出すように笑顔を作ってください。

ーー“おいしい顔”と同じですね。ちょっとできるようになってきました。

間々田:そして、目をパッチリと開きます。

ーーよっ、と。

間々田:ちょっと待った!

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ーーん?

間々田
:額にしわが寄っているでしょう、これは、目を開く時に、額や眉も連動させてしまっているから。その癖があると、神経質そうに見えたり、しわになります。目のまわりをドーナツ状に囲んでいる眼輪筋を使って目を開けるようになりましょう。それには“おでこロック”が最適です。

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おでこが動かないように指をあてて、この状態だけで目を開く。眼輪筋が鍛えられると、まぶたのたるみ予防になるし、眼精疲労やドライアイの症状の改善にもつながりますよ。

ーーこれもまた……難しい!

間々田:大丈夫! ほら、できた。そんな目で見られたら男の子たちは大変よ(笑) 目が変わると、いきいきして見えるので、何か頼みたいとか、慕われるようになります。対人関係でも可能性がぐっと広がるんですよ。

ーーモテまで伝授していただいて、恐れ入ります。顔ヨガ、楽しくなってきました。

おだんごロック

1.目を大きく見開く。
2.口角を上げ、にっこりと笑います。上の前歯がしっかり見えるように。

kaoyoga02_13_phpto13(おだんごロック)

3.下からぐっと頬を持ち上げるようにリフトし、親指と人差し指で頬におだんごを作る。10秒キープ。

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おでこロック

1.左右の手のひらでおでこを押さえる。

kaoyoga02_15_photo15(おでこロック_手を添える)

2.額と眉を動かさないように目を細める。10秒キープ。

kaoyoga02_16_hpto16(おでこロック_目を細める)

3.上下左右の眼輪筋が外側に開くようなイメージで、目を大きく見開く。

kaoyoga02_17_photo17(おでこロック_目を大きく開ける)

4.そのまま10秒キープ。1~3を5回ほど繰り返したら、目を閉じて脱力。

「笑顔のバリエーション」があればしわはできない

ーー改めて、全然顔を使っていなかったんだなと気づきました。

間々田:短期間でもすごく変わるので、トレーニングを続けるようにしてくださいね。ただ、顔ヨガをすることが目的ではないんです。顔ヨガを使って表情をコントロールできるようにならないとダメ。例えば、私の場合だと講演をする時はぐわっと表情に力を入れてお話しするので、その後きちんと緩むようにケアしています。笑ってばかりいてもいつも同じ笑顔だとしわが入るので、バリエーションを持つことが必要なんです。

ーーなるほど。

間々田:今は上手に顔を動かせなくても、筋トレと一緒で、型を覚えれば誰でもできるようになります。すると不思議なことに視野も広がるんです。頑張り過ぎていると自分のことしか考えられない状況になりやすいんだなって、私は顔ヨガを通して気づいたんです。もちろん小顔効果や美容効果から入ってくる方が多いんですけど、顔ヨガには人生をも変えてしまう力があると私は信じています。

〈TO DOリスト〉
【1】頬を高い位置でキープする
【2】笑顔にバリエーションを持つ
【3】自分に必要な顔ヨガのポーズを覚える
【4】1日10秒は顔ヨガを続ける

(安次富陽子)

間々田佳子(ままだ・よしこ) 顔ヨガ講師・顔アスリート。アルゼンチンタンゴダンサー&講師。2010年アルゼンチンタンゴダンス世界選手権アジア大会優勝。40歳を過ぎた今でも体内年齢は20代をキープし続けているが、30代後半に顔だけ衰えたことに気づき「顔も身体と同じように鍛えられるはず!」と、2010年、顔ヨガ講師の資格を取得。小顔・若顔のスペシャリスト、表情筋トレーナー、印象アップ・笑顔作りの講師としても、テレビなどのメディア出演や講演等で日本全国を飛び回っている。著書の累計発行部数は48万部を越える。顔ヨガ協会