「ジェンダーレス男子」という言葉が流行しているように、近年は “女性っぽさ”や“男性っぽさ”の境界線が薄れています。

今月、東京ガス都市生活研究所から「女子力男子」と題された調査結果が発表されました。1990年から約20年にわたり3年ごとに「20代独身男性の生活」を分析。20年前に比べ、いわゆる“女子力”を備えた男性が増えているという事実が浮かび上がってきました。

まずは“料理”についてその変化を見てみましょう。

毎日夕食を作る「女子力男子」が増えている

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Q.夕食を家で作る頻度[週に6、7回]
1993年 男性:5.0%(女性24.0%、単身者全体:20.7%)
2002年 男性:0.0%(女性25.1%、単身者全体:25.1%)
2014年 男性:13.6%(女性13.6%、単身者全体:29.8%)2Q.揚げ物を作る頻度[よく作る+たまに作る]
1993年 男性:15.0%(女性20.0%、単身者全体:23.7%)
2002年 男性:18.2%(女性6.7%、単身者全体:20.6%)
2014年 男性:25.0%(女性11.4%、単身者全体:15.8%)

1993年の時点では、男性の「夕食を作る頻度」が5.0%、2002年はなんと0%(!)だったのに対し、2014年は女性と同じ13.6%に上昇。また、「揚げ物を作る頻度」にいたっては約20年の間に男女差が逆転し、2014年は男性の4人に1人が揚げ物を「よく作る」と答えています。

0Q.ご飯は食事の都度炊いている[よく作る+たまに作る]
1993年 男性:36.8%(女性64.0%、単身者全体:44.4%)
2002年 男性:27.3%(女性43.8%、単身者全体:37.5%)
2014年 男性:52.3%(女性31.8%、単身者全体:31.6%)3Q.お弁当を作ること[よくある+たまにある]
1993年 男性:0.0%(女性64.0%、単身者全体:26.8%)
2002年 男性:9.1%(女性18.8%、単身者全体:20.6%)
2014年 男性:34.1%(女性59.1%、単身者全体:35.0)

20年前、「男性はお弁当を作らない」が普通だった様子。ところが近年ではガラリと傾向が変わり、「作る」と答える人が34%まで増えました。一方女性は、わずかではありますが、減少しています。

「家事は女性の仕事」なんて価値観が当たり前だった20年前とは異なり、男性が料理をすることに抵抗がなくなったようです。それにはバブル崩壊を経て経済状況が変わったこと、20代の未婚率が上がったことなど、さまざまな要因があるでしょう。

女性も男性と同等に働ける今の時代、いつまでも昔のままではいられないということかもしれません。

調査概要:生活定点観測調査「女子力男子」
分析対象(人):東京ガス都市生活研究所「生活定点観測調査」より「20代、一人暮らしかつ未婚(離別・死別含む)の社会人

※登録モニターは一都三県在住の20代以上の方

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(編集部)