これからの季節、冷え性の人のありがたい味方になってくれるのがショウガです。ここ数年、カラダをポカポカにしてくれるジンジャーパワーは、広く知られるようになり、お茶やスープにショウガをプラスする習慣も定着しました。

そんな、女子にはすっかりおなじみショウガですが、今年の夏、「ショウガには、がんをはじめとする大腸疾患を癒してくれる効果がある」という研究結果が発表されました。

2000年以上の歴史があるジンジャーパワー

煮魚の臭み消しにお寿司のガリと日本でも古くから親しまれてきたショウガですが、漢方に代表される東洋医学の世界では、なんと2000年以上も前から重宝されてきた生薬の一つです。

今回、研究結果を発表したアメリカ・ジョージア州立大学のチームは、ショウガの大腸ヒーリング効果のポイントは、「ナノ粒子化」にあると指摘しています。

ショウガを粉砕して髪の毛の300分の1ほどの粒子状にすると、その粒子にある小さなカギが大腸の細胞に働きかけて、炎症を修復してくれるのだそう。研究によると、クローン病や潰瘍性大腸炎に特に効果を発揮するそうですが、がんのリスク低減にもなるのでは?と専門家の間では期待されています。

インフルエンザの予防にも効果あり

大腸以外の臓器や組織に対する効果のほどは、まだこれから実験するという段階のようですが、近い将来、ショウガからすごい薬が誕生する可能性がありそうです。

また別のチームによる研究では、妊娠初期のつわりを和らげたり、関節炎を防いだり、さらにはインフルエンザを予防する効果まであるという結果が出ています。しかも、生で食べても、加熱しても、日常的に摂取してさえいれば、効果ありとのこと。

科学的に明らかになってきたショウガのパワー。安くてカンタンに手に入る食材なので、冷え解消に限らず、日々の食事にどんどん取り入れていきたいですね。

【出典】
Edible Ginger-derived Nano-lipids Loaded with Doxorubicin as a Novel Drug-delivery Approach for Colon Cancer Therapy.

(編集部)