結婚式と言うと、チャペルでの挙式と、ホテルや結婚式場での披露宴というカタチをイメージするもの。でも、最近では型にとらわれない自由なカタチが増えているそうです。

結果的に「結婚式」に……“隠れ実施”の実態

1994年から「結婚トレンド調査」を実施している結婚情報誌「ゼクシィ」が10月18日、東京都内で「結婚トレンド調査2016」を発表しました。

結婚式の実施状況について1500人に聞いたところ、結婚式(挙式、披露宴・披露パーティのいずれか)を「実施する」と回答したカップルは68%、「実施しない」と回答したのは32%でした。

「実施ない」と回答したカップルに、結婚式以外のイベント実施状況を聞いたところ「親族中心の食事会を実施する」は14.9%、「写真撮影会」は3.9%、友人との食事会やパーティ、バーベキューなど「結婚式に準ずるセレモニー」が1.0%という回答で、結果として約9割が「結婚イベント」を実施していることがわかりました。

ドレスコードが「デニム」の結婚式

ドレスコードが「デニム」の結婚式

「あるべき婚」から「ありのまま婚」へ

また、従来の挙式、披露宴の中でも多様化が進んでおり、「挙式」も人前式が増加。「プログラム」も既存の流れに捉われない歓談中心であったり、場所も屋外で開催したり、高砂をソファにして席次も自由にするなど、結婚式の「あるべき形」ではなく「ありのまま」の2人で過ごす結婚式が主流となっているるようです。

こうした、型にこだわらず、2人らしく過ごす結婚式を”ありのまま婚”と名付け、最近のトレンドとして発表しました。

そこで、結婚式の”隠れ実施”の実態と”ありのまま婚”のトレンドについて、首都圏版「ゼクシィ」の平山彩子編集長に話を聞きました。

背景は「生き方の多様化」

平山彩子編集長(以下、平山):結婚式と言われた時に漠然とイメージするもの、チャペルで挙式をして披露宴を挙げるという従来の型だけではない、スタイルが増えています。

“隠れ実施”の実態があることや“ありのまま婚”のスタイルが増えている理由は、自分たちの目的に合わせてやりたいことをやっていったら結果的に、「型にはまらないタイプの結婚式」になったというケースが増えているから。

背景には、生き方の多様化があると考えています。何歳で結婚しなくてはいけないという既成概念も薄れ、働き方も終身雇用ではなく転職することも当たり前の時代。住む場所に縛られないで仕事をするスタイルも増えてきている。さまざまなライフスタイル、いろいろな選択肢がある時代です。その結果、ふたりの人生を反映するものが結婚式ですので、型通りではないスタイルが増えてきていることは、ごく自然な現象だと捉えています。

結婚式のスタイルは「古い」「新しい」ではない

平山:もともと、従来の結婚式の型に上手くはまらないと感じる人もいたと思いますが、ここ最近それが一気に表面化した感覚があります。一般にも広がって定着してきているのではないでしょうか。

もちろん、これまでの結婚式の形も存在しています。それは、ふたりらしく過ごせる場として従来のスタイルと選んでいるということです。プログラムや演出を工夫しながらふたりの「ありのまま」を出せる場に創り上げています。

古いか、新しいか、ではなく、2人にとって心地よいものを作っていく。それが最近のトレンドと言えます。

また、東日本大震災直後は、“絆”を大切にする結婚式が増え、家族やゲストとのつながりを重視する方が多くいらっしゃいましたが、最近では、大切な相手とのつながりを感じることは当たり前のことになり、さらに、ふたり、家族、ゲストに一体感があり、みんなで楽しむスタイルが増えています。

(編集部)