寺村優太さん

モテを意識したフェミニンなヘアスタイルや、雑誌に載っているような明るめカラーにしている方も多いですよね。しかし、残念なことに男性がチェックしているのは、髪型よりも髪色よりも、髪の質だってことをご存じでしたか? どんなに髪型が決まっていても、毛先がボロボロでは台無し! Twitterのフォロワー数3万人以上の“美髪の伝道師”である美容師の寺村優太さん(@trmryt)に美しい髪をキープするコツ、またおすすめのケア方法を教えてもらいました。

ヘアケアの情報をネットで情報発信

――元々は大手ヘアサロンにお勤めされていたとのことですが、Twitterやブログを使って美容情報を発信し始めたのはどのようなきっかけからですか?

寺村優太さん(以下、寺村):地方のお客さんのヘアセットをする、とあるイベントに参加したときに、東京の女性と地方の女性ではあまりにも髪のキレイさといいますか、質に差があることに気づきました。地方の人は「情報がなくてどのようにケアしたらいいかわからない」らしいんですよね。美意識は高いのに、情報がないがために差が出てきてしまうのは残念に感じ、地方の人にも届くようSNSでの発信を始めました。

Twitterで届く様々な質問には、特定のメーカーの商品を勧めるなどの商業的なことはせず、わからないことは医学雑誌や専門誌を読んで調べるなど真摯に回答しています。

髪は一度ダメになってしまうと元に戻らない

――アラサー世代が一番気をつけなければいけないことはなんでしょうか?

寺村:どの世代の女性にもあてはまるのですが、傷みやすい毛先を染めないということですね。カラー剤は髪を傷めます。また、髪は死滅細胞なので一度ダメになってしまうと、どんな高価なトリートメントを塗っても元に戻ることはありません。なので、髪を染める場合は根本のみにするということを徹底してください。傷むとどんどん色が抜けやすくなり、髪を染めるサイクルが早くなって、またさらに傷めてしまうという負のサイクルができあがってしまいます。傷むと髪も抜けやすくなってしまうので、ボリュームも減ってしまいます。芸能人やモデルがあんなにキレイな髪を保てているのは、リタッチ(伸びてきた根本だけ染めること)しかしていないからなんですよ。

――美容師さんに、勧められると断れない人も多いのでは……?

寺村:毎回毛先まで染めることを勧める美容師は、お客さんの髪の健康よりも自分の成績や店の業績を優先させているのではないでしょうか。僕はお客さんが自分から「ハイトーンに染めたい」と言ってきても、「もう一度考えてみて!」と再考をうながすようにしています。お客さんがなりたいイメージを実現することも大事ですが、髪の健康を考えることはもっと大切なことです。切れ毛や薄毛に悩まないようにしてあげるのも美容師の使命だと思っています。

僕は、根本を染める場合も、髪質を改善させながら、色を髪に浸透させられる天然100%の厳選されたハーブを使用しているので、僕のお客さんはみな髪がとてもキレイですよ。

寺村優太さん2

――おすすめのケア方法を教えてください。

寺村:僕がみなさんにおすすめしているのは、高いブランド品のトリートメント剤よりもホホバオイルです。精製されていない原液を使用してください。髪にもよく浸透しますし、肌にも使えます。メイクした顔に30分程度塗ったままにしておけばメイクもきれいに落ちますよ! また、アイロンなどで巻くのも髪にはよくありませんので、合コンやデートの日に毎回髪を巻いて行くのはおすすめしません。

男性は髪の色や髪型よりもキレイな髪を重視

――傷むのは承知の上、男ウケを優先させてアイロンやコテを使ってしまうという方も多いと思うのですが……。

寺村:それは女性の大きな勘違いで、男の人は、髪の色や髪型よりもキレイな髪を重視するので、巻き髪よりもストレートヘアの方がモテますよ! 男の人は女の人とでは色の見え方が少し異なり、一般的に男性は色を見分けるのが苦手だとされています。「モテヘアカタログ持って行ってその通りの色に染めてもらったけど、彼氏はノーリアクションだった」という声もよく聞きます。男性が良い遺伝子を残すために胸やお尻の大きい女性に惹かれるように、キレイで健康的な髪の女性に惹かれるんです。なので、モテるためには髪を染めることよりも、手入れの行きとどいた美髪をキープすることが大事ですよ!

●寺村優太さん
ツイッターアカウント : @trmryt
ブログ : 美容師 寺村優太の「読むたびに髪が綺麗になる」ヘアケアブログ

木暮ふみ