love_00250

婚活を成功させて無事にゴールインする男性がいる一方で、アラフォーに近づいても、まるで焦る様子もなく、ただ「モテたい」「彼女が欲しい」とボヤくだけの男性も多くいます。そんな彼らに「本当に結婚する気があるのか」「なぜ結婚しないのか」を尋ねてみました。

好きな落語を熱く語りすぎて……

「そりゃ、相手がいればしたいですよ。でも、いないんです。出会いもないし……」とため息をつくのはIT系企業勤務のKさん(39歳)。そんなKさんが最後にデートをしたのは二年ほど前のこと。

「僕の大好きな立川談春の落語を一緒に観に行ったんです。その時の公演も最高で、終わった後に、興奮して熱く語りすぎてしまったのが、引かれてしまったみたいで、それ以来、誘ってもなんとなくはぐらかされるようになってしまい、それきりです」

その後にも、行きつけの飲み屋で、たまたま隣に座った女性のことを「いいな」と思ったこともあったが、「そもそも自分のスペックに自信がないので、話しかけることさえできなかった」まま、もうすぐ40歳を迎えようとしている。

おしゃれなのに初デートで激安居酒屋へ

二人目に取材したRさん(39歳)は出版社勤務。服はビームスで揃えるなど、なかなかオシャレには気を使っているが未だ独身。「えっ、結婚? そりゃ、彼女がいないから出来てないけど、出来たら当然したいでしょ」と、Kさんとほぼ同様の発言をしているが、決してモテないわけではなく、つい先日も知人に紹介された女性と映画デートに行ったそう。ところが……。

「映画の後、『どうする?』って聞いたら居酒屋に行きたいって言われて。でも、靴を見たら、ものすごく高いヒールを履いてた。だから、あんまり歩かせちゃいけないかなって思って、近場にある行きつけの居酒屋に行きました」。

その居酒屋というのが、生ビールが180円という激安価格が有名な店。「けど、なんかやたらと食べ物頼まれて、結局会計はふたりで6000円越したよね。その女の子と、それ以降? 音信不通」

やはり女性としては、初デートはそれなりに気合の入ったお店にいきたいものだと伝えたところ、「そりゃ、付き合ったら、もっとマシな店に連れていく。けどさ、最初からカッコつけすぎてハードルあげても仕方ないでしょ。いざ彼女になったら、誕生日とかは相当気合入れるし」高いヒールを履いている彼女に気を使えたのは、ポイントが高いですが、やっぱり惜しい。

彼らの魅力は一回のデートでは伝わらない

その他の『出来ることなら、結婚したいと思ってる』という男性何人かに、『なぜ自らが結婚できていないのか』の心当たりを尋ねてみたところ、「代官山でデートをしていて、彼女が『喉が乾いた』というので、自動販売機の前に連れていったら振られた」(流通・42歳)「好きな子には、自分の好きなプロレスを好きになって欲しいから、なんかのきっかけがあると、延々とプロレスの話をしてしまうせいだと思う」(内装業・29歳)、「遅刻癖があって、特にデートの前の日は、緊張してつい夜更かしになってしまう。そして遅刻する」(デザイナー・31歳)と、女からしてみると、『残念』としか言いようのないボンクラエピソードが出るわ出るわ……が、しかし、彼らがまったくの結婚対象外かというと、実はそうでもないのではないか、と思うのです。

確かにボンクラではあるけれど、皆、きちんと仕事もし、優しさもあり、友達もいて、それなりの人間的深みもきちんと持っています。至らないところはたくさんあれど、もしも結婚したら、互いにいたわりあえる幸せな生活が送れる可能性は十分にある。むしろ、女を口説くテクニックを小器用に身につけた女好きな男や、過剰に自分に自信を持った俺様男よりも、貴女に寄り添ってくれるはずです。ただし、彼らの魅力はその『残念さ』ゆえ、一回のデートでは伝わらないこと。また、草食系とはまた違い「本当は積極的になりたい」と願っているのに、自らの自信のなさから出来ないことも。白馬の王子様なんていないことが薄々わかってきたアラサーの貴女。「出会いがない」なんて言ってないで、身近にいる残念系男子に、一度目を向けてはいかがでしょうか。

画像:Original Update by byblah blah photos…blah blah blah

大泉りか