30代のTO DOリスト 第3回

顔にかかる一本の毛でプラス5歳 オバサン化しないために30代で覚えたい髪のこと

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顔にかかる一本の毛でプラス5歳 オバサン化しないために30代で覚えたい髪のこと

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著書『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)が7万部を超える大ヒット中のヘアライター、佐藤友美(さとう・ゆみ)さん。これまで200万カット以上のヘアスタイルを見てきた佐藤さんに“誰でも必ず若く見える髪”を手に入れる方法について話を伺いました。

オバサン化の分かれ道は髪にあった

――著書の中で、35歳を過ぎたら、髪で見た目年齢に差が出てくるとありますが、オバサン化して見える髪の特徴とは?

佐藤友美さん(以下、佐藤):顔まわりに落ちた1本の髪の毛が、生活の疲れを感じさせ、見た目の年齢をプラス5歳にすることがあります。私はこれを“老け毛”と呼んでいます。クラスのマドンナ的な存在だった子が、同窓会で“急に老けたな”と感じる原因もほぼ100%髪にある。「なんだか疲れている?」「調子悪いの?」と聞かれた時は、髪から生活感が出ている可能性があります。

35歳を過ぎたら、「白髪が目立つようになる」「ツヤがなくなる」「ボリュームが減る」という3つのトラブルが起こりやすくなります。これは加齢の影響なので仕方のないことですが、髪に意識を向けていればわりと早めに気づけるはずです。ところが、突然ボリュームがなくなったとか、ツヤが減ったと感じる人が多い。鏡を毎日見ているはずなのに、実は髪を見ていないんです。

ヘアケアよりも、スタイリングを重視して

――変化を見逃さないためには、どうすれば?

佐藤:おすすめしているのが自撮りです。それも、正面だけではなく、横顔や後ろ姿、頭頂部(分け目付近)も3ヵ月に1回は写真に写して「人からどう見えているか」をチェックしましょう。40代以上の女性によくあるのは、みんなで撮った写真を見て「こんなの私じゃない」と驚くパターン。写真は残酷に真実を映し出すので(笑)、急に現実を突き付けられたような気になる。

40歳までに「髪に対してやっておくべきこと」というと、ヘアケアに注力しがちですが、私は正直、それよりもスタイリングとサロンでのカットが重要だと思っています。もちろん、髪の内部が健康であればヘアスタイルはより輝くのですが、ケアには即効性がありません。でも、髪型がバシッと決まれば、見た目年齢はわずか2、3秒で変わります。

――2、3秒で!?

佐藤:そう。ほんの少しスタイリングに気を使うだけなので、簡単なんです。以前、ヘアケアについて相談に来た女性がいました。でも、相談内容より彼女のトップ(頭頂部)からほよほよと飛び出している毛が気になったので、写真を撮らせてもらい「ヘアケアを考えるより先にここを直したほうがいいですよ」と話をしました。コームで毛を整えたあと、再度写真を撮って比べてみたら印象が全然変わり、若々しくきれいに見えました。ヘアケアを頑張る以上に、細かい髪の乱れを直す(スタイリングする)方が印象を激変させるんですよね。

「老け毛」が飛び出している状態(左)と抑えた状態(右)

「老け毛」が飛び出している状態(左)と抑えた状態(右)

持つべきはドライヤーとコームの2点

――スタイリングをする時に必要な道具を教えてください。

佐藤:40歳以降の悩みで特に多いのがボリュームに関すること。髪が薄くなって分け目が目立ちやすくなるのは共通の悩みです。なので、トップや分け目は根元から髪を立ち上げ、ボリュームを出すための原理を覚えてほしいんです。

一番簡単なのは、ドライヤーの当て方を覚えること。具体的には、トップや後頭部など、ボリュームを出したい部分は髪を持ち上げて根元にドライヤーで温風を当てたあとに冷風で冷まします。髪の毛は熱した時にクセがついて、冷ますと固定されます。だから、温風で重力に逆らう毛を作ったあとで冷風でキープして、フワッと戻すようにするといいんですよ。

そしてもう一つは、地肌が見えにくくなるように分け目をとること。そのために使うのが、柄の部分が長いリングコームです。柄の部分でジグザグに分け目を作ると、地肌が見えにくくなってボリューム感が増します。また、柄の部分にスプレーをつけて髪の表面を撫でると、ピンピン飛び出している毛を抑えることができます。

――1台数万円するようなドライヤーもありますが、大人になったら、やっぱり高価なものを持つべきでしょうか?

佐藤:値段の高い道具はやっぱりいいものが多いです。自分に投資してあげられるなら、取り入れてもいいと思いますが、それよりも持つべきは知識。たとえば、ドライヤーの冷風機能を夏の熱い時期に使うものだと思っている人も多い。道具を使いこなせていないと、もったいないですよね。価格よりも、正しく使いこなせることが大事です。

40歳までに信頼できる美容師を見つけておく

――サロン選びも大切だとおっしゃっていましたね。

佐藤:本当に大事。『女の運命は髪で変わる』でも書きましたが、美容師さん選びは、彼氏選びよりもダンナ選びよりも大事です(笑)。もし通うべきサロンが決まらなくて転々としているなら、今すぐにでも一生付き合える美容師さんを探してほしい。40代になると髪の悩みは格段に増えます。それを気軽に相談できる美容師さんがいるかどうかで、その後の見た目年齢が決まります。

ヘアカタログの現場でも、相性のいい美容師さんと出会っている女性は“40代からが花よ”といわんばかりに、美しさに磨きがかかってくるんです。

――「運命の美容師さん」を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?

佐藤:カウンセリングでちゃんと自分の要望を伝えることですね。美容師さんはプロだから、似合う髪型は髪質と顔の形を見ればわかる。でも、エスパーではないので、どんなふうになりたいかは言わないと伝わりません。ですから「自分はどう見られたいか」「どんな自分になりたいか」を、自己開示をすることが大事です。

「誰に頼んでもうまくいかない」と美容師さんに不信感を持っている人に話を聞くと、この「自己開示」ができていない場合がほとんどです。「どうせ言っても伝わらない」という態度で美容師さんに接すると、絶対にいいヘアスタイルは手に入りません。そして美容師さんに不満がある人は、プライベートでも問題を抱えている傾向があります。365日くっついている髪に不満があれば、人生全般に不機嫌になりがちですよね。

――美容師さんで人生が決まるって、本当なんですね。

佐藤:一生付き合える美容師さんと出会えたら、その後の人生に大きなアドバンテージになります。出会える確率が高いのが、友人の紹介。素敵だなと思う人に「同じ美容師さんに切ってもらいたいんですけど……」と聞いてみてください。美容師さんにしても、「紹介のお客さん」ならいっそう大切にしようと思うはずです。

〈40歳までのTO DOリスト〉
【1】顔まわりの“老け毛”を徹底的に撃退!自撮りでチェックも欠かさない
【2】ドライヤーのあて方、リングコームの使い方をマスターする
【3】髪の悩みを何でも相談できる「運命の美容師」を見つける

(安次富陽子)

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後悔のない30代を過ごしたい。ありとあらゆる分野のプロフェッショナルに、40歳から自分史上最高の10年を送るために「30代でやっておくべきこと」を聞いていきます。

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