川崎貴子の「自立という幸福」

自己評価の低い女性が惹かれがちな「回避型恋愛男」 彼らがキケンな本当の理由

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自己評価の低い女性が惹かれがちな「回避型恋愛男」 彼らがキケンな本当の理由

自己評価が低い女性が陥りがちな男性とは

私が個人カウンセリングをしたり、相談を受けたりするお嬢さん方の多くは、

[1]親との問題を抱えている 
[2]世間的には優秀なのに自己評価がとても低い 
[3]常に人の顔色を窺ってしまい、自分の欲望がよくわからない
[4]恋愛をすると相手に合わせてしまうため、イヤなことをイヤと言えない
[5]恋愛をすると嫉妬が止まらず相手に極度な依存をしてしまう

というような問題を、個人差はあれど抱えています。

そんな彼女たちがなぜか出会ってしまいやすく、お付き合いすると悩みがさらに深まってしまう有害危険生物「支配男」については、以前空襲警報の代わりにこのブログを書きました。

もうこれで皆防空壕に入ってくれたのではないかと安心していたら、また最近急激に「回避型恋愛男」が本土上陸。自己評価の低いお嬢さん方が狙い撃ちされていると数々の報告がなされているので、本日は彼らとお付き合いする危険性について、サイレンのボリュームをさらに上げて書きたいと思います。逃げろー!

「回避型恋愛男」の意味不明な言動

「回避型恋愛男」は、魅力的な人も多く、恋愛初期は普通に積極的な男の子です。ところが、お付き合いに発展してふたりの関係が深まってくると急に逃げ腰になり、意味不明な言動をとり始めます。

彼らは、人との一定の距離を強固に保っていたい男たちであるがゆえに、距離を詰められると電光石火の性急さで音もなく逃げます。女性側は何が起こったのか当然わかりません。

自己肯定感の高い女性なら「突然なんなの! ふざけるな!」と、ぷりぷり怒ってお別れできますが、自己評価の低い女性だと、「私が何かしたのかしら? 悪いところは直すから……」と相手の心の病を自分のせいにして引き受け、結果ずるずると「仲直りする→逃げられる→彼女が追う→さらに逃げられる→「私が変わるから教えて」とすがりつく→仲直りする」という闇落ちエクササイズをげっそりするまでやり続けてしまう。

当然ですが、そんな恋愛をしたら自尊心が大量に剥奪されますので、自己評価が低い女性は特に「回避型恋愛男」かどうかを早い段階で見きわめる必要があります。

まずはチェックです。

「回避型恋愛男」がわかるチェックリスト

[1]毎日連絡を取り合っていたのに、突然一週間ぐらい連絡がなくなる
[2]毎週デートしているのに「私たち付き合ってるよね?」と聞くとはぐらかす
[3]人生観、悩みごとなど、いわゆる「深い話」ができない。振っても一般論で話す
[4]ひとりの時間をとても大切にしている
[5]過去に不倫や複数同時恋愛をしていたらしい
[6]過去付き合った彼女がメンヘラになったことがあるらしい
[7]今まで長期間付き合った彼女はいないらしい
[8]時折り仕事やギャンブル、酒や趣味に没頭しすぎる
[9]理知的で、論理的な会話を自分にも相手にも求める。
[10]過去の彼女や運命の人を美化している(もしくは、していた)ようだ。(しかし、執着はしていない)
[11]付き合って少し経ったら急に相手の悪いところばかりをフォーカスする
[12]「自由でいたい」とよく口にする
[13]彼に近づけば近づくほど遠ざかっていく気がする

これら一つひとつは、多くの男性が多少備えている特徴でもあるのでわかりづらいと思いますが、5個以上のバリューセットで当てはまれば「回避型恋愛男」の可能性が高いと言えるでしょう。

回避型男と依存女のしんどすぎるカラクリ

では、なぜ「回避型恋愛男」と、自己評価が低くて依存してしまうタイプの女性が、驚くべき確率でカップリングしてしまうのでしょう? それは、この両タイプが、相性は最悪なのに「惹かれ合うカラクリ」が存在するからです。

両タイプとも、かつての自分の親の姿(依存度の高い母、構ってくれなかった父、など)を相手に見いだしたり、相手の言動で自分の状態を確認したりすることで、ある種の安心感を得てしまいます。

例えば、「回避型恋愛男」は、彼女がどんどん感情的になるのを見て逃げますが、逃げながらも自分が彼女に比べて「理性的で自立していること」を確認して自己満足を得ます。一方、彼女の方は逃げる男を目の前にして「やっぱり私は愛されるに値しない人間なんだ」という自己認識を再確認する。書いていて思いましたが、それはなんて不毛で、なんてしんどいダンスでしょうか。

更に言えば、「回避型恋愛男」と恋愛をしてしまうと、普通に健全な恋愛がしにくくなります。通常の女性より依存度が高いと、ただでさえ「さらにもっと、もっと愛して自分を承認してほしい」という欲求も高いわけですが、彼らはそれに答えてくれません。答えるどころか逃げまくるわけですから、彼女はずっと飢え続けることになります。そこに一滴の報奨(連絡があったり、デートに誘われたり)が落ちてくると、その一滴が脳内で起爆剤となって、快楽物質が爆発致します。

そして、その「くれるのかくれないのかのドキドキ感」と快楽物質のおかげで、「恋愛とはこのドキドキ感そのものである。」という刷り込みがなされ、普通に健全な男性に出会っても、「なんだかおもしろくない」「どきどきしない」と、スルーしてしまいます。よって、「出会いがない。良い人がいない」は、ただのシャブ中だったりしますから。だめ、絶対。

回避型男からは一目散に逃げろ!

回避型恋愛タイプは男性に多く見られます。どのように育てられたか、「男子の成功」として社会から何を求められてきたかなど、いろいろなことが原因となっていますが、これは立派な心の病です。

「回避型恋愛男」と結婚した女性を何名か知っていますが、夫が日曜日に引きこもっても、「今はそういう時期なのよ。二日ぐらいで治るから大丈夫。私もその間好きなことできていいわ。あはははは!」というような、ヘレン・ケラーの慈愛に満ちた家庭教師・サリバン先生並みの度量とエベレスト並みの自己肯定感をお持ちです。間違えても、自己肯定感低めの女性が、「私の愛で彼を変えたい……」などと血迷わぬよう、くれぐれもお願いいたします。見つけたら逃げろ! 決して振り返るな!

最後に、この記事を読んで、「うちの彼、やっぱり回避型かも」と気になったお嬢さんは、ぜひ専門家の本を読んで詳しく調べてください。

そして、夏は出会いの季節。これから異性と出会うお嬢さん方は、上記のチェックリストを海に、プールに、BBQに携帯し、活かしていただければと思います。

●おすすめ①『恋愛依存症』伊東明(実業之日本社)
男女の心理、ビジネス心理で有名な心理学者、伊東明さんの本。苦しい恋から逃れられない人たちに向けて、「共依存」「回避依存」「ロマンス依存」「セックス依存」について詳しく書かれているだけでなく、対処法や回復へのステップも盛り込まれていてとても参考になります。

●おすすめ②『異性の心を上手に透視する方法』
アミール・レバイン、レイチェル・ヘラー(プレジデント社)
「なぜ人は最悪の相手を選んでしまうのか?」で全米ベストセラーになった本著は、愛情のタイプを3つのアタッチメントタイプに分け、わかりやすい解説と問題解決手法を紹介しています。なぜ恋愛市場に回避型男性が多く存在するのか不思議だった私は、この本に書かれていた「彼らは関係を終わらせる頻度が高い。また、常に愛情を抑制して付き合うので、別れてもすぐに立ち直り、すぐに恋愛市場に戻ってきます。そのため、相手を常に探しているし、恋愛市場にトータルでいる時間が長いのです」という解説に、目から鱗でございました。

(川崎貴子)

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