30代のTO DOリスト 第2回

40代でイタいファッションにならないために センスを磨く4つの習慣

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40代でイタいファッションにならないために センスを磨く4つの習慣

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「30代のTO DO リスト」第2回に登場していただくのは、予約の取れない人気スタイリスト、山本あきこ(やまもと・あきこ)さんです。山本さんにパーソナルコーディネートを依頼する女性は、32歳から45歳がメインの層。彼女たちの悩みをひも解くことで、40代を自分史上最高に過ごすための秘訣が見えてきました。

40歳前後はファッションの悩みが増える!?

――アラフォー女性が陥りがちな悩みとは?

山本あきこさん(以下、山本)
:これまでの服が似合わなくなっているような気がして、判断に自信を持てなくなる人が多いです。本当は着たい服があるのに、「ママだから無理だよね」「私の年齢には派手すぎる」と思い込みを作ってしまう。それが次第に好きな服を着ることに対する罪悪感になり、おしゃれを楽しめなくなってしまうんです。

また、数年前からユニクロや、GUなどのファストファッションが大人の女性にも流行して、“この年代になったらこのブランド”という境界線があいまいになりました。ブランドの多様化で、何を選べばいいのかわからなくなって、瞬間的にフリーズしてしまう人も増えたのです。

問題は「サイズ選び」にある

―― “ちゃんとした格好”というプレッシャーは、歳を重ねるごとに大きくなりますよね。

山本:そうですね。だからこそ、“大人女子”にふさわしいブランドを口コミや雑誌で懸命に探すのですが、どこかしっくりこない人が多い。ほとんどの原因は、サイズ選びにあります。みなさん“ワンサイズ上”を選びがちなんです。服は、カラダのラインがきれいに見えるものを選んでください。シルエットを大切にすると、カラダはそれに合うように変化します。実際に、私のお客さんもみんなどんどん痩せているんですよ。

――服にダイエット効果があるなんて、まるで魔法のようですね。

山本:ファッションの力を味方につけると自信がつきます。私自身もそうなんですけど、コンプレックスのない人はいないと思うんです。たとえば、顔が丸い、お尻が大きい、足が太い……。どこか気になっている部分があると、「可愛いね」「キレイだね」と褒められてもちょっと受け取りにくいですよね。でも、「おしゃれだね」と言われると、“うれしい”って素直に思えませんか?

――生まれつきの美人にも、個性的な顔立ちの人にも、共通する褒め言葉ですね。

山本:おしゃれを意識するようになって、会社の上司が優しくなった、旦那さんに褒められた、機嫌のいいママを見て子どももご機嫌でいるといった嬉しい報告をよく耳にします。自分に手をかけてあげることの相乗効果は抜群で、まさにおしゃれは“最強”なんです。

“自撮り”から始めよう

――おしゃれになるために今すぐ始められることはありますか?

山本:私は “自撮り”をすすめています。鏡よりも俯瞰的な目で見られます。自分を知れば、似合うものを選ぶ目が養われます。写真が苦手なら、美肌に撮れるアプリを使ってもOKです。キレイな自分に見慣れてくると、だんだん自信に変わるんですよ。

――簡単でお金もかからなくていいですね。

山本:あとは、一度すべてのアイテムを広げてクローゼットの棚卸をしてください。色や形が似たものが多いなど、好みの偏りに気づくはずです。何を持っているのか把握することで、次に買い足すべきものがわかるようになります。

――30代のうちに捨てるべきアイテム、買い足しておくべきアイテムは?

山本:持っていたら今すぐに捨てて欲しいのが、ナイロン製のショルダーバッグです。両手が空いてラクなのですが、首元のアクセサリーが台無しになるし、一気に生活感が出てしまいます。一方、買い足すべきは、クラッチバッグ。どんなファッションにも合うし、持つだけで格好よく見えます。クールに見える“黒のレザー”と、リラックス感をプラスできる“キャメルのスウェード”はぜひ揃えておいてほしいですね。

私はどのアイテムも基本的に、質がよければ低価格のもので十分だと思っています。でも、トレンチだけは値段をかけてもいいものを選んでほしい。トレンチは何十年たっても古びない定番品です。颯爽とトレンチコートを着こなす女性は本当に格好いい。

――買い物で気をつけるポイントはありますか?

山本:まず、店員さんを味方につけて。声をかけられると「売られる」って身構えがちですが、そこで逃げちゃうのってもったいない。何かアイテムを見ていて「それ人気ですよ」と声をかけられたら、「どんなアイテムと合いますか?」と質問してみてください。店員さんだって頼られれば嬉しい。がぜんやる気が出て、いいアドバイスをくれるはずです。

センスを磨くには、トライアンドエラーを重ねるしかない

――ファッションを否定されると、すごく傷つきますよね。失敗しない方法はありますか?

山本:私のお客さんも「なるべく失敗したくない」と初めは口を揃えます。でも、失敗はどんどんした方がいい。私もたくさんトライアンドエラーを繰り返して今のスタイルにたどり着きました。“正解”にこだわると、何も選べなくなります。洋服同士がキレイに見える組み合わせや、その日会う相手や行く場所を考えたコーディネートを考えること。毎日のトレーニングから、センスが磨かれていくんです。

おしゃれに意識を向けるのか、向けないままでいるのかで、人生に大きな差が出ます。常に自分がどのような女性になりたいのか、イメージを明確にしておくことが大切。世代に合わせてこうあるべきという思い込みにとらわれず、理想の自分に近づけるように意識することで、センスはどんどん磨かれていきますよ。

〈40歳までのTO DOリスト〉
【1】カメラは味方!自撮りで顔や体型を俯瞰的に見る目を養っておく
【2】手持ちの服とアクセサリーを総チェック! 棚卸で買いグセを知る
【3】ショップの店員さんから逃げずに、アドバイスを受ける習慣を身につける
【4】なりたい“将来の自分像”をはっきり思い描く

(安次富陽子)

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