川崎貴子の「自立という幸福」

高島礼子はなぜ離婚しないのか? 「結婚の誓い」の重み

SHARE Facebook Twitter はてなブックマーク lineで送る
高島礼子はなぜ離婚しないのか? 「結婚の誓い」の重み

覚せい剤現行犯逮捕に不倫発覚、美談だった介護休業のはずが「人任せ」で本当はジム経営と、あまりの「ダメダメなてんこ盛り感」に食傷気味だった高知東生の一連の報道。続報としてさらに「自宅の空き巣疑惑~実は高知東生が犯人なのでは?〜」説まで浮上し、もう彼の濃いビジュアルとのマリアージュで、すっかりお腹いっぱいです。

「それでも高島礼子が離婚しないのはどうしてか?」

以前このコラム「不倫議員の妻はどうして夫を許したのか?」で、「女性受けを狙う女優は、夫の不始末発覚後、すぐに離婚する」と書いた私は、その予想に反した行動を取った高島礼子への言い訳を試みたいと思います。

高島礼子は、男ウケor女ウケ?

そもそも高島礼子の需要は男にあるのか?女にあるのか?
最近の作品はよく存じ上げませんが、私の中での高島礼子と言ったら、和服姿で日本酒を注ぐあのかつてのCMのイメージそのものです。

「こんな奥さんが家で待っててくれたらな~」

と、疲れた男たちに夢を見させる包容力のある大人の色香は、当時競合の存在しない、彼女の独断場の印象がありました。あの印象が強すぎたせいか、私はずっと彼女のことを、男性受けの女優さんだと認識しておったわけです。ですから、「女性受けを狙う女優ではない」という認識だったのですね(言い訳です)。

とはいえ、彼女も御年51歳。極道の妻とか、弁護士の役なども代表作として上がるベテラン女優として、男にも女にも受け入れられるキャリアを着々と積んでこられたようです。それなのに、の同時多発なダメ夫事件。

それも、夫逮捕からすぐに「警察官役の主演ドラマ」が放映されるというバッドタイミング。
最初は視聴率が取れても、彼女が演じるであろう「正義」の向こうに視聴者は「でも、夫は逮捕されている」「一緒に暮らしていたのに本当に知らなかったの?」と、高知東生のやけに黒い顔やふてぶてしい逮捕映像と共に、彼女のプライベートの方に思いを馳せてしまうでしょう。それは主演女優にとってどれだけマイナスなことか。

周囲に離婚を勧められまくっているであろう現状

尿検査をし、夫の代わりにお詫び会見をしたとしても、仕事関係者やプライベートの友人たちはこぞって「離婚」を勧めているはずです。彼女の女優人生だけじゃなく、彼女の人生そのものにも、彼との婚姻を継続することはデメリットしか見当たらないからです。

高知東生のさらなる浮気の余罪も報道されており、ふたりの間に子どもがおらず、経済的には夫がいない方がプラスに転じる可能性が高く、周囲の人たちがどんなに説得にあたっても、それでも、高島礼子は現時点で離婚の意思を明確にしません。

「結婚の誓い」の重み

最初は、「夫に洗脳されているのではないか」とか、ふたりは特別な関係で、任侠道にも通ずる我々凡人が理解できない「兄弟盃」改め「夫婦盃的な何か」が存在しているのか?などとうがった見方をしていましたが、彼女の会見を見た時に私は、間違えているのは私および周囲や世間のほうかもしれないとぼんやり思ってしまったのでした。

現行法では、協議離婚以外でも、相手の不貞行為や婚姻の継続が困難な重大事由があれば、離婚は可能です。最近の日本のデータでも離婚に踏み切るカップルは3組に1組。私自身も10年前、自分自身の人生を好転させたいがために離婚した1組にカウントされるわけですが、高島礼子と自分を比べると、その「離婚という決断」はあまりにも軽い。

どのカップルも、結婚する時には、式を挙げようが挙げまいが、「病める時も、健やかなる時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」と、神や相手や自分に誓ったはずです。そして、その誓いとは、「家族になる」誓いだったはずでした。
結婚生活の継続を「条件付き」で検討しあうものではなく、例えば私の場合、「どんな時も命ある限り真心を尽くす」を当たり前に実行できるのは自分の娘たちです。彼女たちが逮捕されようと何しようと、親として見放すことができないのはあえて言うまでもありません。

高島礼子の会見を見た際に感じたのは、彼女の女の意地でも情念でもなく、「家族としてのコミット」「家族としての責任」でした。そこに彼女個人のメリットやデメリットは存在せず、ただ職業人としての責任は果たさなければならない(関係者に迷惑をかけられない)という自重のみがあったように思います。

耐える妻が夫を助長させる

残念なのは、「結婚の本当の意味」をひとりでブレずに遂行している彼女の存在自体が、プレッシャーや快楽に負けやすい夫を助長させてしまっているところです。「家族だから~」と、今までも浮気や嘘を何度も許してきたからこそ、彼の欲望は雪だるま式に膨れ上がっていったのかもしれません。まあ、本当は100%夫が悪いんですけど。

高知東生が今後、高島礼子の「家族愛」で更生することができるのか。
高島礼子は職業や立場上、「家族としてのコミットメント」を貫けるのか。

「愛」はいつも本当に、取り扱いが難しい。

(川崎貴子)

この記事を読んだ人におすすめ

この記事を気に入ったらいいね!しよう

高島礼子はなぜ離婚しないのか? 「結婚の誓い」の重み

関連する記事

編集部オススメ

後悔のない30代を過ごしたい。ありとあらゆる分野のプロフェッショナルに、40歳から自分史上最高の10年を送るために「30代でやっておくべきこと」を聞いていきます。

脱サラした自営業者のウートピ編集長・鈴木円香と、社畜プロデューサー海野Pのふたりが、時にはケンカも辞さず本気で持続可能なワークスタイルを模索する連載です。

記事ランキング
人が回答しています
「美女と野獣」
公開記念特別企画
その、呪われたドレスを、脱ごう。