48歳「職業=女」のCharaは若作りなのになぜイタいオバさんに見えないのか

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48歳「職業=女」のCharaは若作りなのになぜイタいオバさんに見えないのか

1996年の映画「スワロウテイル」(岩井俊二監督)に登場する劇中バンド「YEN TOWN BAND」が7月20日、20年ぶりの新作アルバム『diverse journey』をリリースした。ボーカルを務めているのはChara。ソロとしては今年、デビュー25周年の節目を迎えるという。なんともう48歳なのだが、娘のSUMIRE21歳と並んでも同世代に見えるほど若い。

若いのは外見だけではない。中身もオンナ真っ盛り。公式Twitterでは、「女子力落ちてる時に、Chara聴くファンの方いらっしゃるので Charaが女子力落ちてる時に、真似てChara聴いてみたんですけど 確かに、ワンピース着たくなりました。ワンピースって、なんて言うか素敵だ 男の子も着たいだろうに 友達に、Charaには恋が似合うって言われたわー」(2016年4月5日)とツイート。

2012年11月3日には「職業欄には『女』と書きたい。歌うだけだと心細いです」とツイートしているほか、インタビューでは「(『スワロウテイル』で演じたグリコ役は)シンガーを目指す娼婦の役で、グリコちゃんとの共通点は『職業が女』っていうところ」(2016年6月30日付け「withnews」)と語っている。「女子力」とか「職業が女」とか、発言者によっては「オバさん、イタい」と大炎上しそうなものだが、Charaはなぜかしっくりなじんでしまう。……というか、なじんでいるのかはよくわからないが、「イタい」と批判しづらい雰囲気をガッチリと形成してしまっていることは確かだ。

元夫・浅野忠信は離婚して一気にオジサン化してしまったのに

Charaは、映画の共演をきっかけに5歳年下の浅野忠信と1995年に結婚した。2児をもうけるも2009年に離婚。原因は浅野の浮気だと報じられている。その後、仲里依紗との路チュー報道をはじめ、モデルなど20代の年下美女たちと浮き名を流し続ける浅野は、いまや「Charaほどの人と別れて遊びほうけるサムいオジサン」という位置づけになってしまった。

一方、Chara自身も、18歳年下のTHE NOVEMBERSのドラマーの吉木諒祐との熱愛が『女性セブン』(小学館/2014年8月21・28日号)で報じられている。その吉木は、YEN TOWN BANDにも参加。互いに独身とはいえ、18歳年下と付き合うというだけでも人によってはバッシングを受けるものだが、ここでもCharaに対しては祝福の声が多い。

Chara無双。なぜそこまで強いのか、とりあえず音楽性に関する評価はおいといて、職業=女・Charaの魅力を、別のアルファベット系アラフィフタレントと比較して考察したい。

現役バリバリ、RIKACO、YOUとCharaはどこが違う?

まず、RIKACO(50歳)である。1993年、2歳年下の渡部篤郎と結婚。2児を出産したが、ほどなく渡部は中谷美紀と不倫関係になり、2005年に離婚。その後、渡部は中谷とも破局し、銀座の39歳ホステスと再婚した。夫が若い女と浮気した上、離婚後に夫の女グセの悪さが露呈し評価が下がった点は、Chara・浅野元夫妻と重なるところがある。

だが、RIKACOは、テレビ番組で上から目線の毒舌をウリにしているためアンチも多い。一方で、女性誌では「自分らしく」「ポジティブ」を信条とした同世代へのエールを送っている。2016年5月1日の公式ブログでは「50歳? 私が?とびっくりしているけど50なのよね^_^これからは自分をいたわり今まで出来なかった事をゆっくり自分の為にしていきたい^_^ 大切に^_^ 年齢は年齢!でも関係な〜〜い^_^ 素敵な人生をおくりましょう」とある。渡部の不倫時には相当なドロドロがあったと報じられたが、わざとらしいほどサバサバキャラを貫いており、それが暑苦しくて受け入れられないという人も少なくない。言ってみれば、職業=サバサバといったところだ。

次に、YOU(51歳)。外見はよく見ると年相応なのだが、“雰囲気ヤング”の代表格。かなりの肉食で、バツ2で1児の子持ちだが、年下の男たちとの路上キスがたびたび報じられる。恋愛に奔放なさまはCharaではなくむしろ浅野に近い。「私は、過去と今の感性がすべて。ようするに、未来を予測することにあまり興味がないんですよ。決めてもなかなかその通りにならないし、何よりこれっぽっちもワクワクしない」(『婦人公論』2012年2月22日号)と言うことも自然でアニマル! もはや「女」の範疇を超えている。職業=動物である。

一方、CharaはRIKACOに比べるとサバサバ度低めでもう少し女っぽい。YOUよりは肉食度やや低め。オバサンが無理している感じはせず、共感が得やすい塩梅である。私たちはRIKACOほどサバサバできないし、子どもがいればYOUほどは“今”に生きられないし、肉食にもなれない。たまにせつないラブソングを聴いて、ワンピースを着てキュンとする、その程度がリアルな「中年女」である。そして、Charaは、そんな中年女たちのためにキュンキュンの物語を紡いでくれる。それこそが職業=女ということなのだろう(本人の意図とはだいぶ違うと思うが)。

美容の掟を破るオリジナリティが魅力に

もうひとつ重要な点がある。RIKACO、YOUとも口角を見ると、キュッと上がっている。そりゃそうだ。「口角を上げたほうが若々しく見える」というのは、美容の基本中の基本。口角を上げるエクササイズだってある。

ところが、Charaはめちゃくちゃ下がっている。完全に「へ」の字口。忍者ハットリくん以上麻生太郎未満。なのに、そこがかえって「無垢な子どものよう」「不機嫌な少女のよう」という声もある。アンチエイジングの掟をも軽々と超え、チャームポイントに変えてしまっているところも、掟にがんじがらめになっている中年女たちから見れば魅力のひとつといえる。

筆者は無理に口角をあげようと意識しすぎたため、逆にほうれい線が目立って老けて見えるようになってしまった。掟にしばられて現実を見失っていた。Charaの名言に、

「“怖気づかずに生きる”ことがテーマ」(2013年11月14日放送、TBS系「ARTiST」)

というのもある。女であることに、中年であることに怖気づいちゃいかんのですね。とりあえず口角の力を抜いてみます。

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