会社以外で“得意”を発揮すれば、日々が楽しくなる 「パラレルキャリア」のススメ

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会社以外で“得意”を発揮すれば、日々が楽しくなる 「パラレルキャリア」のススメ

副業を認める会社が増えてきている

副業を認める会社は少数ながら、確実に増えてきています。実際に、私のまわりにも会社員として働きながら、起業をしているパワフルな方もいます。「OLしながら、ライターもやっています」というと、一般的には、副業だとかパラレルキャリアだとか言われます。しかしながら、私は現時点で会社員としてもライターとしても、輝かしい実績はありません。そんなわけで、収入を増やすだとか、名前を売るといった成功体験を語ることができないのですが、普通のOLとして取り組んでいることをご紹介します。

自分の得意分野を磨く

副業を始めたきっかけは、現在働いている会社が副業を認めているからです。新卒から長く勤めていた前の会社では音楽コンテンツの営業や宣伝をしていて、たまに他部署のお手伝いでライブレポートやディスクレビューを書いていました。昨年、まったく違う業界・業種に転職したのですが、「今まで本気で取り組んできたことや得意分野についての感覚を鈍らせたくない」という想いから、細々と執筆活動を続けています。

前職で広げた人脈も、転職したからといってプツリと切れてしまうのではもったいないことです。とはいえ、みんな仕事に家庭に忙しい大人ですから、単純にお友達としてのお付き合いは難しくなります。悩んだ結果、彼らとどうにか仕事として繋がり続ける方法を選ぶことにしました。

ライターってどんな仕事?

ライターとしての活動は、PCさえ持っていれば初期費用もかかりません。執筆時間も極端な話、睡眠時間を限界まで削れば簡単に捻出することができますし、比較的参入しやすい仕事です。リスクなく始められるがゆえに、超レッドオーシャン。書ける人も、書きたい人も大勢います。しかも、人工知能が発達したら、小説や簡単な記事であれば自動生成できてしまうという研究結果も出ています。10年後には、副業には向かない仕事になっている可能性もあります。

私はお金のために書いているわけではありません。というとカッコいいんですが、実際は、地方までアイドルを追いかけてみたり、資料としてCDや書籍を買い込んでみたりしているので、ライターとしての収入は厳しいです。もちろん、原稿料をいただいている時点でプロとしてのお仕事で成果を出さなければいけませんが、専業で食べていくには程遠い状況。前述のように、仕事はいつまであるかわからない。

お金以上の価値がある

「じゃあ何で書き続けているの?」なんて言われてしまいそうですが、興味を広げていろんなカルチャーに触れることは、生活を楽しむ上で不可欠。自分の中で、得られる部分がとにかく大きいのです。インタビューについても、事前の下調べをした上で誰かの話を本気で聞いて、それを文字に起こしてまとめるなんて、なかなか日常生活ではできないことです。普段はついついスマホを弄りながら話してしまうこともありますが、目の前の相手に真っ直ぐ向き合ういいきっかけになっています。相手の魅力を最大限に伝えるにはどうしたらいいんだろう? じっくり考えながら、丁寧に言葉を紡いでいきます。これがたまらなく楽しいのです。

「本業を疎かにしない」は大前提

会社に迷惑をかけないのが前提。「副業で得た知見や人脈を本業に活かす」という方もいますが、そこまで到達するのはなかなか難しいです。直接仕事に繋げるのであれば、本業にフルコミットするべきでは?という意見もあるでしょうし、本業に近いところで仕事をしてしまうと、競合認定されてしまうリスクもあります。

会社員をしながら実績を作って、専業にシフトすることもできますが、最初は「プライベートの時間を費やして、自分の好きなことをした結果が副業になっていた」というくらいで考えてみるのがいいと思います。なんといっても、本業は会社員。私も原稿も無理のない範囲で受注するなど、セーブしています。土日や朝夜を使って原稿や取材に向き合っていますが、平日日中はオフィスで働いているため、最近は自然とWEB媒体でのお仕事が多くなりました。ここまで書いて、なんと扱いづらいライターなんだろうか……なんて反省していますが、今は自分の状況をきちんとお伝えした上で、理解していただけるメディアの方とお付き合いをさせていただいています。

自分から営業をかけるよりも、ブログを書いて依頼を待ってみるのがいいと思います。記事が何本か拡散されれば、自然と依頼が舞い込んで来ます。自分から「やりたいです!」と言って条件が合わないと気まずいですが、実際に自分の文章を読んで依頼をしてくださる編集者さんは、前向きに検討してくれます。

レギュラーで書かせていただいている媒体では、連載の企画出しもしています。自分の稼働時間が制限されるのであれば、発想を変えて、自分が稼働できる企画を考えてしまえばいいんです。もちろん媒体のカラーや、ユーザー層のリサーチを入念にしなければなりませんが、GOサインが出たらこっちのものです。例を挙げると、私は退勤後や土日の稼働がメインとなるため、ウートピに「女子会やめた。」という飲みながら対談する企画を持ち込みました。

土日も働く=労働時間が長いではない

「土日も働いてるね」なんて言われてしまうこともあるのですが、個人的には楽しんでいるので問題ありません。ここまで紹介した以外にも、いい影響がたくさんあります。スケジュールを埋めることによって、惰性での飲み会参加することがなくなりましたし、「自宅でダラダラするのがもったいない! その間に原稿を書こう」と感じられるようになりました。

副業といっても、ただ時間を換金したりするのでは、労働時間が延びるだけで疲れてしまいます。得意なことを社外で本気で取り組む!というのがおすすめです。

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