女性政治家の人気は髪型で決まる? 蓮舫からヒラリーまで、知られざるヘアスタイルの秘密

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女性政治家の人気は髪型で決まる? 蓮舫からヒラリーまで、知られざるヘアスタイルの秘密

「私たちは、気づかないうちに、女性の性格(キャラクター)を“髪型”で判断しています。第一印象は、ファッションでもメイクでも話し方でもなく、“髪型”で決まります」

そう語るのは、発売2週間で6刷と話題を呼んでいる『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)を上梓した、ヘアライターの佐藤友美(さとう・ゆみ)さん。今回は佐藤さんに、参議院選に都知事選と、日々マスコミを賑わせている女性政治家の髪型を分析してもらいました。

女性政治家のショートヘアは「戦闘ヘア」

——女性政治家というと、「男勝りで強い女」といったイメージがありますが、これはやはり、髪型から受ける印象が強いのでしょうか?

佐藤友美さん(以下、佐藤):髪は、それ以外のあらゆる要素に比べて、「人からの見られ方」を劇的に左右するパーツです。女性政治家には、ショートやボブなど、髪が短い人が多いのですが、これは、第一印象で「仕事ができ、政治を任せられる人」と思われるために、マニッシュ(男性的)なスタイルを選んでいるからなんです。

——確かに、女性政治家は髪の短い人が多い印象があります。

佐藤:都知事選への出馬が取りざたされたものの、参議院での再選を目指している蓮舫さんなどは典型的ですね。長年ベリーショートをキープしていて、しかも、前髪をかきあげて額をしっかり出しています。この髪型は、女性がもっともシャープに見える髪型。日本の政界は男社会ですが、その中でも負けない存在感と強さを感じさせます。

単に「短い」だけではなく、後頭部に「高さ」と「ボリューム」があるのもポイントです。人は、後頭部に高さがあるヘアスタイルに対して、威厳や品格を感じ、一目置く傾向があります。蓮舫さんの後頭部の高さとボリュームは、「ナメられない」ための武装とも言えるでしょう。

——確かに蓮舫さんのショートヘアは印象的ですよね。

佐藤:都知事選への出馬を表明した自民党の小池百合子さんも同様のショートヘアです。彼女は、一度政権が民主党に移った時、「男性だったら悔しくてヒゲを伸ばして次の選挙を待つところだが、女の私が伸ばせるのは髪しかない」と言って、髪を伸ばした人でした。「臥薪嘗胆ヘア」などと呼ばれていましたが、2年後、政権が自民党に戻った時に「断髪式」をして、無事(?)ショートヘアに戻しています。

彼女にとっても、やはりショートヘアは政治家としての「戦闘スタイル」なんでしょうね。同じタイプのヘアスタイルには、小渕優子議員もいます。

——都知事選への出馬が噂された山尾志桜里議員はどうでしょう?

佐藤山尾志桜里議員や、丸川珠代議員は、短めのボブスタイルです。表面の毛にツヤを出しやすい髪型なので、蓮舫さんや小池さんに比べると、優しく、女性らしい側面を持った髪型です。

ロングヘアほど女子度が高いわけでもなく、ショートほど男勝りではない。その中間地点に着地しているのが、この2人の髪型ですね。ただ、丸川さんは、もう少し髪が長い時のほうが顔の形に似合っていたと思います。

ヒラリーとアッキーの意外な共通点

——佐藤さんから見て、髪型で成功していると感じる女性議員は誰ですか?

佐藤:日本ではありませんが、アメリカの次期大統領選の最有力候補、ヒラリー・クリントンさんのヘアスタイルは、有権者の心をうまくとらえていると思います。

夫ビルが大統領だった時期はソフトな女性らしいボブで、ファーストレディとして夫を支える妻を演出し、上院議員に出馬する時はバッサリとショートカットにしてリーダーとしての風格を前面に押し出しました。

ここ数年は、えり足とサイドの髪を少し伸ばし、ふんわりとした丸みのあるシルエットにしている分、エレガントな雰囲気が増しています。国を任せられるリーダーシップと、女性ならではの優しさやおおらかさを、髪型で上手に表現していると思います。

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日本で「うまいな」と感じるのは、安倍首相の奥様、昭恵夫人です。彼女はファーストレディですが、お高くとまっているイメージがなく、「アッキー」と愛称がつくほど。これは、ヒラリー同様、えり足が長く柔らかい動きがあって、シャープな印象をやわらげているから。斜めに流した前髪もふっくらしていて、「日本の優しいお母さん」といった印象を与えます。

——なるほど、髪型とその人から受ける印象には、相関性があるんですね。

佐藤:面白いのは、「区議会選(市町村議会選)」→「都議会選(県議会選)」→「参議院・衆議院選」で貼りだされるポスターを見ていると、選挙規模が大きくなればなるほど、女性議員のショート率が増えることです。

区議会や市町村議会では、「自分たちの気持ちをわかってくれそうな身近な女性議員」というブランディングが効くため、女性らしいロングヘア、ミディアムヘアで選挙を闘う女性候補者も多いのでしょう。

これが国政選挙になると「国を任せられるリーダーシップ」を求められます。ですから、女性らしさや優しさではなく、強くて頼れそうなショートやボブの議員が増えるんでしょうね。

——最後に、佐藤さんから見て「これはイマイチ」と思う女性議員の髪型はどなたの髪型でしょう?

佐藤片山さつきさんのヘアスタイルは、もったいないなと感じます。仕事場が選挙事務所と近いので、よくお見かけするのですが、とてもおきれいな方なのに、パーマヘア(だと思うのですが、クセ毛かもしれません)が上手にスタイリングされていなくて、爆発してしまっている日が多いように感じます。特に梅雨時の選挙戦はあのヘアスタイルは大変だろうと思います。

顔まわりだけでもストレートにされたら雰囲気がガラッと変わって好感度があがり、男性票も女性票も増える気がします。または、もう少し短くカットする、もしくは髪をまとめるだけでも、清潔感がアップして今より素敵になるのでは、と感じます。とにかく片山さんは“素材”がいいだけに、もったいないですね

■イベント告知

佐藤友美さんが登壇されるトークイベントが開催されます。
「髪とアートと美容師と 〜ヘアデザインから見る文化論〜」
佐藤友美 × ミネ シンゴ トークイベント
日程:2016年7月19日 (火)
場所:青山ブックセンター 本店
時間:19:00~20:30(開場18:30~)
料金:1080円(税込)
定員:110名様
詳細はこちら

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