この身今生一度きり、釈迦で解決!

「芸能人にハマるのは悪いこと?」お釈迦さまに聞いてみた

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「芸能人にハマるのは悪いこと?」お釈迦さまに聞いてみた

仕事、恋愛、人間関係……いろいろな方面でそろそろ決断を迫られる30代。「なんとかしなきゃ」と思いながら、悶々と日々を過ごしているウートピ世代のみなさんの、数かぎりない煩悩を受け止めて差し上げようという連載が今回から始まります。

その名も、「この身今生一度きり、釈迦で解決!」

浄土宗蓮馨寺(静岡県三島市)所属の僧侶、掬池友絢(きくち・ゆうけん)さんが、混迷をきわめるみなさんの日常を、やさしく解きほぐしてくださいます。ちょっと敷居が高いように思われがちな仏教も意外に身近なお悩みに答えてくれるもの。こんなこと、聞いていいのかしら……なんて、超ささいなお悩みも思いきって釈迦に聞いちゃいましょう。

相談:芸能人にハマりすぎています

私の幸せは、芸能人の**くんが幸せなこと。朝は彼のツイッターを見ることから始まります。親からは「自分の幸せを考えろ」って言われるけど、自分の幸せって何だかよくわかんないです。仕事も、生活も、まあ、めっちゃ楽しくはないですがやり過ごしています。悩んでないのですが、相談します。

釈迦の回答

本人は「悩んでいない」と言っていますが、これも悩みなんでしょうね。悩んではいないけど、「これでいい」とも思っていないんですよね。この状態では後悔するかもしれない、という想いがどこかにあるのかしれません。

仏教には「自灯明・法灯明(じとうみょう・ほうとうみょう)」という言葉があります。「他を拠りどころとせず、仏の教え(法・ダルマ)を小さな明りとして、自分を頼りに前に進みなさい」という教えです。

お釈迦さまが亡くなる時、お弟子さんたちは大パニックに陥りました。お弟子さんたちはお釈迦様の大ファンですから、「お釈迦様がいなくなっちゃう! どうしよう!」って。

その際、お釈迦さまは「仏の教えにのっとって自分を拠りどころにしなさい。そうすれば私がいなくなっても大丈夫だよ」とお弟子さんたちに伝えたと言われています。

「信じられるもの」があるのは素晴らしい

その芸能人の方をどのように愛していらっしゃるのか、投稿文からはっきりとは伺えませんが、きっと、あなたにはない魅力があるのでしょうね。その魅力は、全力で受け取って、味わっていいと思いますよ。

ただ、「その人そのもの」に依存してはいけません。あくまでも、「自分の人生を生きるために、その方からよいものを得る」という考え方で、接するようにしましょうね。もし、その方がいなくなってしまっても、誰かさんと熱愛してしまっても、自分を失うことがないよう、あくまで「自分基準」で選んでいることを忘れずに。

芸能人の方にハマるのは悪いことではないと思いますよ。人というものは、自分を照らす“基準”がなければ、どうしても自分勝手になってしまうものです。私自身にとってその基準は、他でもない仏教の教えです。砂漠で星を目印に進むべき方角を決めるように、仏さまの教えが自分の指針になってくれるのです。相談者にとって、芸能人が日々を支える大きな存在なのでしょうね。そんな存在に出会えていることも素晴らしいことだと思います。

今回の教え:

芸能人にハマるのは悪いことではない。彼または彼女の魅力で自分の進むべき道を照らして、よりよい人生を生きていこう。

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