山本あきこ×MBトークショー

「ファッションにもロジックを」 予約の取れないスタイリスト・山本あきこ×MBトークショー

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「ファッションにもロジックを」 予約の取れないスタイリスト・山本あきこ×MBトークショー

「服で人生が変わる」と評判の人気スタイリスト山本あきこさんと、メンズファッションバイヤーでファッションブロガーのMBさんによるトークイベントが6月2日、都内某所で開催されました。著書『毎朝、服に迷わない』(ダイヤモンド社)は発売から約2ヵ月で8万部を突破。MBさんも昨年刊行された書籍『最速でおしゃれに見せる方法』(扶桑社)が順調に増刷を重ねています。平日の夜にもかかわらず、「最強のふたり」のトークショーには100名を超える男女が集まりました。

ファッションは感覚ではなくロジック

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この日のテーマは、異性にモテるファッション、彼や彼女を変身させる方法、真夏のオフィスコーデ。レディースとメンズ。主戦場の異なるふたりには「ファッションをロジックで伝える」という共通点があるようです。

MBさん(以下、MB):僕は、メルマガやブログ、書籍などでメンズファッションについて情報発信を行なっています。そこでは「1+1=2」というように「この組み合わせをするとこうなる、なぜならこうだから」とロジカルなファッション論を展開しています。おかげさまで好評をいただいて、本は9刷になりました。

山本あきこ(以下、山本):
私もどちらかというと、ファッションを理論でお伝えしているほう。MBさんには昨年の対談で「(私の方法に)シンパシーを感じる」とおっしゃっていただいて本当に恐縮でした。今回のトークショーも楽しみです。

カジュアルすぎると子どもっぽい印象に

そして話題は「異性にモテるファッション」へ。「シンプル」「安心」といったキーワードが挙がります。

山本:男性のファッションは、極力シンプルなほうがいい。サラッと。アクセサリーも時計やブレス使いなど、腕まわりくらいに抑えておくのが素敵だなと思います。

MB:たしかに、手首は寂しくなるので何かつけてあげるといいですね。男性が好きな女性のファッションとしては、シンプルな普通の格好が正解。気合が入りすぎている格好だと、ちょっと引いてしまう。男性としても、「どこに連れて行けばいいんだ」みたいな。ただ、カジュアル過ぎると子どもっぽくなってしまうので、デニムにTシャツだったら靴はパンプスにするとか、アクセサリーや装飾品で、どこかに“女性的なもの”が感じられるといいですね。

山本:私もそう思います。フリルなんか着なくても、とろみ素材とか、素材やディテールで女性らしさを出してあげるだけで十分ですね。

ビッグサイズTシャツは異性に安心感を与える

MB:初デートで間違いがないものといえば、今の時期は女性だと、ビッグサイズのTシャツとか。とろみ素材のワイドパンツなどでカジュアルさを抑えるといいですね。デートって顔を見るから、初デートなら上半身は安心できる格好になっていてほしい。ハットよりニット帽とか。一方、男性のほうは女性をリードする意味でも、リネンシャツなど、ちょっと大人っぽい格好をするといいんじゃないかな。

パートナーを変身させるには?

山本あきこさん

山本あきこさん

続いてのテーマは「パートナーを変身させる方法」へ。相手が男性でも女性でも「周囲から褒められる」ことが大事だそう。

山本:男性を変身させるなら、プライドを傷つけずに自分の好きな方向に持っていくことが重要ですね。今持っている物を否定せずに「こういうのがいいよ」って勧めてみる。そこで周囲からの反応がいいと、「こっちがいいのかな」って思うようになります。

MB:僕のメルマガにも、褒められたことを報告してくる人が多いです。個人的に一番嬉しかったのが、60代くらいの男性が、「お父さん、めちゃくちゃおしゃれじゃん」って娘さんの友人に褒められたという報告をもらったこと。その友人はアパレルのショップスタッフをしているとかで。

山本:
そうですよね。奥さんだとちょっと恥ずかしかったりするけど、会社の後輩など、ちょっと違ったアプローチで褒められるといいみたい。女性の場合だと、ショップの店員さんに「こっちのほうがいいですね」と言われると効果的です。ファッションの仕事をしているプロに飛び込ませると話が早いです。

服の棚卸で自分の買いグセに気づく

山本:センスを上げたいと思ったら、まずは自分が持っているアイテムを把握することが最初のステップ。すべて床に出してチェックすると、似たようなアイテムばかり買っているなど、自分のクセに気づくんです。

MB:自分にはこれが足りないとか、次のショッピングに活かせるようになりますね。

山本:人ってやっぱり視覚的に変わらないと、あんまり変わったようには見えないんです。だからワードローブの棚卸をして、いつものバランスをちょっと変えることからスタートするといいと思いますよ。

夏のオフィスコーデにはシルバーを入れる

山本:夏は基本的にジャケットやカーディガンを省略して、トップスとスカート、またはパンツのワンツーコーデになりやすいですよね。そこにシルバーのベルトが入るだけでもピリッとした雰囲気になります。小さいけれど、全体を締めてくれる役割があるのでアクセサリーは重要。必ずつけましょう。特にシルバーは、クールな印象を与えてくれるので真夏のオフィスコーデ向きだと思います。

MB:男性の場合、クールビズというと、みんなカジュアルになりがち。そもそも、スーツ自体が完成形で、その“正解”をあえて崩しているのがクールビズ。だから中途半端に見えがちなんです。ポイントはなるべく崩さないこと。たとえば白のシャツに、真っ黒の細身のスラックスを選ぶ。クールビズだからといって安易にネクタイを外すのではなく、プレゼンなどの場では、ニットタイでちょっとカジュアルさを取り入れるのもいいですね。

雨の日は靴からコーデを考えてみる

山本:また、梅雨の時期は、雨のせいでいきなり足元のチョイスが変わって、家を出るときアタフタ迷いますよね。私はいつも「コーディネートの主役を変えていきましょう」と提案しているんです。たいていの人にとってはトップスが主役なのでそこから決めていくけれど、その習慣を崩すようなトレーニングを普段からしておくと、雨の日でも慌てず靴から組めますよ。女性はやっぱりファッションで気分が変わります。出勤する週5日をどのように変えていくかで、仕事もがんばれるんです。

フォーマルとカジュアルのバランスは7:3?

終盤では、参加者から「MBさんが、男性のファッションはドレス(フォーマル)とカジュアルのバランスが7:3と紹介しているが、その女性版は?」という質問が。

MB:女性に関しては、そのものズバリが難しい。あったら今すぐ教えてあげたいです。ただ、基本は同じで、女性はそこに女性的な要素が必要になりますね。

山本:私が考えたのは「服はシンプル、小物で味付け」。女性はアイテム数が多くて、バランスを決めるのも難しいし、そこにメイクもヘアも加わるから複雑。だから、アイテムをシンプルにするのがおしゃれの近道なのかな。そのかわり、アクセサリーを効かせたりして小物で遊ぶようにするんです。

最強のふたりが次々に披露する秘訣に参加者たちは最後まで熱心に耳を傾けていました。梅雨やクールビズがやってくるこれからの季節は、新しいファッションを試してみるチャンス。今すぐクローゼットをチェックしてみましょう。

終了後のサイン会の様子

終了後のサイン会の様子

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