鳴り止まないSNS通知

2016-6-7-moyamoyanikki

漫画/田丸こーじ

増える“イクメン”

“イクメン”という言葉もすっかり浸透した今日この頃。男性も積極的に家庭へ参加し子育てを担うことがよしとされ、テレビではパパタレントがCMやバラエティで好感度を振りまいています。企業によっては男性社員も育休を取得できたり、勤務時間の短縮が可能になったりしているそうです。素晴らしいですね。でも逆説的に考えると“イクメン”という言葉がある限り、男性が子育ての一端を担うことはやっぱり「特別なこと」なのかなあと思ってしまいます。

頑張ってるアピールに勤しむパパたち

男性の子育てへの参加は、まだまだ障害も多いことでしょう。家庭的であることは社会的な地位の承認とは関係がない、むしろ障壁でさえある雰囲気もあります。同年代はともかく、おじさん上司世代の理解は浅い場合が多く、まだまだ、男性の育児参加へのハードルは高いです。それでも周囲を見ていると、毎朝ママチャリで子どもたちを幼稚園へ送り届けているとツイートしていた知人もいるし、休みの日には公園で遊んだ姿をフェイスブックにアップしていた同級生もいるし、それぞれの努力によって素敵なパパを頑張っていることに感心してしまいます。

お母さんたちの“育児コミット”との違い

前々回のコラムで私は、子どもが生まれた女性は皆、SNSも話題も子どもに乗っ取られたかのように、彼女自身の姿が見えなくなってしまって寂しいと書きました。でも同時に、きっとそのくらいに子育ては、お母さんの日常や人生の大切な部分を占めているのだろうな、と感じます。

そういった、必死なママたちの姿を見ているとつい比較して、パパたちの子育てって、頑張ってるアピール激しくない……?と思ってしまいます。

男性の育児SNSは基本自分が主人公

親になってSNSが変貌するのは、何も女性に限った話ではありません。男性だってコトあるごとに可愛い子ども……と「パパになったオレ」を載せるようになります。女性の“子育てSNS報告”は、子どものソロショットが多く、自分が脇役になっていることに対して、男性はあくまでも自分が主人公。それがとっても悪いこととは思わないけれど、子どもという存在も、彼をより頼もしく見せるための要素に利用されているように見えることがあります……。

「褒めて褒めて!」SNSはちょっと控えめに

「今日はお休みだから公園に連れて行った!」「オムツ替え上手にできるようになった!」「ヨメさんと子どもにごはん作ってあげた!」などとイチイチ奥さんやSNSに報告するのは、毎日毎日当たり前にこなしている人から見たら会社で女性社員が「コピー上手にとれました!」「エクセル使うの慣れてきました!」「客先に一人で行って来ます! ガンバります!」とイチイチ報告してくるのと同じようなことで、それって相当ウザいのでは……?なんて、どうしても思ってしまいます。とはいえ、皆様子育て本当にお疲れ様だなあ。と、ひとりの気楽さと孤独を噛みしめる独身アラサー女子なのでした。

(コラム:眞駒/@ameni1952

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