踊らにゃソン

「確実に幸せになる方法」

それは人によっていろいろあるでしょう。

西洋には、

「一日だけ幸せでいたいならば、床屋に行け。
一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。
一ヵ月だけ幸せでいたいなら、結婚しろ。
一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。
一生幸せでいたいなら、正直でいることだ」

なんてことわざもあるそうですが、「〜をしろ」のところは、人によっていろいろ書き換えられそうです。

¡Viva! Photodays

私が大学時代に気づいた、「確実に幸せになる」方法、それは踊ることです。お金もたいしてかからないし、基本的なステップさえ覚えれば、それこそ「一瞬も、一生も幸せ」。これ、ほんと! どんなに疲れていても、悲しくても、ステップを踏み出したとたん、ふわっと心が軽くなるのです。身体と心はつながっているから、無理矢理にでも身体をハッピーな状態にすれば、心は自然と上を向き始めます。

ひと口に踊りといっても、ヒップホップ、ジャズ、バレエ、フラダンス、フラメンコ、タンゴ、サルサ、ベリーダンス、タップダンス、盆踊り……古今東西いろいろありますが、単にリズムにのって体を動かす以上の喜びをくれるのが、サルサやタンゴなどのペアダンス。(写真はブエノスアイレスのタンゴレッスン風景)一緒に踊る相手がいることで広がる楽しみがあります。

¡Viva! Photodays

ペアダンスは、意外と相手の本性が垣間見えるのもの面白いところ。力づくで女性を動かそうとするオラオラ君、こちらの反応を見ながらリードしてくれる気遣い君、踊りながら鏡に映る自分だけを見つめているナルシスト君。「ペアダンスは疑似セックスみたい」という人もいるけれど、確かにそういう面もあるかも?! そういえば昔、ステップを間違えたら、「チッ……!」と舌打ちした男性がいました。こわっ!

なにはともあれ、踊りを見るだけの人生より、踊る人生の方が楽しいのは確実。いつまでも率先して踊るアホウでいたいものです。

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宇佐美里圭(うさみ・りか)
1979年、東京都生まれ。編集者、ライター。東京外国語大学スペイン語学科卒。在学中、ペルー・クスコにて旅行会社勤務、バルセロナ・ポンペウファブラ大学写真専攻修了。中南米音楽雑誌、女性誌、週刊誌、カメラ雑誌などで働く。朝日新聞デジタルで「島めぐり」「ワインのおはなし」「花のない花屋」などを連載中。ラテン音楽とワインが好きなエピキュリアン。