ぽっちゃり限定お見合いパーティーに行ってみた

前回の取材では長い重い髪をバッサリと切りショートボブにイメチェンしてはみたものの、156センチに60キロとお世辞にもスリムとは言えない体型で、いまひとつ自分に自信が持てず、ぽっちゃり女子ブームをうさんくさく思う日々である。しかし、なんとぽっちゃりした私を求める人がいた!

ぽっちゃり女性限定のお見合いパーティー

それは、様々なお見合い婚活パーティを企画するエクシオスペシャルパーティーの「ぽっちゃり女性限定のお見合い婚活パーティー」 である。ぽっちゃりした女性とぽっちゃりした女性が好みの男性のための婚活パーティー。さっそくホームページから4月19日(土)、難波マリアージュ 個室のパーティーに申し込む。「個室」のパーティは大勢での婚活パーティーとは違い、個室で男女のペアになりじっくり話すことができるという。

この婚活パーティーに参加するには女性は未婚であればOKなのだが、男性は大卒もしくは公務員で300万円以上の年収が求められる(ちなみに年齢制限は男女とも26〜40歳位まで)。このパーティーでは太った自分を愛してくれ、収入のある男性に出会えるということなのだろうか……。

女性のほうが競争率が厳しい

だが世の中は甘くないようで、申し込んだ当日1か月前の3月18日の段階で、男性が人数に余裕がある「予約可」だったのに対し女性は座席数わずかの「ほぼ満」となっている。婚活パーティー2日前の時点でも男性が「ほぼ満」で女性がオンライン予約枠は満杯の「満」であり依然として女性のほうが多い。条件は男性のほうが厳しいが、競争率は女性のほうが厳しいようだ。

ぽっちゃり女性限定だから男性が少ないのだろうか。同社のサイトで今までの婚活パーティーの様子が書かれた報告を見てみるとぽっちゃり以外の婚活パーティーでも女性の数が男性を上回っているものもあり、またぽっちゃり女性限定でも男性の方が多い婚活パーティーもあった。全体的に女性が数名多い印象があったが婚活パーティーの内容と男女比の関連を見つけることはできなかった。

趣味、好きな食べ物、喫煙や飲酒……、相手に求める条件は?

さて当日。大阪・難波のさまざまな店の入った小さなビルの4階に迷子になりながらたどり着くとエレベーターホールに男女が一列ずつ向かい合って座っていて、列は開け放たれた透明なガラス戸の向こうの部屋まで続いていた。部屋の中は茶色のブースで仕切られている。本来はブースの中で1対1の会話するのだろうが、人が多く集まったから部屋からはみ出しているのだろう。

エレベーターホールの丸椅子に腰かけると係の男性にカードと番号の書かれた名札を手渡された。プロフィールカードといい、パーティーが始まると男女で交換するそうだ。名前や年齢、現住所、職業、出身地など基本的な情報、それから趣味、好きな食べ物や歌など会話の糸口になりそうな質問もある。人によっては譲れない喫煙、飲酒の習慣の質問、結婚についていつごろしたいか、一年以内に・3年以内に・じっくり付き合ってから・良い人が居れば、とたずねているのはさすが婚活につながるパーティーだと思った。

私がもたもたとカードを書き込んでいる間にパーティーが始まった。目の前にジャケットを着た中村俊介似のさわやかな男性が座っている。「あ、まだ、書いてないんですか、書きながらでいいですよ」と言うので、優しさに甘え、もくもくとカードを記入し続ける私。年齢と住んでいるところについて話しただけで会話の時間は終了。係員に告げられて男性は移動し、次の男性が目の前に現れる。順繰りに男性が交代するシステムは中高生のころのフォークダンスみたいだ。ちなみに会話の時間は2分くらいだったと記憶する。

世間にぽっちゃり女性を求める男性は一定数いる

婚活パーティー会場に明るい声が飛び交う中、私は15名の男性と会話した。そのうちぽっちゃりしていた男性は3名ほどであり、自身がぽっちゃりしているからぽっちゃりしている女性を選んでいるのではないようだ。男性の年齢は30代半ばから40代前半の人が多く、20代後半も2人いて「年齢的に厳しいからぽっちゃりでもいいや」という理由で参加しているという印象はない。ブームと言えるかどうかは分からないけれど、世間にはぽっちゃり女性を求める男性は一定数いるのだろう。

エクシオのホームページでは婚活パーティーに出席する服装として男性にはスーツを勧めているのだが、カジュアルな格好の男性の方が多く、中にはエグザイル風刈り上げで鮮やかなブルーのジャケットを着た個性的な男性もいた。無口な男性やお笑い芸人のように饒舌な男性、カードを書き終えない私に業を煮やし医者のように質問しながら書いてくれた男性も。婚活パーティー中男性が私のところに回ってこないことも3回ほどあり、女性の割合が多いことを再認識させられた。

男性を待っている時、周囲に耳をすますと好きなコーヒーの種類や、好きなお肉について楽しげに語っている声もあり、食にこだわりがあるあたりが「やっぱりぽっちゃりだなぁ」と思った。

イケメンとカップル成立!?

係の男性がラジオ体操みたいにカランカランと鐘を鳴らしパーティーの終了を告げた。会話した男性の印象をメモしたチェックシートをもとに、最終投票カードに相性がいいと思う5人の男性の番号を記入する。私は高望みだとは思いつつ、一番イケメンに見えた「カード書いてもいいよ」の君の番号を書いた。

集計が終わると番号が読み上げられる。次々読み上げられる男女1組ずつの番号、フられる覚悟のため深呼吸をする私。あれ、なんだか私の番号呼ばれたみたい。私を選んだ奇特な方はどなたとメモを見ると……。

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谷町邦子