ゴールデンウィークが終わり、夏の気配が濃厚になってきました。「そろそろ夏モノを出さなきゃ」と思っている人も多いでしょう。今日は『毎朝、服に迷わない』(ダイヤモンド社)が刊行されたばかりの、予約の取れないスタイリスト、山本あきこさんに「衣替えのときに捨てたい服」について聞きました。

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衣替えの前におすすめするのが、すべてのアイテムを一度出して、床に並べてもらうことです。「めんどくさい」と思うなかれ。一度えいっとやってしまうと、後々のおしゃれ度がグンとあがります。

実はこれ、私がパーソナルスタイリングをするお客さまにも必ずしてもらっていることです。これをすると、同じような形の服をたくさんもっていないかという自分の「買いグセ」を知ることができます。同じような形(色)ばっかり……、ということの気づきやすくなります。それと同時にもう捨てるべき服がないかどうかをチェックすることもできるんです。

「生活感」が出てしまうものは捨てる

捨ててもいい洋服は、次の2つです。

ひとつは、3年間着なかった服。これは、この先も着ない可能性が高いです。「いつか着るかも」と思って貴重な収納スペースを陣取っているのであれば、思い切って処分してしまいましょう。

『毎朝、服に迷わない』

ただし、デニムだけは別です。

デニムは「今はこの形がトレンドじゃないから……」と感じられるものでも、何年かおきにはやりが変わりますので、また復活して着られることがよくあります。特にブルーのゆるっとした形のモノはテッパンアイテムなので、ちょっと古くても取っておきましょう。そのほか、デニムのワンピやジャケットも、残しておけばいつか必ず使えます。

『毎朝、服に迷わない』

デニム以外で3年以上着ていない服は、捨てていいものです。

もうひとつ、洗ってもとれない汚れがあったり、毛玉ができたり、素材が傷んできたものは捨てましょう。

傷んだ服を着ていると、その人本人にも生活感が出ます。とくにアウターがボロボロだと、全体がみすぼらしく見えるものです。

それだけ傷んだということは、たくさん着たという意味でもあります。あなたが使いやすい、似合う服だということですから、その服は手離して、同じような服をもう一度買ってまた何度も着ればいいのです。

3年前の3万円のカシミアセーターよりは、新しい今年のユニクロのセーターを着ているほうが、よっぽどおしゃれに大人っぽく見えますよ!

ボトムはユニクロで冒険する

また、流行の移り変わりは、ボトムの形で決まることに気づいていたでしょうか? 実は、トップスで流行が出ることはほとんどありません。いま、トレンドは「リラックス」ですので、ゆったりしたワイドパンツがはやっていますが、流行はボトムの長さや太さ、形に出るものです。トップスで変わった形がそこまで流行することはないのです。

今年らしい雰囲気を出したいと思ったら、ボトムで冒険するのがいいでしょう。今であれば少し長めのミモレ丈と言われるスカートや、ワイドパンツを履いていると、それだけで今年っぽさが出ます。

ユニクロやGUなどは、トレンドのボトムを取り入れるのが上手なので、ぜひ冒険してみることをおすすめします。高価なものである必要はありません。センスがよいということに、高価なものであるということは関係ないのです。また、トレンドの形でも、私がおすすめする「普通の形」さえトップスに押さえておけば、合わないということもありません。

『毎朝、服に迷わない』

トップスは一途でいい

だから、それを踏まえてトレンドが過ぎ去ったボトムは処分していくのもいいかもしれません。トレンドに合わせて買い換えていくのがボトムだとしたら、トップスは気に入った1着を長く着て、傷んできたら、また同じようなものを買うというイメージでしょうか。

また、たまに「◯◯というブランドの◯◯というアイテム」という限定的なものがはやることもあります。こういったものは、ボトムの流行に比べてすたるのも早いので、期間限定を楽しむのがいいでしょう。

山本あきこ(やまもと・あきこ) スタイリスト。1978年生まれ。女性誌や広告など多くのスタイリングを手がけながら、毎月個人向けのパーソナルスタイリングや、スタイリングを教える講座など行う。それ以来、予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れない」スタイリストに。処女作の『いつもの服をそのまま着ているだけなのに、なぜだかおしゃれに見える』(ダイヤモンド社)はベストセラーとなる。