『ウートピ』では、みなさんから短歌を募集する企画をスタートします。

講師は、歌人で小説家の加藤千恵さん。毎月ひとつのテーマで募集し、加藤さんが優れた短歌を選び、その講評を記事としてウートピに掲載します。最後には、加藤さんの一首も添えられます。

短歌の作り方って?

短歌というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、決まりごとは「5・7・5・7・7の計31音で作る」ことのみ。俳句と違い、季語は必要ありません。言葉遣いも、文語ではなく、普段使っている言葉(口語)でOKです。

例えばどんな短歌があるの?

「幸せにならなきゃだめだ 誰一人残すことなく省くことなく」

この1首は、加藤千恵さんの処女短歌集『ハッピーアイスクリーム』(集英社)から引用したもの。一見すると普通の文章に見えますが、

「幸せに(5音)ならなきゃだめだ(7音) 誰一人(5音)残すことなく(7音)省くことなく(7音)」

と、リズムが刻まれていることがわかります。

なんとなく思ったことや、日常の喜び、悩みなどを短歌に変えてみると、自分の気持ちがいつもと違って見えてくるかも。もちろん、自分のことを詠んだ短歌だけでなく、想像力を発揮したフィクションも大歓迎。「短歌ってなに?」という初心者の方も、ぜひ気軽にご応募ください。

【加藤千恵さんからのコメント】

日記を書くように、スマホで写真を撮るように、
短歌に触れてみていただけたら、おもしろいかもしれません。
いろんな作品に会えるのを、とても楽しみにしています!

今月のテーマ

「自由な夜」
〆切:5月15日(日)

仕事が終わって開放感のある夜、予定がなくてさびしさを感じる夜……など、どう解釈するかはあなた次第。必ずしも「自由な夜」という言葉そのものを短歌に入れなくてもOK。「自由な夜」を連想させる短歌を詠んでご応募ください。ひとり3首まで、オリジナル・未発表の短歌のみでお願いいたします。

※今回の募集は終了しました。結果発表はこちら:忘れたくなかった夜や忘れられなかった夜が星座みたいに

(文=編集部/イラスト=オカヤイヅミ)

加藤千恵(かとう・ちえ)
1983年北海道生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。その後、小説、エッセイ、詩、漫画コラボ作品など、様々な分野に活動の場を広げている。近著に『点をつなぐ』(角川春樹事務所)、最新刊は小説『アンバランス』(文藝春秋)。