街の瘴気で婚期を逃す…恵比寿在住10年目の高年収サラリーマン「元カノの結婚で、やっと我に返った」

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街の瘴気で婚期を逃す…恵比寿在住10年目の高年収サラリーマン「元カノの結婚で、やっと我に返った」

恵比寿、それはアーバンな大人の街。連載第3回目は、女性視点で恵比寿の魅力をお伝えしました。今回は独身男性から見た恵比寿の実情に迫ります。

【前回記事】“恵比寿在住”は女の加圧トレーニング 家賃12万円を払って独身アラサーが手に入れるメリットは?

恵比寿、家賃高過ぎて気軽には住めない問題

おさらいすると、2016年「住みたい街ランキング」首位を獲得した恵比寿の平均家賃相場は1Kで12.74万円。1LDKではなんと23.21万円という高価格(不動産情報サイトHOME’S調べ)。住みたい街、と言っても、家賃高過ぎて気軽には住めません。

年収ラボの調査によると、30代前半の男性の平均年収は額面で438万円。月額換算すると、36.5万円となります。一般的に、家賃は手取り収入の3分の1以内が理想とされているので……恵比寿住人、戦闘能力高過ぎです。

家賃と引き換えに最強のアクセスを手に入れる

今回語ってくれたのは、34歳会社員・Tさん。都内の有名大学を卒業後、就職のタイミングで埼玉県の実家を離れて恵比寿へ。詳細はお伝えできないのですが、ご本人の「テニサーに入るようなキャンパスライフは送っていなかった」という言葉の通り、落ち着いた雰囲気の男性です。そんなTさんが新卒1年目からいきなりアッパーな街・恵比寿を選んだきっかけは?

「渋谷を拠点に生活しているので、渋谷に近ければ近いほどいいなって思ったんです。調べてみたら、三軒茶屋か中目黒が良さそうだなって思ったんですけど、田園都市線も東急東横線も、混み合うし。神泉は、道玄坂のクラブやラブホ街に向かって歩いて帰ることになるのが嫌だったんです。渋谷周辺で色々内見に行ったけど、結局はJR山手線沿線が、一番便利かなって。それだけの単純な理由で選びました」

至ってシンプルな理由。確かに、渋谷駅を走る路線で比較的空いているのは、東京メトロ・副都心線もしくはJR山手線です。都内に勤務するサラリーマンの平均通勤時間は58分(2014年 不動産情報サイトアットホーム調べ)。働き盛りのアラサー世代にとって、通勤時間の短縮は仕事のパフォーマンスにも大きく影響します。満員電車も回避できるとすれば、かなり魅力的。しかし、やっぱり恵比寿には生活感が無い……本当に住みやすい街なのでしょうか。その他のメリットは?

恵比寿にいると、ちゃんと恋人が欲しくなる

「確かにスーパーは遠いし割高です。でも、元々自炊をしない独身男性が住むなら、あまり大きな問題では無いと思います。一応駅前にはラーメンとか、孤食に向いた店もあります。自宅でコンビニ惣菜を食べる日も多いですけど」

「恵比寿ガーデンプレイスで何かしらイベントがやってるんです。ビールとか映画とか、クリスマスは毎年イルミネーションがあって。こうやって季節の移り変わりとか、オシャレな物が勝手に目に飛び込んでくるのがいいですね。恵比寿にいると、ちゃんとクリスマス前とかに恋人が欲しくなるんですよ。本当に、どこ見てもカップルですから。ある程度働いて、友達もいて……ってなると、彼女いなくても成立するじゃないですか。生活が。その状態って、都内の独身が一度はハマる罠だと思います」

出ました。前回のA子さん(リンク)も口にしていた”外からの煽り”。プライベートが充実していないと許されない空気を街から感じるのは、男性も同じのようです。ちなみに、恵比寿の中でも、一番のオススメはガーデンタワーの先にある三田〜恵比寿3丁目エリアとのこと。Tさん曰く、「恵比寿の中でも、駅前で飲んでいるのは外から来た人と初心者。より強そうな恵比寿住民が揃っているのはガーデンプレイスよりも奥の方」だそうです。

仕事も充実、友達も多い それでも抱える将来への不安……恵比寿男性のNEXT STEPは?

「もうちょっと別の土地に住んでいたら、すんなり結婚できていたような気がします。結婚に対しては、行動が制限されるとかネガティブなイメージしか無かったんですけど、じゃあこの生活を一生維持できるのか? と考えると、絶対的な自信はないし。そもそも、僕は会社員なので、起業や海外転勤のように大きく生活が変わるような挑戦をする訳でもない。じゃあ何であの時、独りの生活を選んだんだっけ? という気持ちが出てきてますね。元カノの結婚をFacebook経由で知った時には、34歳になっていました」

「恵比寿でも、稼いでいる人はずっと恵比寿に残りそう。入会するだけで30万円以上かかるようなジムもありますしね。庶民には想像つかないようなヤバい生活している人がいっぱいいるんだろうな、と思います。結婚できたら、東横線の横浜方面にマンション買うのかな。ローン組むこと考えると、もうそろそろちゃんと将来考えないとヤバいですよね。もう、ヤバいしか言ってない……」

何かとお高くとまっているイメージを持たれてしまう恵比寿ですが、そこにはアラサー世代のリアルな日常が詰まっていました。前回お話しを伺った女性・A子さんが精神をアッパーに保つために恵比寿を選んでいたのに対して、Tさんは街の瘴気にやられてしまった模様。恵比寿での生活を楽しめるかどうかは、年収や肩書きよりも、メンタルの強さにかかっているようです。

【第1回】アラサーOLが住むべき街、高円寺 TSUTAYAもスタバもないけれど、彼氏がいなくても生きていける
【第2回】男がいつか卒業する街、高円寺 タワマンの存在しない、サラリーマンのネバーランド
【第3回】“恵比寿在住”は女の加圧トレーニング 家賃12万円を払って独身アラサーが手に入れるメリットは?

関連リンク:ブログ「TOKYO 3H

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